住宅の地震対策とは?備えで家族と家を守るために重要なポイントを解説します
2025年2月1日
地震はいつ起こるか分かりません。
しかし、日本に住む限り、そのリスクと向き合う必要があります。
備えあれば憂いなし。
この地震への備えは、決して過剰なものではありません。
大切な家族と住まいを守るために、今、できることを始めましょう。
今回は、戸建て住宅での地震対策について、具体的な方法と注意点を分かりやすくご紹介します。
目次
地震住宅災害対策の基本ステップ
家具の転倒防止策
地震による家具の転倒は、大きな被害につながります。
特に、本棚や食器棚、テレビなどは重量があり、倒れると大きな衝撃を与え、ケガの原因となります。
転倒防止には、市販の耐震グッズを活用しましょう。
突っ張り棒タイプや壁に固定するタイプなど、家具の種類やサイズに合ったものを選ぶことが重要です。
また、家具の配置にも注意が必要です。
通路や出入り口付近には家具を置かず、避難経路を確保しましょう。
背の高い家具はベッドや布団から離して設置し、重いものは低い位置に置くことで、重心を下げ、転倒しにくくします。
避難経路の確保と確認
地震発生時は、迅速な避難が不可欠です。
普段から、各部屋から玄関やベランダへの避難経路を確認しておきましょう。
複数の避難経路を確保しておけば、地震によって経路が遮断された場合でも、安全に避難することができます。
家具の配置だけでなく、通路に物が散乱していないかなども確認し、避難経路を常に確保しておきましょう。
集合住宅の場合は、非常口や非常階段の位置、使用方法も事前に確認しておきましょう。
また、自宅から最寄りの避難所までの経路も確認し、地図などに書き込んでおくと安心です。
防災グッズの準備と収納方法
地震発生時には、ライフラインが寸断される可能性があります。
そのため、食料、水、懐中電灯、ラジオ、携帯トイレなどの防災グッズを事前に準備しておくことが重要です。
3日分を目安に備蓄することをおすすめしますが、高層マンションなどでは、ライフライン復旧に時間がかかる可能性を考慮し、7日分程度の備蓄も検討しましょう。
防災グッズは、持ち出し用と自宅保管用に分け、それぞれ必要なものを収納しましょう。
持ち出し用は、すぐに持ち出せるように、リュックサックなどにまとめて保管します。
自宅保管用は、複数の場所に分散して収納することで、万一、家屋が損壊した場合でも、容易にアクセスできるようにします。
地震発生時の適切な行動と家族への指示
地震発生時は、まず身の安全を確保することが最優先です。
屋内にいる場合は、机やテーブルの下などに身を潜め、頭部を保護します。
ガラス窓や倒れやすい家具から離れることも重要です。
地震が収まっても、余震に備えて安全な場所に留まりましょう。
屋外にいる場合は、倒壊の危険がある建物から離れ、安全な場所へ避難します。
海岸部にいる場合は、すぐに高台へ避難し、津波に備えましょう。
家族と事前に避難場所や集合場所、連絡方法などを話し合っておき、地震発生時には落ち着いて指示を出せるように準備しておきましょう。
安否確認方法の事前準備と連絡手段の確保
地震発生後、家族の安否確認は非常に重要です。
事前に、災害用伝言ダイヤル「171」、災害用伝言板、SNSなど、複数の連絡手段を決めておきましょう。
家族で連絡を取り合うためのグループを作成しておいたり、緊急時に使用する固定のメッセージを決めておくのも良いでしょう。
また、被災時は家族が離れてしまう可能性もあるため、集合場所や、集合場所に行けない場合の連絡方法も事前に決めておくことが大切です。
地震への備えを強化する追加対策
住宅構造の耐震性向上
地震への備えとして、住宅の耐震性を高めることも重要です。
耐震診断を受けて、必要に応じて補強工事を行うことを検討しましょう。
耐震補強工事は、建物の構造や状態によって費用や工期が異なりますので、専門会社に相談することが大切です。
火災予防と初期消火対策
地震による火災は、甚大な被害をもたらす可能性があります。
普段から、ガスコンロの火の消し忘れに注意し、電気設備の点検を定期的に行いましょう。
また、消火器を備え付け、使用方法を家族全員で理解しておきましょう。
地震発生時には、まず火を消し、安全を確保してから避難しましょう。
地域防災計画への参加と情報収集
地域の防災計画を理解し、防災訓練に参加することで、地震発生時の適切な行動を学ぶことができます。
また、地域のハザードマップを入手し、自宅周辺の危険箇所や避難場所を把握しておきましょう。
近隣住民との連携と助け合い
地震発生時は、近隣住民との連携が重要です。
事前に顔見知りになっておいたり、助け合いの約束をしておいたりすると、いざという時に安心です。
非常食の備蓄とローテーション
非常食は、賞味期限に注意し、定期的にローテーションを行う必要があります。
備蓄する際は、保存期間の長いものを選び、家族の嗜好に合わせたものを用意しましょう。
まとめ
地震への備えは、家具の転倒防止、避難経路の確保、防災グッズの準備、地震発生時の行動、家族間の安否確認など、多岐にわたります。
この記事で紹介した対策を参考に、ご自身の状況に合わせて、できることから少しずつ備えを進めていきましょう。
地域の情報収集や近隣住民との連携も忘れず、安全で安心な生活を送るために、継続的な取り組みが大切です。
地震はいつ起こるか分かりません。
しかし、備えをしておくことで、被害を最小限に抑えることができます。
今すぐ、家族を守るための第一歩を踏み出しましょう。
三井開発には、住宅ローンアドバイザー、ファイナンシャルプランナー、宅建士も常駐しております。
お金に関する相談、土地や建売住宅についてなどでご不明点やお悩みがございましたらいつでもお気軽にご相談ください。
詳しい詳細が気になる方はコチラ!
https://www.mitsuikaihatsu.co.jp/interior/