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住宅購入ノウハウ
一戸建てとマンションとの比較や家を買うタイミング、購入後の保証など一戸建て購入に関する情報をご紹介します。意外と知らない住宅購入の知識や確認しておきたいポイントなどぜひ参考にしてみてください。
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- MK C-001
住宅のアフター
サービスとは?
住宅は、購入後のメンテナンスが必須です。そのため購入する際は、アフターサービスが充実しているかという点にも注目する必要があります。
ここでは、住宅購入のポイントと、その後のメンテナンスについてご紹介します。
売主物件を選んで家を買う
不動産には売主物件と仲介物件の2種類があり、購入時にどちらを選ぶかで購入費用や対応などで差が出ることがあります。売主物件には、以下のような特徴があります。
・仲介手数料が不要
仲介物件の場合、買主は仲介業者に物件価格の3%+消費税(8%)程度の仲介手数料を支払わなくてはなりません。不動産は高額ですので、3%+消費税(8%)程度であっても、かなりの高額になります。例えば、3,000万円の物件であれば100万円程度の仲介手数料が必要です。
しかし売主から直接購入すると、仲介手数料を支払う必要がないため費用が抑えられます。
・対応が迅速であることが多い
家の構造などを熟知しているため、メンテナンスなどの対応がスムーズに行われます。また、直接売主とやり取りすることができるため、連絡の行き違いや対応の遅延も少ないと言えます。
仲介業者を選んで家を買う
仲介業者とは、家を購入する人と売主の間に入り、売買契約を成立させるための業者です。不動産売買のノウハウを持つプロであり、両者間の商取引に関するトラブルを回避します。
契約が成立した際には、購入者が仲介業者に仲介手数料を支払わなければなりません。これは成功報酬となっており、契約が成立した時にのみ発生します。
不動産の知識がないと売買契約を交わすことが困難であるため、特に中古物件の場合は、仲介業者が入ることが多いようです。ただし、仲介業者は建築時には関わっていないため、下記のような懸念があります。
・責任の所在がわかりにくい
住み始めてからその家に欠陥があることがわかった場合や、経年劣化などによるトラブルについて、家の持ち主は仲介業者に連絡をしますが、仲介業者は施工業者に保証を求めます。そのため、責任の所在が見えにくくなります。
また、施工業者が倒産や経営危機にあるなどの理由で保証してもらえない場合でも、仲介業者が代わりに保証してくれることはなく、家主が自ら負担しなくてはならないケースもあります。
・レスポンスが遅い
仲介業者はその家の構造などを把握していないことが多く、不具合があった場合に施工業者への連絡が遅れることがあります。
施行業者と直接やり取りができない分、レスポンスが遅くなることは覚悟しておきましょう。
アフターメンテナンスの必要性
住宅に安心して長く暮らすためには、定期的なメンテナンスや点検が必要不可欠です。アフターサービスの充実したハウスメーカーを選べば、そういった心配を軽減できます。
三井開発では、設計施工から販売までを一貫して行っており、アフターサービスも充実しています。
売主として建てた物件は管理システムで情報を保持し、新築から2年経過すると施工監督による定期点検が行われます。住宅は建てるだけで完了ではなく、その後の点検とメンテナンスによって安心して長く住むことができるのです。
どんなに優れた住宅であっても、必ず経年劣化します。メンテナンスなくして、快適な暮らしを維持することは、難しいと言えるでしょう。
そのため、物件が気に入ったからと言ってすぐに購入を決断するのではなく、アフターサービスをきちんと行っている業者かどうかを確認し、慎重に選ぶことをおすすめします。
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- MK C-002
知っておきたい
住宅の保証について
住宅の購入は、多くの人にとって人生最大の買い物となるでしょう。ローンを組んでやっと購入した住宅に欠陥があったら、泣くに泣けませんよね。そこで国は、こういったリスクをカバーするための、住宅の保証に関する法律を設けています。
そこで今回は、「品確法」と「住宅瑕疵担保履行法」についてご説明していきます。
品確法に基づく住宅の10年保証とは?
品確法は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の略称で、新築住宅の瑕疵(かし)の保証に関する取り決めが大きな柱の一つとされています。
瑕疵という言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、建物などの欠陥や欠点を指します。新築住宅を購入、または建てた後に瑕疵が見つかった場合には、売主やハウスメーカーなどに対して、建物の持ち主が保証を求めることができます。
保証内容としては、欠陥部分の補修や損害賠償、さらには売買契約自体の解除などがあります。
以下の内容に関して新築住宅の引渡しから10年間保証され、保証期間の短縮は許されていません。
・基礎、柱、床など住宅の構造の主要部分
・屋根、外壁などの雨漏りを防止している部分
品確法でも免れないリスクについて
品確法が定められたことによって、ハウスメーカーなどへ欠陥部分の補修や賠償を請求できるようになりましたが、一戸建ての引き渡し後10年以内にハウスメーカーが倒産した場合や、不誠実な対応をする業者であった場合などは、住宅の欠陥が保証されない可能性もあります。こういった場合、住宅の持ち主が補修費用を負担せざるを得ません。
一見完璧な保障に思えるこの法律ですが、このようなリスクが隠れていたのです。
住宅瑕疵担保履行法に基づく保証制度
前述したように品確法には保証が十分でない部分ありましたので、こういった問題を踏まえて、平成21年10月1日から「住宅瑕疵担保履行法」が施行されています。この法律では、品確法の抜け道となり得る、施工業者やハウスメーカーの倒産などに際して、代わりに保証する保険会社への加入、供託を義務付けたのです。そのため、住宅の持ち主が自己負担する事態は回避できるようになりました。
これら2つの法律によって、大切なマイホームがより安全に手に入れられるようになりました。
しかし、この法律は権利を守るためのものであり、欠陥住宅を減らすためのものではありません。品確法には「住宅性能表示制度」というものがあり、性能を数値化して示すことができ、強度や安定性などを測ることができますので、購入の際はこれを参考にすると良いでしょう。
また、法律で定められた保証のほかに、ハウスメーカーが独自に行っている保証もあるため、住宅購入の際は建てた後のこともしっかりと調べたうえで検討することをおすすめします。
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- MK C-003
初めての一戸建て
引っ越しの準備をしよう
あこがれの一戸建てが完成したら、いよいよ引っ越し。引っ越しをする際は、荷物の整理だけでなく、電気、水道、ガスの手配など、さまざまな準備が必要です。 ここでは、賃貸マンションなどから一戸建てへ引っ越しをする際の準備や費用についてご紹介します。
引っ越しの準備はこうやって始めよう
引っ越しの準備は以下の順番で行いましょう。
・引っ越しの日時を決める
・引っ越し業者に見積もり依頼し、業者を決める
・身の回りの荷物の整理
・電気、水道、ガスの手配(現在の住宅の使用停止依頼、引っ越し先の開栓依頼)
それぞれのタイミングで行う具体的な内容は次の通りです。
品確法でも免れないリスクについて
1.引っ越しの日時を決める
最初に引っ越しの日取りと時間を決めなければなりません。一戸建てを新築した場合は、引き渡し後の都合の良い日に設定すれば問題ありません。
引っ越しは土日祝に行う人が多く、特に引っ越す人が多くなる2月~4月は希望の日時が押さえづらくなります。仕事や家族の都合で繁忙期にしか引っ越せない方は、早めに決める必要があります。
2.引っ越し業者に見積もり依頼し、業者を決める
業者に依頼する際は、見積もりを取ってから決めましょう。引っ越し時期や荷物の量によって金額が変わります。
見積もりはweb上の一括請求などを活用すれば、おおまかな見積もりを出してもらうことができます。しかし、実際に荷物の量を見て見積もりを出しているわけではありませんので、金額にズレが生じることがあります。
確実な見積もりが欲しい方は、引っ越し業者に実際に家に来てもらって見積もりを出してもらうと良いでしょう。
3.身の回りの荷物の整理
荷物の整理は2カ月ほど前から少しずつ行います。引っ越しに使うダンボールは業者から無料でもらえることがほとんどですが、自分で用意する場合はスーパーなどでもらうか、ホームセンターや通販などで購入すると良いでしょう。
引っ越し前に買い替えるもの
一戸建てへの引っ越しでは、部屋の広さや数に合わせて家具や家電を買い替えることが多くなります。
引っ越し後は荷物の整理などでバタバタしますし、家具や家電は生活する上で必要なものですので、引っ越し前に購入しておき、引っ越し直後に届くように手配しておくと便利です。
カーテンは、現在の住居と窓のサイズが一緒でない限り、必ず買い替えなければならないものですので、サイズを確認して早めに購入しておきましょう。
気をつけなければいけないのが、家具のサイズです。部屋が広いからといって、ダブルベッドなど大型家具のサイズをよく確認せずに購入すると、玄関から搬入できないという事態に陥ることも。クレーン車を使って搬入することも可能ですが、その場合は数万円の費用が必要になります。
また、一戸建てに引っ越すと部屋数が増えることが多く、エアコンの買い足しが必要になる場合もあります。エアコン取り付け費用は、機種や設置場所、工事内容によって異なります。9,000円~20,000円前後が相場で、カバーの取り付けや壁面取りつけ工事などの場合は工事費用が加算されることもありますので、事前に見積もりを取っておくと安心です。
一戸建ての引っ越しにかかる費用
一戸建ての引っ越し費用は、荷物の量、引っ越し時期、地域などによって変わります。大まかな相場としては、以下になります。
<通常期4人家族>
移動距離15km未満 平均10万円前後
移動距離50km未満 平均11万円前後
<繁忙期4人家族>
移動距離15km未満 平均12万円前後
移動距離50km未満 平均13万円前後
これはあくまでも平均ですが、一般的には4人家族の場合は10万円以上の費用が必要だと覚えておきましょう。
移動距離が長くなればなるほど料金は高くなりますので、繁忙期に移動距離が50km以上である場合は、20~30万円前後の費用が必要になります。
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一戸建てを購入する時に
確認しておきたいポイント
住まいの選択はその後の人生、家族の在り方を大きく左右します。悔いのない選択をするためのチェックポイントをご紹介します。
業者選びのチェックポイント
住宅選びは、信頼できる会社、誠実な担当者を見つけることが最重要課題です。
ではよりよい業者を見極めるにはどうしたらよいのでしょうか。「首都圏不動産公正取引協議会」による「信頼できる不動産会社を選ぶ」を参考にピックアップしてみました。
1.契約を急がせたり、何でも安請け合いしたりする業者は要注意。
2.同じ地域で長く営業している会社は安心。
3.頻繁に事務所が移転したり、商号や役員が入れ変わっている会社は要注意。
4.違法な電柱ビラ、存在しない物件をあたかもあるように「おとり広告」を出す業者はさける。
上記は主に販売会社としての資質を判断するものですが、建設業者の善し悪しをチェックするなら、その会社が施工している工事現場に足を運んでみるのがおすすめです。
購入予定以外の建物でも、柱や梁に使っている材料を見たり、断熱材の入れ方、工事現場がきれいに掃除されているかなどを見るだけでも、普段、どんな姿勢で仕事をしているのか、おのずとわかるものです。
過去に販売された物件を見たり、その周辺に住む人に建設会社の評判を聞くのも参考になるでしょう。
建売住宅の場合は、土地の仕入れ、住宅の建設、販売、アフターケアまでトータルに行う会社なら、信頼度が高いといえます。
現地販売会へ出かけよう
百聞は一見にしかず。「現地販売会」へ出かけ、自分の目で見て、自分たち家族の条件にあっているかどうかを判断しましょう。
その際、冷静に判断するため、事前にチェックポイントを整理しておくことをおすすめします。
・広さや間取り、動線は大丈夫か。
・日当たり、風通しは満足できるか。
・収納スペースは足りているか。
・コンセントの数は十分か。
・内装のグレードやキッチンや浴室など設備機器は満足できるものか。
・隣の家の窓の近さなど、プライバシーは確保されているか。
・ゴミの収集場所はどこか、など。
建売住宅の購入は、基本的に申し込みの先着順です。
そして申し込みの際には、住宅ローンの事前審査の承認が必要となる場合があります。
必要書類を持参すれば販売会社で手続きしてくれるケースもあるので、事前に用意しておくとスムーズです。
事前審査必要書類
・本人確認資料(免許証の写しと保険証の写し、運転免許証がない場合はパスポートの写し)
・収入に関する書類(過去3年分の源泉徴収票または確定申告書、納税証明書)
・認印
・車や家のローンがある場合はその返済表 (名前、金額がわかる部分の写し)
利便性と周辺環境をチェック
マイホームの住み心地を左右するのは、建物だけではありません。実際にそこに住むようになったとき、日々の暮らしが快適に送れるかどうか、家族の生活パターンに照らし合わせてチェックしましょう。
1.職場や学校までのアクセス
通勤や通学する時間帯に合わせて、行き来してみる。
利用する交通機関の始発・終電の時間。
子供の通学路が、安全かどうか。
2.生活環境
普段の買い物に便利な施設(スーパーマーケットやコンビニエンスストア)、病院、役所、銀行、郵便局、ATMなどが、どのくらいの距離にあるか。
3.子育て環境
保育所、学校、塾など子育てに必要な施設が近くにあるかどうか。
子供が遊べる公園が近くにあるかどうか。
近所に同年代の子供や、同世代のファミリーがいるか。
4.地域環境
近くに風俗店や墓地などの嫌悪施設がないか。
治安はよさそうか。
騒音や匂いを発生させる施設はないか。
隣に空き地がある場合は、何か建設される計画はないか。
建物が建つ場合は、どれくらいの高さになるのか。
家の周辺を時間帯や曜日を変えて実際に歩いてみて、街の雰囲気をチェックすることをおすすめします。入居してから気づいても、どうしようもないのが周辺環境。念入りにリサーチしましょう。
購入する家を決めるまでには、たくさんのチェックポイントがありますが、実際には、希望のすべてを満たすのは難しいものです。
自分たちの住まい選びの優先順位を整理しておき、多くの優先項目を満たす物件のなかから、最終的に一つに絞るのが現実的でしょう。
多少条件に合わなくても、ちょっとした工夫で問題が解決することもあります。家選びでは譲れる線、絶対に譲れない線を決めておくことも大切です。
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新築一戸建ての住宅を
購入するときの流れ
家の購入は、ほとんどの人が初めての経験。インターネットなどで情報収集したり、現場見学を繰り返したりと、購入物件を決めるまでの期間は人それぞれですが、いざ物件を決めて申し込みをすれば、入居までは「あっという間だった」という話をよく聞きます。さまざまな手続きの連続、専門家でないと理解しにくい内容もたくさん出てきて「頭が真っ白…」なんてことにならないよう、事前準備しておきたいものです。
入居までのプロセスを知っておこう
一般的な新築の建売住宅を例にとると、物件探しから引き渡しまでの流れは、おおむね以下のようになります。住宅ローンを組む場合は、物件選びや購入手続きと並行して動くことになります。
1.物件情報収集/資金計画
2.現地見学/物件の絞り込み
3.物件購入の申し込み/住宅ローン事前審査
4.重要事項説明
5.売買契約締結/住宅ローンの申し込み
6.融資の審査・決定/ローン契約
7.引き渡し/入居
購入申し込みと同時にローン事前審査を
物件が決まったら、「購入の申し込み」を行います。購入の申し込みとは、物件を購入する意思を正式に示す手続き。その際、5~10万円の「申込証拠金」が必要となります。このお金は正式契約の際には手付金の一部に充当され、契約に至らなかった場合には返金されます。
購入の申し込みをするタイミングで、住宅ローンの事前審査を申し込むことができます。金融機関や販売会社と相談して、早めに審査を受けておくと安心です。
重要事項説明から契約までは慎重に
契約前の「重要事項説明」とは、宅地建物取引業法で義務付けられているもので、宅地建物取引業者(住宅販売会社・不動産業者)が物件に関する重要な情報を書面にまとめ、購入者に説明を行うことです。
重要事項説明は事前に書類を受け取り、内容を把握するか、あるいは説明を受けた後、いったん書類を持ち帰り、細かいところまで読み込むようにします。重要事項説明から契約までは時間をとってじっくり検討し、疑問点や不安などをすべて解消したうえで、契約に進みたいものです。
重要事項説明書に納得できれば、いよいよ契約を結ぶことに。契約時には一定の手付金を払うことになります。通常は売買代金の5~20%程度です。
手付金は契約成立の証拠となるお金で、買主の都合で契約を解除する場合は、手付金を放棄しなければなりません。
後戻りはできないので、慎重に行いましょう。
建物完成後に開かれる「内覧会」
契約が終わったら次は建物の引き渡し、入居へと進んでいきます。
ところで新築物件を購入する場合、契約時にはまだ建物が完成していないケースがよくあります。
そんな場合は建物完成後に開催される「内覧会」で、実物の確認作業を行います。契約した図面の通りできあがっているか、床が傾いていたり、建具が曲がっていたりしないか、ドアや窓、収納の扉などはスムーズに開閉できるかなどをチェック。
問題がある場合は納得のいく説明や修繕対応をしてもらいます。
住宅ローンが実行され、支払いが完了すれば、いよいよ引き渡し。夢のマイホームがついに自分のものになります。
建売住宅を建築前に買うメリット
ここでは一般的な建売住宅の購入のプロセスをご紹介してきましたが、ひと口に建売住宅といっても、すでに完成した家を買うケースと、家が建つ前に買うケースがあります。前者の場合は仕様の変更ができませんが、後者なら壁紙の変更や設備機器のグレードアップなど、オプションを追加できるケースもあります。
建築前の物件を買う方法としては「建築条件付き土地」を購入するという手段もあります。
「建築条件付き土地」とは、指定された住宅メーカーや建築業者で、一定期間内に家を建てることを条件に購入できる宅地のことです。この場合はまず「土地売買契約」を結んだ上で、建築業者と設計や仕様の打ち合わせを行い、「見積り」「建築請負契約」というプロセスをふむことになります。
通常の建売住宅に比べ、多少時間も手間もかかりますが、間取りや設備機器、内装に選択の幅が増えるのがメリットです。
マイホーム購入は、ほとんどの人にとって一生に一度になるかもしれない大仕事。気を引き締めて対処しましょう。
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大規模分譲住宅の
メリットとは
「分譲住宅」とは、あるまとまった広さの土地を一定のプランのもとに区画整理し、家を建て、家と土地を販売するものです。
ひと口に分譲住宅といっても、その規模は数戸程度を分譲する小規模開発から、数十戸~数百棟を分譲する大規模開発までさまざま。その開発規模によって、立地環境や住人にもたらす利点に違いがあります。
「自分たち家族は、どんな街で、どんな風に暮らしたいのか?」
家族のライフスタイルにあった、分譲住宅選びの手がかりを考えてみましょう。
既存の街に建てられる小規模分譲住宅
コンパクトな開発による小規模分譲住宅は、既成の市街地のなかで販売されるケースがほとんどです。例えば、相続に伴って売却された土地を4区画に分割し、住宅を建て販売するなど。こうした物件の立地は駅から徒歩圏内であったり、幹線道路に近かったりと比較的利便性の高い場所にあるのが特徴です。 ただ開発規模が小さいため、街並みの整備などへの配慮まではされません。その住宅を購入するかどうかは、既存の街が自分たち家族にとって住みたい、魅力的な街であるかどうかが、判断基準のひとつとなるでしょう。
新しい街を形成する大規模分譲住宅
一方、大規模開発による分譲住宅は、広い敷地を要するため郊外で開発されるのが一般的。駅から離れていることも多いですが、区画が整然と整備され、統一感のある美しい街並みを形成しているのが特徴です。
1区画の広さにゆとりがあり、日当たりと風通しに配慮した建物の配置は、良好な景観を実現。また世帯数が多ければ、大型スーパーやコンビニエンスストアの新規出店も期待され、大規模になればなるほど利便性の高い、新しい街へと発展します。
安全、快適に暮らせる街づくり
大規模住宅地は、区分けした敷地内に家を建てて販売するだけでなく、ひとつの街として周辺環境の開発が同時に行われるため、セキュリティが行き届いた安心・安全な街づくりをすることが可能です。
例えば、住宅街を通り抜ける道路は設けず、必ず入った道路に戻ってしまうように設計し、住人以外の車に抜け道として利用されないように工夫する。車がスピードを出しすぎないように車道は曲線にする、といった具合。
無用の車が入ってこないようになっていれば、不審者の侵入も抑止することができ、敷地内の違法駐車や交通事故を少なくすることができます。
分譲地内の道路は、誰でも通行できる公道でありながら、実質的には住民専用の道路となるように道路計画がなされるのです。
街灯による防犯対策や遊歩道など、安心を支えるインフラが整備された環境は、子供から高齢者まで、あらゆる世代にとって快適なものといえるでしょう。
穏やかなコミュニティが築きやすい環境
こうした大規模分譲住宅地は、ある程度プライバシーを守りながら、のびのびと子育てしたいと考える世代に人気があります。
ほぼ同時期に入居し、ライフスタイルや家族構成、価値観が近いことが多く、コミュニティが築きやすいのも特徴のひとつです。
計画的に美しく整備された環境のなか、歩道や公園もあり、自然と外に出る機会が増え、年齢の近い子供やママ友と出会うチャンスも多くなります。子育てや学校、病院やショッピングに至るまで、さまざまな情報交換もでき、充実したコミュニティライフが築けることでしょう。
大規模開発は資金力が必要なので、手がけるのは大手不動産会社や住宅メーカー、地域の有力企業などが中心になり、信頼性が高いのも安心な点です。
そこに暮らすことにプライドを感じるような美しい街並みの住まいは、資産としての価値が高く、もし売却することになっても、高額に査定され、スムーズに売却することができる可能性が高いでしょう。
利便性の高い立地で探せる小規模開発の分譲住宅、美しい街並みのなかで悠々とした暮らしが実現できる大規模開発の分譲住宅。
どちらが家族のライフスタイルにあっているか考えてみましょう。
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建売住宅と
注文住宅のちがいとは?
ひと口に一戸建て住宅といっても、その購入方法はさまざまです。それぞれの違いを理解し、予算やライフスタイルにあった最良の買い方を見つけましょう。
新築一戸建ての購入方法は3パターン
新築の一戸建て住宅を手に入れる場合、大きく分けて以下の3つの選択肢があります。それぞれのメリットとデメリットを検証してみましょう。
1.土地を自分で探して、そこに注文住宅を建てる。
2.建売住宅を購入する。
3.建築条件付きの宅地を購入し、指定された建築業者で家を建てる。
お金と時間はかかるが自由度の高い注文住宅
注文住宅は、土地選びから始めることができ、建物についても自由にプランニングできるのが大きなメリットです。お気に入りのハウスメーカーを選んだり、憧れの建築家に依頼したり、世界にひとつしかないオリジナリティにあふれた家を建てることができます。
しかし、一戸一戸がオーダーメイドとなる注文住宅は、どうしても費用が高くなります。また、土地取得を完了させた上で、設計・施工の依頼先を決め、設計・着工というプロセスをふむことから、入居に至るまでの時間が長くかかります。住宅ローン金利や優遇税制も、時間が長くかかれば計画当初のものが利用できない場合もあります。
建売住宅なら即入居することも可能
建売住宅は多くの場合、完成直前や直後に販売されます。つまり家を買いたいと思ってから契約、入居までが実にスピーディーに行えます。
完成済みの家なら、間取り、インテリア、設備機器の仕様だけでなく、実際に物件を見て、空間のスケール感や日当たり、風通しなどを確認することが可能。さまざまな物件を見学し、比較検討して選ぶことができるのも大きなメリットです。
価格がすでに決まっている点、部材を規格化することなどで、建物のコストが抑えられている点も建売住宅の特徴です。ある程度の規模の建売住宅なら、街並み全体が調和しているのも魅力といえるでしょう。
反対にデメリットは、間取りや仕様があらかじめ決められていて自由度が少ないこと。希望エリアに物件があるとは限らないことなどが挙げられます。
注文住宅と建売の間が「建築条件付き宅地」
「建築条件付き宅地」とは、土地購入と建築請負契約が一体化されたシステム。宅地を買うにあたって、指定された住宅メーカーや工務店などで、一定期間内に建築請負契約を結ぶことが条件になっています。もしもうまく建築請負契約に至らなかった場合は、土地の売買契約も白紙となり、土地売買契約時に支払った代金などは全額返還してもらえるというものです。
最大のメリットは、土地と建物を別々に手配するのに比べ、金額が比較的安く抑えられているところです。建売住宅とは異なり、プランに可変性があり、工事過程が見学できるので、どんな施工をしているのか確認することもできます。
一方デメリットとしては、注文建築とはいえ建築業者が指定されているので、構造・工法が選べないことがあげられます。プランなどに一定の制約が付くことが多く、実際には完全自由設計というよりはイージーオーダー的な注文建築になるケースが多いようです。
ハイクオリティの建売住宅が増えている
初めてマイホームを購入した人の平均購入額をみると、土地+注文住宅が3,948万円、分譲住宅(建売住宅)が3,474万円。土地+注文住宅のほうが474万円高くついています。(国土交通省『平成25年度住宅市場動向調査』より)。
建売住宅は販売価格が明示されているので、わかりやすく予算オーバーが防ぎやすい。対して注文住宅はあらかじめ予算を決めても、細部までは実際に設計してみないとわからない。建築家に依頼した場合は設計料が建築費の10%前後別途必要となり、予算オーバーに陥りやすいといえます。
ところで従来は「予算にも時間にも余裕があるなら自由設計の注文住宅」「限られた予算で素早く探すなら建売住宅」というのが定説でした。しかし近年はデザイン性、住宅性能ともに、建売住宅のクオリティがぐっと上がってきています。実際、消費税増税後は、建売住宅の人気が高まっています。
今まで注文住宅でしか実現できなかった設備や間取りの可変性が、建売住宅でも標準化されつつあり、オプション装備などで少しずつ対応可能になってきました。良質な建売住宅が、現代の住宅のトレンドといえるでしょう。
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住宅購入の
タイミングとは
夢が広がるマイホームの購入ですが、具体的に考えるのはどんなときでしょうか。結婚を機に、出産を機に、子供が小学校に上がる前に、定年退職をむかえたときに……。家を買うときは人生のターニングポイントのときでもあります。しっかりタイミングを見極めたいものです。
30歳代で購入する人が一番多い
国土交通省による『平成25年度住宅市場動向調査』によると、初めてマイホームを買う人の年齢は「30歳代」が最も多く、注文住宅・分譲住宅では全体の5~6割程度をしめています。
30歳代といえば社会人になって6~10年目。年収も安定しつつあり、体力的にもバリバリ働ける年代。30代前半なら結婚や子供の誕生などで新しい暮らしがスタートする時期、30代後半ともなると「夫婦2人と子供2人」といった具合に家族構成もほぼかたまり、マイホームを購入する理由と環境が整う年代です。
20歳代で家を買う人も増えている
安定志向からか「20代のうちに家を買ってしまおう」と考える人も少なくありません。頭金がなくても住宅ローンが組める現在では、若くして家を買うことが可能なのです。
「家賃を払い続けるのなら、ローンを払ったほうが賢明」「いずれ家を買うなら、早いうちに買って、長く快適に暮らしたほうが得」という考え方もあります。そして、若くしてマイホームを手に入れる最大のメリットは、ローンの返済期間をゆったり長く組めることです。
20歳代であれば30年ローンを組んだとしても50歳代のうちに返済が終わり、その後は老後資金の準備などに専念できるようになります。長期ローンになるので利息はかさみますが、毎月の返済額を低く設定することができ、生活費を圧迫しません。収入に余裕ができ、繰り上げ返済などで完済時期を早めれば、総支払額も軽減されるというわけです。
一方デメリットは、若くて収入が少ない分、借入可能額も少ないということ。頭金が少なく、借入可能額も少ないと、買いたい家の価格と折り合いをつけるのが難しいかもしれません。また、生活がどう変化してしまうかわからないので、家がその変化に対応できないケースも。安易に頭金ナシで家を買うのはリスクを伴いますが、20代のうちに買うメリット・デメリットを理解したうえで決断するのであれば、それも選択肢の一つといえるでしょう。
どの年代で家を買うにしても、住宅購入に伴うローン審査には団体信用保険(通称「団信」)への加入が条件となります。つまり健康状態が良好でないと住宅ローンも借入ができないということ。若くて健康なうちにローンを組むのがよいのです。
住宅ローンは子供の教育費と同時進行
人生のなかの三大資金は「住宅資金」「教育資金」「老後資金」と言われています。ちなみに「子どもにかかる教育費は1人1000万円以上」というのが現代の定説。
文部科学省の『平成24年度子供の学習費調査』と日本学生支援機構の『平成24年度 学生生活調査』をもとに計算すると、幼稚園から大学まですべて公立で769万円、全部私立なら2205万円かかることに。なかでも最もお金がかかるのが塾や授業料が高くなる中学~大学進学の時期。となると40歳~50歳代では、住宅ローン返済と教育費のダブルで家計が圧迫され、この年代が後ろにいくほどに老後の貯蓄もままならないことに。
この局面をうまく乗り切るためには、ギリギリでも30歳後半まで、子供が小学校に上がる前までにマイホームを取得し、無理なく返済し続けられる支払いでローンを組むのがベター。子供が小さいうちは、将来の教育費負担の増加に備えて、住宅ローンを払いながらも貯金できるぐらい余裕があると安心です。
長期ローンでゆったり返済できる20代。
生活が安定しはじめ、働き盛りの30代。
頭金をしっかり貯めた40代。etc.
住宅購入のタイミングは人それぞれですが、「買おう!」と思った時期の年収・ローン金利や減税制度・健康状態・将来設計・国の住宅政策、建築費や土地価格の動向など、さまざまな要素を踏まえて判断しましょう。
ただし、一番大切なのは「家」に対する思い。
「快適な環境で子育てをしたい」「広いリビングで家族や友人とくつろぎたい」など、家を持つ理由が明確なら、できるだけ早い時期に購入できるよう工夫することをおすすめします。
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一戸建てとマンション、
どっちが良い?
「そろそろ家を買おう」。こう考えたとき、一戸建てにするかマンションにするか、迷う人が多いのではないでしょうか。それぞれの住み心地、税金、資産価値などの違いを理解したうえで判断しましょう。
一戸建てとマンションの基本的な違い
一戸建ては一般的に、土地・建物ともに買った人の所有物(借地権付き住宅の場合は土地を所有しない)となります。維持管理は所有者がすべて自分の責任で行います。 一方、マンションは一つの建物のなかに複数の住戸が集まった集合住宅です。土地や建物の外側(外壁、ベランダ、窓)、ロビー、エントランス、廊下などは所有者全員の共有部分。そして各住戸の室内が個人専有の所有物。こうした所有形態を「区分所有」といい、共有部分は区分所有者全員で構成する管理組合で管理する仕組みになっています。
のびのびと暮らせる一戸建て
一戸建てのメリットから考えてみましょう。まず階下や周囲への騒音を気にしなくてすみます。子供が走り回っても、むやみに注意する必要がなく、のびのび子育てすることができるでしょう。また他人の騒音に悩まされることもありません。
吹き抜けやロフトなど、高さを活かした空間や個性的な間取りが実現できるのは一戸建てならでは。庭や駐車場を敷地内に持ちやすく、ライフスタイルの変化に合わせて増改築や建て替えも自由です。
では、デメリットとは。光熱費が思いのほかかかる。周りの家と距離があり、不審者の侵入経路が多いため防犯上の不安があります。ゴミ出し場や周囲の掃除なども自分でやらなくてはなりません。
利便性の高いマンションライフ
マンションは中古、新築を合わせて探すと、駅に近く便利な場所で見つけられる確率が高いのが大きなポイントです。また共有部分は、管理組合の委託を受けた会社が管理することが多く、自分で掃除する必要がありません。戸締りが簡単で、オートロックの設備、管理人の常駐などセキュリティ面での安心感が高いのも大きなメリットです。高層階なら眺めや日当たりがよい、断熱・気密性が高く、光熱費のコストが安くすむのもマンションならでは長所といえるでしょう。
一方デメリットは、上下左右の住人の物音が気になる。庭が持てない、増築ができないなど。室内をリフォームする場合にも管理組合の承認が必要などの制約があります。
購入してからの維持費はどちらが安い?
住宅を取得すると、翌年から毎年、固定資産税と都市計画税(自治体によって異なる)が課税され、これを支払っていかなければなりません。
固定資産税は「建物」と「土地」に課税されるものですが、木造戸建ての償却が約22年に対し、鉄筋マンションの償却は約48年。マンションは建物部分の課税が倍近く長く続くことになり、支払い額を長期的にみると、断然一戸建ての方が有利といわれています。
またマンションでは毎月、管理費や修繕積立金などの支払いが必要です。一カ月当たりの管理費の全国平均額は15,257円、修繕積立金は11,800円(国土交通省『平成25年度マンション総合調査より』)。
一戸建ての場合、管理費は不要。メンテナンスのための費用は計画的に積み立てる必要がありますが、いつ、どの程度コストをかけるかはあくまでも個人の采配で決められます。一般的に入居後の維持費は、マンションのほうが大きい傾向にあります。
将来の資産価値はどちらが有利?
マイホームは資産の大きな部分を占めるもの。購入後の資産価値がどうなるかが気になるところです。
立地によって異なりますが、一戸建てもマンションも、建物の老朽化とともに資産価値も相対的に下がっていくのが通常です。ただ、一戸建ての場合は、建物の価値がなくなっても土地の資産価値は維持されます。
また、老朽化や災害被害で建て替える場合、マンションは所有者の4/5の同意が必要です。意見がまとまらず、売却も困難といった事態もありえます。一戸建ては建て替えようと売却しようと所有者の自由。太陽光発電や燃料電池など新しい設備機器の導入で、最先端のスマートハウスへ発展させることも可能です。
こうしたことから、土地を専有している一戸建てのほうが、資産価値は落ちにくいというのが定説となっています。
一戸建てもマンションも一長一短があり、どちらがいいかは、住む人の年齢、家族構成、ライフスタイルによって大きく異なるため、住まい選びは慎重に選ぶことが大切です。
住宅の購入に必要な費用について知ろう
家を買うのにはどれくらいの資金が必要なのだろうか…… 家を購入するとなった時に気になる資金や税金、ローン、減税など住宅購入とお金に関する情報を紹介します。
- 住宅購入費用
- MK C-010
住宅を購入する際の
資金の贈与について
近年、両親から資金を援助してもらい住宅を購入する人が増えています。今回は、住宅資金の贈与に関わる税金の仕組みについてご紹介します。これから住宅を購入する予定の方は、ぜひチェックしてください。
住宅資金の贈与って?
住宅資金の贈与とは住宅を購入するにあたって、親が子に対して行う資金援助のことを言います。住宅の購入には多額の費用がかかりますから、資金援助が行われるケースも当然多く発生します。通常、金銭を贈与するには、税金(贈与税)を支払わなければいけません。
しかし、住宅資金の贈与には条件を満たすことで非課税になる特例が設けられており、親からの資金援助を受けて住宅を購入しようと考える方も増えてきています。
贈与税、相続税とは?
贈与税と相続税は、親などから資産を無償で譲り受けるときに発生する税金のことを指します。贈与は、贈与する人が生きている間に発生するもの、相続は、贈与する人が死亡した後に行われるものを指します。
税金を納めるのは、贈与や相続を受ける人です。
贈与税の税率は、贈与を受けた金額に比例して高くなります。これを超過累進税率といい、それぞれ金額の幅によってパーセンテージが決められており、また控除額も金額によって分けられています。
贈与税の非課税とは?
住宅購入の際に親から資金を援助してもらうのではなく、不動産を親と共同名義にするというのもひとつの方法です。共同名義であれば、例え親に資金を半分出してもらったとしても贈与税が課せられることはありません。
また、援助ではなく親子間での借入という形をとることもできます。この場合には借用書の作成や返済をする必要がありますが、贈与税の対象にはなりません。
そのほか、生前贈与として一部を受けることで、贈与税を軽減することができます。110万円までの贈与であれば、税金が課せられることはありません。
その他の資金援助の方法
仲介業者とは、家を購入する人と売主の間に入り、売買契約を成立させるための業者です。不動産売買のノウハウを持つプロであり、両者間の商取引に関するトラブルを回避します。
契約が成立した際には、購入者が仲介業者に仲介手数料を支払わなければなりません。これは成功報酬となっており、契約が成立した時にのみ発生します。
不動産の知識がないと売買契約を交わすことが困難であるため、特に中古物件の場合は、仲介業者が入ることが多いようです。ただし、仲介業者は建築時には関わっていないため、下記のような懸念があります。
住宅資金贈与の申告をする方法
住宅資金の贈与の申告に必要な書類は、住宅資金に関する計算明細、申告書、その他の関係書類です。戸籍謄本や所得税のわかる源泉徴収票などによって、贈与を受けた人と贈与した人の関係、受けた人の年収額を証明する必要があります。
また、住宅の取得に関係する登記事項証明書や実際にそこに住んでいる証明となる住民票なども必要になります。
これらの書類を揃え、贈与を受けた翌年の確定申告の時期に税務署で申告しましょう。
申告の手続きは、「住宅取得資金贈与の非課税枠」が適用され非課税になる場合にも必ず行わなければなりません。また、非課税の範囲を超えて課税対象となる部分に関しては、贈与税を納めなければなりません。
実際に贈与や相続を受けることになった場合には、税金が課税されるかどうかを必ず事前に確認するようにしましょう。
- 住宅購入費用
- MK C-011
知っておきたい
住宅の保証について
住宅の贈与は、贈与税の対象になります。よくわからないまま譲り受けてしまうと、多額の税金を負担することになりかねません。
そういった事態に陥らないためにも、贈与税に関する知識をしっかりと持っておきたいところです。中には、課税額を軽減できる制度もありますので覚えておきましょう。
そもそも贈与税って何?
贈与税とは、資産などを贈与された時に発生する税金です。譲り受けた時点で申告、納付が必要になります。
贈与税は金銭の受け取りだけでなく、不動産などの資産も対象となります。経済的な価値のあるもの、一定の時価であると認められたすべてのものが贈与税の対象です。もちろん、親子間の資金援助などにも課税されます。
納税額は、1年間に受けた贈与額をもとに決定されます。しかし、基礎控除が110万円となっているため、贈与の合計が110万円以下の場合には贈与税を納税する必要はありません。
贈与税が発生する場合、その税率は基礎控除後の課税額によって変わります。課税額が上がるにしたがって税率が上がる仕組みになっています。この税率の上限は平成27年の改正によって、50%から55%に引き上げられました。
なお、直系尊属(祖父母や父母など)から直系卑属(20歳以上の子や孫)に贈与された場合とそれ以外では税率が異なります。直系尊属から直系卑属への贈与税の税率は、以下の通りです。
・基礎控除後の金額が200万円以下……10%
・基礎控除後の金額が400万円以下……15%(控除額10万円)
・基礎控除後の金額が600万円以下……20%(控除額30万円)
・基礎控除後の金額が1000万円以下……30%(控除額90万円)
住宅の贈与税
不動産の贈与は名義変更によって行われますが、誰から誰に贈られるかによって税率が異なりますので、覚えておきましょう。
・親からの贈与
贈与税の存在は、親子間の高額な贈与を躊躇させるものでした。しかし現在では、若い世代にとって必要となる贈与については、一部非課税になる制度ができ、親子(または孫)間の贈与がしやすくなりました。
親から贈与された不動産には、通常贈与税、不動産取得税などがかかります。ただし親の年齢が60歳以上で贈与を受ける子などが20歳以上の場合には、相続時精算課税を利用することができます。
これは、相続時に税金を精算するというもので、特別控除額2,500万円が適用されます。不動産の価値は贈与当時の時価で計算されます。
・配偶者からの贈与
婚姻期間が20年以上の配偶者に対する不動産の贈与の場合にも、贈与税が軽減されることがあります。これを配偶者控除といい、基礎控除110万円のほかに最高2,000万円控除が受けられます。
・第三者からの贈与
第三者からの贈与には特別な控除等はなく、基礎控除110万円を引いた額に対して税金が課せられます。
相続税について
平成25年度の相続税の改正によって基礎控除の金額が引き下げられ、定額控除は3,000万円となりました。また、税率を決める金額の幅が改正され、減税されたものもありますが、ごく一部の範囲では増税となっています。
そのほか、不動産の評価額のうち、小規模住宅の特例の面積における上限が引き上げられています。
両親・祖父母から20歳以上の子への贈与は特別控除額が高く、優遇されていると言えます。資金援助を受けて住宅を購入する際は、多額の贈与税を納めずにすむように、控除の対象となる条件をしっかりと確認しましょう。
*控除の内容などは変更になる場合があります。必ず最新の情報をお確かめください。
- 住宅購入費用
- MK C-012
住宅ローンの
借り換えとは
経済情勢や各金融機関の金利の引き下げなどによって、住宅ローンを取り巻く状況は常に変化しています。住宅を購入し、住宅ローンを組んだことがある方の中には、「もう少し時期を待てば、もっと良い条件の住宅ローンが利用できたかもしれないのに…」と苦虫を噛んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
もし、今の借り入れ先よりも条件のいい住宅ローンに出会ったのであれば、住宅ローンの「借り換え」をすることを検討してみてはいかがでしょうか。
住宅ローンの借り換えとは、住宅ローンの借り入れ先を変更するというもので、手数料の支払いや必要書類の提出が必要だったり、審査があったりと手間もかかりますが、住宅ローンの返済額を大きく減らせる可能性があります。
ここでは住宅ローン借り換えのメリットや、借り換えに適しているタイミング、条件、かかる費用などについてご説明します。
住宅ローン借り換えのメリット
住宅ローンを借り換えするメリットは、上手く借り換えができれば、住宅購入時の総支出額を抑えることができるということです。住宅ローンは、金利が1パーセント異なるだけで総支出額が100万円単位で変わるということも珍しくはありません。
例えば、変動金利で返済している方の中には、今後の金利変動に不安を感じているという方も少なくないのではないでしょうか。
そのような場合、金利が低い時期に固定金利の住宅ローンに借り換えをすれば、総支出額を抑えられるということもあるのです。
住宅ローン借り換えのタイミングとは
では、住宅ローン借り換えのタイミングとしては、どのような時期が良いのでしょうか。
理想的なのは「金利が上がり始めた直後」と思われがちですが、実際に金利の上昇を把握するのは難しいものです。また、長期金利と短期金利では、変動のタイミングが異なるため、慣れていない方であれば読み間違えることもあるかもしれません。
一般的な住宅ローン借り換えのタイミングは、住宅ローンの残支払期間が10年以上、残支払高が500万以上、そして金利差が1%以上ある場合だと言われています。
金利の動きを見ながらタイミングを図るよりも、1%以上の金利差がある住宅ローンを見つけた時が、借り換え時と考えたほうがよいでしょう。
また、今後転職などで収入が減少することがわかっている場合は、早めに借り換えを行ったほうがよいでしょう。住宅ローンは借り換えの際にも審査があります。
転職をした際に勤続年数や年収減とみなされた場合、借り換えができなくなるということもあります。こうした人生の転機は、住宅ローンの審査に大きく響きかねないので、転職などは考慮した上でタイミングを図るようにしましょう。
住宅ローンを借り換えるための条件
住宅ローン借り換えの条件については、借り換え先によって異なりますが、一般的に初めて住宅ローンを借りた際の審査条件よりも厳しくなると言われています。
例に挙げると、20歳以上であること、完済時年齢が80歳未満であることに加え、現在利用している住宅ローンの返済が滞っていないかなども審査の際に見られています。
また、フラット35を利用している場合は、団体信用生命保険への加入条件も追加されますので、健康状態などについても確認しておいたほうがよいでしょう。
住宅ローンを借り換える際にかかる費用とは
最後に、住宅ローン借り換えの際の諸費用についてご説明します。
こちらも借り換えの条件同様、借り換え先によって異なりますが、一般的には「保証料」、「事務手数料」、そして印紙代などの「登記費用」がかかります。
また、元の借入先に対しても、「繰上返済手数料」が掛かるので、このような費用も考慮した上で、住宅ローンを借り換えたときにメリットを得られるかどうかを考える必要があります。特に、保証料は借り換え金額や借り換え先によってかなり差がでるので、金融機関にしっかりと確認をしておきましょう。
住宅ローンの借り換えは、上手くいけば大きなメリットを得られますが、手数料などが掛かることを考えないと、その手間が無駄になってしまいます。住宅ローンの借り換えを検討するのであれば、1社のみに絞らず、何社か見積もった上で決めることをおすすめします。
- 住宅購入費用
- MK C-013
住宅ローン減税と
すまい給付金
住宅ローンを組もうと考えている方であれば、知っておきたいのが「住宅ローン減税」や「住まい給付金」。いずれも住宅の購入に大きく役立つ制度で、チェックしておかないと後で後悔してしまうかもしれません。また、これらの制度を受けるためには一定の条件を満たす必要があるので注意が必要です。
ここでは「住宅ローン減税制度」及び、「すまい給付金」についてご説明します。
住宅ローン減税制度とは?どんな条件があるの?
住宅ローン減税の正式名称は「住宅借入金等特別控除」といいます。
条件によって異なりますが、平成26年4月から平成29年12月の間に居住した場合、10年間で最大400万円の控除を受けることができます。2014年11月時点では、平成29年12月までの概要が発表されていますが、今後変更される可能性もありますので、気になる方は国税庁のページなどをチェックしてみてください。
気になる内容は、住宅ローンを利用している方の中で、ある一定の条件を満たしている場合、10年の間、住宅ローン残高から一定の割合を、所得税から控除するというものです。
新築物件における適用条件の一例としては、以下のようなものがあります。
・適用年の12月31日にその家に住んでいること
・控除を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下であること
・10年以上の住宅ローンを組むこと
また、転勤などで家族全員が住宅から離れる場合は、その期間中住宅ローン減税の適用を受けることができなくなりますので、転勤の恐れのある方などはご注意ください(単身赴任などで家族が住んでいる場合は、適用対象となります)。
新築物件だけでなく、中古物件や増築リフォームを行った際も、適用条件を満たせば控除対象となります。通常、控除がされるのは所得税からですが、住民税から控除されることもあります。
すまい給付金とは?どんな条件があるの?
住宅ローン減税の場合、所得金額に応じて減税が受けられるため、所得金額の少ない人ほど、恩恵を受けづらくなってしまいます。この救済措置として取り入れられたのが「すまい給付金」です。
すまい給付金は、消費税が8%に増税された平成25年4月から取り入れられているもので、平成29年12月までは交付されることが決まっています(2014年11月現在)。給付金の対象となれば、消費税率が8%の時には最大30万円を受け取ることができます(10%の時には最大50万円の見込み)。
給付を受けるためには、諸条件を満たした上で、給付申請書と確認書類を提出して申請する必要があります。
すまい給付金を受け取るための条件は?
まず、住宅所有者の年収が、消費税率が8%の時には目安として年収510万円以下の方が対象となりますが(10%の時には775万円以下の見込み)、家族構成などによっては、目安金額以下であっても住まい給付金を受けられないことがありますので、あらかじめ不動産担当者などに相談してみましょう。
また、購入する物件の床面積が50平米以上であることも、重要な条件の一つ。専有面積が50平米以上でも、登記簿面積が50平米以上でないと適用されませんので、必ずご確認ください。
ほかにも、すまい給付金は実際に居住する方にしか適用されないため、遠く離れた親と共同名義で物件を購入する場合は、給付金が半分しか支給されないなどの注意点があります。
これらの減税や給付金を受けることで、住宅ローンによる負担を和らげ、住宅購入後の生活資金に回すことができます。
消費税率によっても内容が変わりますから、不明な点があれば不動産会社、金融機関などの専門家に相談してみましょう。
- 住宅購入費用
- MK C-014
住宅ローンの審査が
通らない理由とは
「住宅ローンの審査に通らなかった…」と落ち込んではいませんか?住宅ローンの審査は、思いもよらないような理由で落ちてしまうことがあります。
今回は、住宅ローンの審査に通らない理由として考えられるポイントを5つご紹介します。
ポイント1.信用情報
住宅ローンの審査に通らない、主要な理由の一つとして信用情報があります。これは住宅に限らず、他のローンを組む場合にもチェックされる重要な項目ですので、ご存じの方も多いでしょう。
信用情報とは、クレジットカードや車のローン、携帯電話の支払状況や金融事故に関する情報のことで、情報を提供している機関には、CIC、日本信用情報機構(JICC)、そして全国銀行個人信用情報センターなどがあります。
いずれも支払情報については5年ほど情報が残るため、過去に延滞や支払遅延をしたことがある方は、このような情報が原因で審査に落ちる可能性があります。
ちなみに、いずれの信用情報機関においても、1,000円で自分の信用情報を確認することができます。住宅ローンを組む際に、ご自身でどういった情報が記載されているのか、確認しておくとよいでしょう。
ポイント2.勤続年
各ローン支払の遅延や延滞などを起こした経験がないのに、住宅ローンの審査に通らない理由として、勤続年数が浅いなどの理由が挙げられます。一般的な住宅ローンの場合、最低勤続年数が設けられていることがあり、主に3年以上に設定されているところが多いようです。
この条件を満たしていない場合、住宅ローンの審査に通らなかったり、通っても希望額より借入額が少なくなることがあります。ただ、最近では転職に関する理解が広がっており、キャリアアップのための転職や、規模が大きい会社への転職の場合は、審査に通ることもあります。
また、フラット35には勤続年数の縛りがありませんので、こうした勤続年数を問われないものを選ぶのもひとつの方法です。
ポイント3.年齢
国土交通省が発表している「平成24年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」によると、住宅ローンの審査項目の「完済時年齢」及び「借入時年齢」について重視する金融機関は多いようです。
特に、借入時年齢が20歳以下や、完済時年齢が80歳以上の場合は、住宅ローンの審査に落ちる可能性が高くなるようです。ただ、年齢については、勤務先や勤続年数、年収との兼ね合いによるところもあるので、完済時年齢が適齢ではないからといって、初めから住宅ローンを諦めてしまうよりも、一度担当者に相談してみるのがよいでしょう。
ポイント4.携帯電話
住宅ローンの審査に通らない、意外な理由の一つが携帯電話の滞納です。先ほどご紹介した信用情報の中には、携帯電話について情報を持っているところもあります。
携帯電話は今や、ほとんどの方が持っているものですが、その際携帯電話本体の支払を分割して支払っている方も多いのでは。これも実は、立派なローンの一つ。支払が滞っている場合はもちろんのこと、家族全員分を旦那様名義で分割払いにしている場合も、ローンの返済が終わっていないとみなされてしまうことがあります。携帯電話を分割払している方は、完済してから住宅ローンの審査を受けた方が無難でしょう。
ポイント5.健康状態
住宅ローン審査の項目として、意外と知られていないのが「健康状態」です。
実はフラット35以外のほとんどの住宅ローンは、団体信用生命保険への加入が申込への必須条件となっています。
団体信用生命保険はと、万が一借入主が死亡、または重大な健康被害に遭われ、就業が難しくなってしまったという場合に、本人に代わって住宅ローンを支払ってくれる保険のことです。全ての方が入れるというわけではなく、過去の健康状態によっては、加入できないこともあります。
団体信用生命保険への加入ができないことは、必然的にほとんどの住宅ローンの審査に通らないことを意味しています。健康状態に不安のある方は、一度担当者に相談してみましょう。
住宅ローンの審査は、金融機関によって異なります。審査に落ちてしまったという方や審査に不安があるという方は、1社の結果だけで落胆せず、3~4社ほど同時に審査を受けておくとよいでしょう。ご自身のライフプランにあった住宅ローンを見つけてください。
- 住宅購入費用
- MK C-015
住宅ローンの
審査とは
バブルの時代のように、気前よく銀行が住宅ローンを組ませてくれる時代は終わりました。
事前によく調べておかないと、いざ住宅を購入する契約をしようとしたときになってから「住宅ローンを組んでくれる先が見つからない」、なんてことになりかねません。
そこで今回は、住宅の購入を検討している方であれば知っておくべき、住宅ローン審査の基礎知識についてご紹介します。
違いはなに?住宅ローンの「仮審査」と「本審査」
住宅ローンの審査に通らない、主要な理由の一つとして信用情報があります。これは住宅に限らず、他のローンを組む場合にもチェックされる重要な項目ですので、ご存じの方も多いでしょう。
信用情報とは、クレジットカードや車のローン、携帯電話の支払状況や金融事故に関する情報のことで、情報を提供している機関には、CIC、日本信用情報機構(JICC)、そして全国銀行個人信用情報センターなどがあります。
いずれも支払情報については5年ほど情報が残るため、過去に延滞や支払遅延をしたことがある方は、このような情報が原因で審査に落ちる可能性があります。
ちなみに、いずれの信用情報機関においても、1,000円で自分の信用情報を確認することができます。住宅ローンを組む際に、ご自身でどういった情報が記載されているのか、確認しておくとよいでしょう。
住宅ローンの審査に必要な書類とは
「仮審査」と「本審査」では、必要な書類が異なりますので、必ずどちらに何が必要なのかチェックしておきましょう。
仮審査に必要なものとしては、源泉徴収票や家族全員の住民票、住民税決定通知書や健康保険証、運転免許証などが挙げられます。また、個人事業主の方は、確定申告書が必要になります。
一方、本審査では上記に加えて、売買契約書や印鑑証明書とその実印、預金口座通帳などが必要となります。書類が一つでも漏れると、審査ができませんので、必ず事前に必要な物を確認しておきましょう。
住宅ローンの審査で見られるポイント
住宅ローンで審査されるポイントは多岐にわたります。しかし、ポイントごとに重要度が変わりますので、今回は重要視されるポイントについてご紹介します。
国土交通省が発表している調査データ「民間住宅ローンの実態に関する調査」によると、住宅ローンの審査時に金融機関は「完済時年齢」や「勤続年数」、「年収」などといったポイントを見る割合が高いことがわかります。
完済時年齢が若い方が、労働力があり返済能力が高いとみなされ、完済時年齢が80歳を超えると、審査を通過するのが難しくなってきます。
また、勤務先などもポイントになることが多く、公務員や大手企業に務めていると、返済能力が高いとみなされることが多いようです。逆に自営業の方や、個人事業主の場合は、なかなか審査に通らないということもあるようです。また、他の借り入れ状況などもチェックされますので、他にローンを組んでいる方は、返済できるものはあらかじめ返済しておく方が無難です。
住宅ローンの審査は、審査機関によって結果が大きく変わるため、住宅ローンは何社か同時に申し込むという方が多いようです。より良い条件で借り入れできるところを探してみてください。
- 住宅購入費用
- MK C-016
知っておきたい
住宅ローンの金利とは
住宅ローンを申し込むにあたって、金利のタイプを選択する必要があるということをご存知ですか?住宅ローンの金利には、大きく分けて3つのタイプがあります。 今回は、この3つのタイプの特徴についてご説明します。
短期間での返済をご希望の方向け ~変動金利型とは~
「変動金利型」はその名の通り、住宅ローンの返済期間中に金利が変動するタイプで、金利が変動するのは原則として半年に一度、毎年4月1日と10月1日と決められています。
ただし、金利が変動するからといって、その都度実際の支払返済額が変わるわけではありません。支払返済額が変わるのは5年に一度。つまり、5年間の支払返済額は変わりません。
5年の間に変動した金利の差額は、次の支払い返済額変更時に反映されます。
もし返済中に金利が下がった場合は、その恩恵を受けることができますが、金利が高い期間が続いてしまうと、次回の支払返済額が高くなるというリスクもあります。返済額の変更は1.25倍までに抑えられるというルールもありますが、未払い利息が増えてしまうということには注意が必要です。
金利が変動するため、将来的な支払額が安定しないというデメリットはありますが、短期的に見れば固定金利タイプに比べ月々の返済額を低く抑えられます。
返済計画が立てやすくて安心 ~全期間固定金利型とは~
変動金利型とは反対に、住宅ローンの支払期間中の金利が固定されるのが「全期間固定金利型」。支払金額を固定することができるので、将来の返済計画を立てやすいというのが大きなメリットです。全期間固定金利型の金利は、住宅ローンの申し込み時ではなく、決済時の金利が適用されます。
金利が変わらないという安心感がある一方、変動金利型よりも多少金利が高くつく傾向があるというのが、全期間固定金利のデメリットです。返済額を安定させたいという方におすすめの支払い方法です。
一定期間のみ金利を固定できる ~固定金利選択型とは~
固定金利選択型は、返済期間の中の一定期間のみ金利が固定されるローン形態のことで、固定金利期間が終了した後は変動金利に移行します。商品によっては、固定金利期間終了後、改めて固定金利にできるものもあります。金利が固定される期間は2年、3年、5年、10年などさまざまです。
固定金利終了後には、支払返済額の見直しが行われますが、変動金利型に適用されていた「1.25倍を超える返済額の変動については改定しない」というルールが、固定金利選択型にはありません。そのため、固定金利期間終了後の返済額が見えづらいという心配はあります。
とはいえ、当面は支払額を安定させることができることに加えて、借り入れを始めるときの金利が全期間固定金利と比較して低いというメリットは魅力的です。
長期金利と短期金利が住宅ローンに与える影響
固定金利選択型は、返済期間の中の一定期間のみ金利が固定されるローン形態のことで、固定金利期間が終了した後は変動金利に移行します。商品によっては、固定金利期間住宅ローンを組むなら、「固定金利」は長期金利に、「変動金利」は短期金利に左右されるということを覚えておきましょう。長期金利は日銀によって、短期金利は債券相場によって決まるのが一般的ですが、長期金利の方が先に上がりやすいという傾向があります。
固定金利にすべきか、変動金利にすべきか悩んでいる方は、こうした金利の変動をチェックしながら決めるのがよいでしょう。
わからない場合は、各住宅ローンの担当者に相談してみましょう。
住宅ローンの金利は、しっかりと返済計画を考えた上で、どの金利タイプを選ぶのかを決めることが大切です。
- 住宅購入費用
- MK C-017
住宅ローンには
どんな種類があるの?
住宅ローンとは、戸建てを建築するときやマンションを購入するときなど、新築、中古にかかわらず、住宅を購入するために組む専用のローンのことです。住宅ローンには、主に3つの種類があります。
・公的機関による融資「公的融資」
公的機関が提供している住宅ローンのことで、地方自治体が融資しているものや、財形貯蓄を利用している会社員などを対象にした財形融資などがあります。民間融資やフラット35と合わせての利用もできます。
・民間金融機関が融資する「民間融資」
民間金融機関が融資するものは、大手金融機関から地方銀行、JAが提供するものや、生命保険会社が提供するものまでさまざま。比較的金利が高い傾向にありますが、融資最高額が高く設定されているなどのメリットがあります。
・公的融資と民間融資の中間「協調融資」
住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して融資するのが協調融資。代表的なのが最長35年の長期固定金利住宅ローンである「フラット35」です。
住宅ローンの金利 3つのタイプ
住宅ローンの金利には、「全期間固定金利型」と「変動金利型」、そして「固定金利期間選択型」という3つのタイプがあります。
全期間固定金利型は、支払い期間中、金利が変わらない支払い方法です。決済時の金利が支払い終了まで続くため、支払いが安定するのが特徴です。
変動金利型と固定金利期間選択型は、それぞれ支払中に適応金利が変動する支払い方法です。
変動金利型は半年に一度金利が変動し、5年毎に返済額を見直すことができます。
一方で固定金利期間選択型は、はじめの何年かが固定金利となり、その後変動金利(または固定金利のまま継続)となるタイプです。返済額は固定金利期間終了後に見直すこともできます。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、住宅ローンの借り入れをする際は、契約前に各金利タイプの特徴をよく調べるようにしましょう。
住宅ローンを申し込むタイミングと審査について
住宅ローンの基礎知識として知っておきたいのが、住宅ローンの申込タイミングです。住宅ローンは他のローン同様、審査があります。いくら住宅ローンを利用したくても、審査に通らなければ、お金を借りることはできません。
住宅ローンは、一般的に住宅の売買契約を交わした直後のタイミングで申し込みを行います。しかし、これはあくまで住宅ローンの「本審査」への申込みのこと。このタイミングでスムーズに住宅ローンを組むためには、新居を選んでいる段階で、住宅ローンの「事前審査」を受けておかなければなりません。
収入証明資料を提出し、2~3週間ほどかかる事前審査を受けます。事前審査に通ったら、本審査を受けます。本審査にかかる期間は約1週間です。
審査の際に見られるのは主に、支払い能力があるかどうか、そして過去に金融事故を起こしていないかどうかなどという点です。事前に何が必要なのかをしっかり確認し、審査に臨みましょう。
売買契約後、万一本番審査に通らなかった時のためにも、ローン特約に関する記載が契約書内にあるかどうかを確認しておきましょう。これは本番審査が通らなかった場合、住宅購入の契約を解除できるなどの内容が盛り込まれているものです。
押さえておきたい住宅ローンの基礎知識についてご説明しました。大きな買い物だからこそ、わからないことはしっかりと調べておきましょう。
どの住宅ローンを選んでよいかわからない場合は、購入を検討している住宅メーカーに相談してみるのもよいでしょう。
- 住宅購入費用
- MK C-018
フラット35の
メリットについて
フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が共同で販売している長期固定金利の住宅ローン商品です。近年、多種多様な住宅ローンが登場していますが、「最長35年間固定金利」を実現しているフラット35は、堅実な資金計画を立てる方を中心に高い支持を得ています。br> 今回は、フラット35に関する基本的な知識や利用するメリットについてご説明したいと思います。
フラット35ってどんな住宅ローンなの?
フラット35の概要を語る上で外せないのが、住宅金融支援機構の担う役割です。住宅金融支援機構は2005年に発足した独立行政法人で、民間の金融機関が長期固定金利の住宅ローンを提供できるように、資金の融通を支援する役割があります。
フラット35は、この住宅金融支援機構と民間の金融機関がタッグを組んで販売している住宅ローンで、民間銀行単体では難しい「最長35年間の固定金利」を実現しています。販売業務と返済金の管理を行うのは民間金融機関ですが、実質的な資金の融通元は住宅金融支援機構となるため、民間金融機関は長期固定金利のリスクを追わずに済むというシステムです。
フラット35の金利と返済方法
フラット35最大の特徴は、「全期間固定金利」となる点にあります。借入期間は15年~35年で、設定した借入期間中は金利変動の影響を受けて返済額が上昇することがありません。
そのため、長期の借入期間を設定しても返済計画が立てやすく、将来的に急激な金利上昇が起きた場合のリスクを考えなくて良いという安心感があります。
また、フラット35は長期固定金利型の住宅ローンでありながら、2%前後の低金利で借入が可能という大きなメリットも併せ持ちます。
ちなみにフラット35の金利は、住宅金融支援機構ではなく、実際に販売を行った民間の金融機関が決定します。
また、返済方法は元利均等月払いと元金均等月払いが選択可能で、6カ月ごとのボーナス払いの併用にも対応しています。ただし、ボーナス払いは融資額全体の40%以内という制限があります。
フラット35のメリットについて
・長期固定金利なので、借入から完済まで返済額に変動がない
一般的な民間の住宅ローンの場合、長期固定金利を謳った商品でも、固定金利の期間は最長20年程度です。そのため、返済途中で金利が見直され、タイミングによっては金利が大きく上がってしまうリスクがあります。
・保証人が不要で保証料が必要ない
民間の金融機関で住宅ローンを利用する場合、連帯保証人をお願いするか、信用保証協会などの保証機関に保証人になってもらう必要があります。住宅ローンは数百~数千万円の高額な借り入れとなるため、親族であってもそうそう連帯保証人にはなってもらえません。
そのため多くの場合は、保証機関に依頼をすることになるのですが、この時に必要な保証料が非常に高額で、中には100万円以上もかかる場合があります。
しかし、フラット35は連帯保証人が不要なため、高額の保証料を用意する必要がなく、余計な手続きも省くことができます。
繰り上げ返済手数料無料、返済時のサポートも受けられる
一般的な住宅ローンの場合、繰り上げ返済時に手数料がかかるケースが多いですが、フラット35は何度繰り上げ返済を行っても手数料は無料。また、返済期間は返済に関するサポートが受けられるので、家庭の事情や仕事環境が変わった場合、状況に応じた返済方法を提案して貰うことができます。
例)
・会社員から自営業にジョブチェンジした
→ボーナス返済を中止できる
・病気やケガによる入院で、一時的に収入が減額になる
→減収期間中の返済額を減額できる
・転職後に給与の支払い日が変更になった
→毎月の返済日を変更できる
住宅ローンを選ぶ際には、まずこのフラット35を選択肢の一つとしてみてください。
住宅ローンとはどういうものか、どんな金利タイプがあるのかを知る上での指標にすることができます。上に挙げたような他の住宅ローンとの違いを把握した上で、よく検討してみましょう。
- 住宅購入費用
- MK C-019
住宅購入の
資金計画とは
住宅購入は「人生最大の買い物」と言われるだけあり、非常に高額の資金が必要となります。そのため、収入や生活水準に見合った予算を組み、無理のない資金計画を立てることが重要です。
今回は住宅購入の資金計画の立て方と、計画するうえで重要となる住宅ローンについて考えていきたいと思います。
資金計画の重要性
住宅購入で重要となるのは、ライフプランに則した資金計画です。必要となる資金を明確にし、綿密な資金計画を立てることができれば、いつまでにどの程度の資金を貯めなければならないのかなど、具体的なビジョンを描くことができます。
目標額を設定せずに貯金しようとしても、なかなかうまくいかないものです。マイホーム購入のために、「3年後までに500万円」など時期と金額をはっきり決めて貯金することで、マイホーム購入の夢がグッと近づくと言えます。
住宅ローンの選択と返済計画を考える
住宅ローンの返済期間は20年、30年といった長期間にわたりますので、途中で息切れを起こさないよう、「上限はいくらまで借りられるか」ではなく、「借入はいくらまでなら無理なく返済できるか」という視点で返済計画を立てなければなりません。
また、返済計画を立てる場合は、住宅ローンの返済額だけでなく、住宅を維持するためのランニングコスト、リフォームやメンテナンス費用なども考慮する必要があります。
加えて、ライフプランをしっかりと確認し、子供の教育資金やマイカーの購入など、まとまった資金がどのタイミングで必要となるかなども計画に盛り込んでおきましょう。
住宅ローンの借入金を計算する方法
資金計画を立てる上で重視したいのは、「無理なくローン返済を続けられるか」という点です。そこで明確にしておきたいのが、住宅ローンの返済額を左右する「金利タイプ(変動型、固定型など)」と老後の生活に大きく関わってくる「返済期間」です。これに、自分の収入に見合った「返済額」を設定することで、選ぶべき住宅ローンと借入額が決まってきます。
この「金利タイプ」、「返済期間」、「返済額」を設定した後、銀行や不動産会社、FPなどに計算を依頼するのが確実です。専門家に頼む前に簡単に確認しておきたい場合は、ネット銀行や不動産会社が提供している無料のシミュレーターなどを利用すると良いでしょう。
住宅ローンの返済期間について考える
資金計画を立てるにあたって、返済期間の設定は非常に重要なポイントとなります。年金制度や退職金の支払いが揺らぎつつある今、定年以降も住宅ローン返済が続くような計画は、老後の生活に不安を残してしまいます。
そのため、住宅ローンは定年前に完済できるよう計画を立て、収入に余裕がある時は繰り上げ返済を検討したいところです。繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別に任意のタイミングで元金の一部を返済することで、元金に当たる部分の利息を節約できる効果があります。また、毎月無理のない返済を行うため、ボーナス返済を併用して月額の返済額を減らす工夫をするのも良いでしょう。
購入する住宅が中古だった場合、新築と比較して返済期間が短くなる場合があります。物件価格は中古の方が安いのに、月々の返済額が新築よりも高くなったというケースもありますので注意が必要です。
フラット35と民間の住宅ローン、どちらがいい?
住宅ローンの検討をする場合、大きく分けて2つの選択肢があります。一つが民間の住宅ローン、もう一つが住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して販売するフラット35です。フラット35は全期間固定金利型のローンですが、民間ローンは変動金利型や短期の固定期間選択型のローンなどが主力となっており、それぞれメリット、デメリットが異なります。
そのため、住宅ローンを申し込む人によって、フラット35と民間の住宅ローン、どちらを選ぶべきかが変わってくると言えるでしょう。
- 住宅購入費用
- MK C-020
税金が返ってくる
住宅ローン控除とは
住宅ローンを利用して住宅を購入した場合、税金が控除される制度があります。この制度の存在自体は広く知られていますが、控除の対象となる条件などについてご存じでしょうか。 今回は、住宅ローン控除の基礎知識についてご説明していきたいと思います。
住宅ローンの控除とは
住宅ローン控除は、正式名称を「住宅借入金等特別控除」といい、住宅ローンを利用して住宅を購入した際に「一定期間にわたって住宅ローン残高の一定割合を所得税から控除する」という制度です。
具体的に説明すると、その年の12月末の時点でのローン残高の1%が所得税から控除されるという制度(最長10年間)で、居住開始年により控除額は大きく異なります。例えば2014年4月1日の消費税増税後には、最大税額控除額が従来の200万円から400万円にアップしました。
住宅ローン控除の適用条件
住宅ローン控除を受けるためにクリアすべき主な条件は、以下の通りです。
新築住宅の場合(マンション、一戸建て)
・ローンの返済期間が10年以上あること
・この特別控除を受ける年の合計所得金額が3,000万円以下であること(会社員は給与所得控除後の金額)
・登記簿に記載されている床面積が50㎡以上あること
・床面積の2分の1以上の部分が自分の居住用であること
・新築等の日から6カ月以内に入居し、適用を受ける各年の12月31日まで引き続いて住んでいること
中古住宅の場合(マンション、一戸建て)
・新築住宅の条件に加え、以下の条件を満たすこと
・マンションなどの耐火建築物は、取得の時点で築25年以内に建築されたものであること。
・耐火建築物以外は取得の時点で築20年以内建築されたものであること
・これらに該当しない建物の場合には、一定の耐震基準に適合するものであること(平成17年4月1日以後に取得をした場合に限る)
・生計を一つにする親族などからの取得ではないこと
・贈与された家ではないこと
ただし、転勤などでその住宅に住まなくなった場合は、住んでいない期間は控除が受けられません。
住民税から住宅ローン控除を取り戻すには
住宅ローン控除の利用には申請が必要です。申請には、入居した年の確定申告時に税務署へ必要書類を提出するという方法があります。
・住宅ローン控除の申請方法
住宅ローン控除の適用を受ける場合、初年度は確定申告を行って申請書類を提出しますが、給与所得者の場合は、次年度からは年末調整で住宅ローン控除の処理を勤務先が自動計算してくれるという流れとなります。初年度の手続きは、お住まいの地域を管轄する「税務署」での手続きとなります。以下の方法からいずれかを選択します。
・税務署から確定申告書を入手し、記入後税務署に持参
・税務署から確定申告書を入手し、記入後税務署に郵送
・税務署へ足を運び、税務署の確定申告書作成コーナーで確定申告書を作成、申請
・国税庁のHPから確定申告書を入手し、記入後税務署に郵送
・国税庁のHP(確定申告書作成コーナー)で確定申告書を作成し、税務署へ郵送
・国税庁のHP(確定申告書作成コーナー)で確定申告書を作成し、e-taxで申請
また、申請に必要な書類には、以下のようなものがあります。
確定申告書(A):税務署、国税庁のHPより入手可能
住宅借入金等特別控除額の計算明細書:税務署、国税庁のHPより入手可能
住民票の写し:市町村役場から入手
建物、土地の登記事項証明書:法務局から入手
建物、土地の不動産売買契約書(請負契約書)の写し:不動産会社との契約時に入手
源泉徴収票:勤務先から入手
住宅ローンの残高を証明する「残高証明書」:住宅ローンを借入した金融機関から送付される
耐震基準適合証明書又は住宅性能評価書の写し(一定の耐震基準を満たす中古住宅の場合):契約した不動産会社から入手
認定通知書の写し(認定長期優良住宅・認定低炭素住宅の場合):契約した不動産会社から入手
確定申告のシーズンには、税務署内に住宅ローン控除専門の窓口が設置されるケースが多いので、申請方法や必要書類について不明な点がある場合は、気軽に係員に相談すると良いでしょう。
- 住宅購入費用
- MK C-021
知っておきたい
一戸建ての税金について
一戸建ての所有者は、住宅に関わる様々な税金を納めなければなりません。今回は、住宅を購入する際にかかる税金と、住宅を所持していることでかかる税金について、それぞれご説明していきたいと思います。
住宅を購入する際にかかる税金の種類
住宅を購入する際に必要となる税金には、以下のようなものがあります。
・印紙税
支払時期:売買、ローン契約時
納税額:契約時、収入印紙を契約書へ貼ることで納める税金。税額は契約書の記載金額に応じて決められる。
例)借入額が1,000万円を超え5,000万円以下の場合
売買契約書…2万円
*平成30年3月31日までは軽減措置により、1万円
金銭消費賃借契約書(住宅ローンの契約書)…2万円
・不動産取得税
支払時期:入居後
土地の納税額:固定資産評価額×4%
*平成27年3月31日までは特定により、(固定資産評価額×1/2)×3%
建物の納税額:固定資産評価額×4%
*平成27年3月31日までは特定により、(固定資産税評価額-1,200万円)×3%
いずれの特例も、それぞれ定められた要件を満たしている必要があります
納税額:土地、家屋の価格50%の3%(平成27年3月31日まで軽減措置が適用)
・登録免許税
支払時期:登記時
納税額:固定資産税評価額(課税標準)×税率
*平成27年3月31日まで特例税率が適用
・消費税
消費税は一戸建て住宅においては「土地」の売買には課税されず、「建物の価格」のみに課税されます。例えば、5,000万円の新築物件のうち、建物分の価格が3,000万円である場合、消費税額は「3,000万円×8%=240万円」、税込価格は5,240万円となります。
また、住宅ローン借入費用の一部や仲介手数料、登記費用における司法書士報酬なども、消費税の課税対象となります。
ちなみに、住宅購入は消費税引き上げの影響を大きく受けるため、2014年4月以降消費税8%の住宅を購入した場合、住宅ローン控除拡充の対象となるだけでなく、条件を満たすと、年収に応じて最大30万円の現金が給付される「すまい給付金」も利用可能となります。
住宅を保有しているとかかる税金
住宅の購入後にかかる税金には「固定資産税」、「都市計画税」があります。これに加えて、不動産取得税もありますが、不動産取得税は不動産を取得した際に「一度だけ」納める税金ですので、毎年納める必要のある固定資産税や都市計画税とは性質が異なるものとなります。それぞれの特徴は以下の通りです。
・固定資産税
土地、家屋の所有者に対し、その固定資産の所在する市区町村が課税する地方税が「固定資産税」。3年おきに見直される評価額を元に算出される税金で、税率は1.4%(標準税率)となっています。固定資産税は、固定資産を保有している限り毎年課税されます。
・都市計画税
市区町村が、都市計画事業や土地区画整理事業の費用に充てるため、都市計画区域内にある土地、家屋の所有者に対して課する市町村税(東京都は都税)が「都市計画税」。税率は0.3%(制限税率)となっており、固定資産税と合わせて徴収されます。
なお、固定資産税、都市計画税共に、実際に適用される税率は市町村ごとに異なるため確認が必要です。
固定資産税と都市計画税は、市町村が土地と建物の「固定資産税評価額」を決定し、一定の税率をかけて算出します。その土地、家屋の1月1日時点の所有者に対し、毎年4月頃に納税通知書が送付され、期日までに税金を納付しなければなりません。
- 住宅購入費用
- MK C-022
住宅の購入に
かかる費用とは
住宅購入を検討する際、「いつ、どんなお金を支払う必要があるのか」を明確に把握できず、資金計画に不安を感じる方も少なくないようです。
そこで今回は、住宅購入費用に関する項目や金額を整理し、どの程度の資金を準備するべきかについて考えていきたいと思います。
新築一戸建て購入に必要な費用とは
住宅を購入するために必要な資金には、以下のようなものがあります。
・頭金
頭金は、契約時の手付金の意味合いを持つだけでなく、引き渡し時の残金にも充当されます。基本的に現金で用意する必要があり、住宅価格の1~2割程度が目安となります。この頭金と住宅ローンの借入額の合計が「物件価格」となります。
・ローン借入額
ローンの借入額の上限によって購入できる物件価格が決まるため、資金計画では特に重要な項目となります。また、借入額が明確になると諸費用などを含めた「住宅購入に必要な資金の総額」を計算できます。
・諸費用(税金、ローン手数料、引っ越し費用、家具購入費用など)
一戸建ての購入には、物件価格だけでなく、各種税金や住宅ローンの手続き費用、引っ越し費用、家具購入費用などの諸費用が必要となります。諸費用は原則として住宅ローンでは借りられないため、自己資金として現金で用意する必要があります。
なお、新築物件の諸費用の相場は、物件価格の3~5%とされています。
新築一戸建ての諸費用とは
住宅購入にあたって資金計画を立てる際、失念しがちなのが「諸費用」です。諸費用とは、物件価格とは別に必要となる費用で、基本的に現金で用意しなければなりません。最近では、この諸費用も含めて融資可能な住宅ローンも登場していますが、金利が高いケースが多いので、ローンに頼らずに済むように資金計画を立てるのが得策です。
諸費用の項目には、税金、登記費用、住宅ローンの手続き費用、引っ越し費用などがあります。その他、家具、カーテン、空調、照明器具などの購入費用も資金計画時に考慮しておきましょう。
特に新築の住宅を購入する場合は、建物に合わせて家具や家電を一新したいという希望が強くなるため、計画時に多めの資金を割り振っておくことをおすすめします。
建物や部屋のカラーに合わせてカーテンを注文することも多いと思いますが、窓の多い住宅では高額な費用が必要になりますので、予算を確保しておきましょう。
また、新築物件の場合はカーテンレールが取り付けられていないケースもありますので、その場合は、取り付け費用も必要になります。
新築一戸建てのランニングコスト
住宅を購入した後も払い続ける必要がある費用(ランニングコスト)には、以下のようなものがあります。
・固定資産税(標準税率1.4%)、都市計画税(制限税率0.3%)※市町村ごとに異なります。
・火災保険料、地震保険料(年間:2~5万円程度)※支払い限度額が建物1,500万円、家財1,000万円の場合
・団体信用生命保険料(年間:2万円程度)※かからない場合もあります。
新築一戸建ての場合、マンションのように管理費や修繕積立金は必要ありませんが、将来に備えて修繕費用を蓄えておかなければなりません。
また、一戸建ての場合はカースペースが用意されていることが多く、入居と同時に自動車を買い換える傾向にあります。この場合、自動車のローン返済金を考慮した資金計画を立てておかないと、毎月の家計のやりくりが厳しくなるので要注意です。
加えて、最近はソーラー発電やエネファーム、LED照明、省エネ家電などへの関心が高く、新築を機に導入する方が増えています。これらの設備にもメンテナンス費用がかかることを認識し、住宅ローンの返済に支障がないか、家計に与える影響はどの程度であるかを明確にする必要があります。
住みやすさを考えた住宅選びをしよう
理想の家を建てるにはさまざまな条件があります。間取りであったり、子供の将来または、住環境など…… ここでは、間取りの考え方や子育てによい家とは、またさいたま市、大宮区の住みやすさなどについてご紹介します。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-023
子育てするなら分譲地!
そのメリットとは?
ひとつの土地をいくつかに分けて売る際、その分けられた土地のことを分譲地といいます。また、数十戸分の土地をひと区画とし、統一感のある街並みに整備された分譲地は大規模分譲地と呼ばれます。今回は大規模分譲地のメリットについてご案内します。
大規模分譲地のメリット
大規模分譲地は、山を切り崩して開発する場合もあります。当然、宅地として開発される土地ですから、インフラの整備はもちろん、地盤の調査、改良もしっかりと行われており、安心して住むことができます。そのほかにも、分譲地には以下のようなメリットがあります。
景観の美しさ
家のデザイン、家と家の間の私道のデザインに統一感があり、街並みが美しいです。特に最近は、ただ区画割りをして家を並べただけではない、大規模分譲地が増えています。ヨーロッパの街並みを再現したお洒落な雰囲気の大規模分譲地も多く、人気を集めています。
移動しやすい道路
大規模分譲地に住む人たちがどうすれば移動しやすいか、どうすれば安全に移動できるかを考え、道路や駐車場の位置が決められています。また、道路自体も水はけがよく歩きやすいよう気を配って作られています。
※隣接する家とのサッシ位置が干渉しないように配慮したプランニングは、それぞれの世帯のプライバシーの確保を意識した設計と言えるでしょう。
防犯性の高さ
区画全体がひとつの街のようになっているため、住人以外の人物が区画に出入りすると、とても目立ちます。不審者を見つけやすい、防犯性の高い区画といえるでしょう。また、分譲地によっては防犯カメラを設置しているところや外灯が設置され夜間の通勤、通学帰りの安全性に配慮しているところもあります。
子育てに向いている環境
大規模分譲地は、まだまだ多くのメリットがあります。ここでは、子育てという観点から、大規模分譲地のメリットをご紹介します。
事故が起こりにくい道路
先ほども少しふれましたが、住人が安全に移動できるように道路が整備されており、子供の飛び出しによる事故が起こりにくくなっているところが多いです。
近隣住民の目
分譲地は一斉に売りに出されることが多いため、同じ時期に入居した人同士の間には自然と仲間意識が生まれます。また、コミュニケーションを取るための広場を設けるなど、住人同士の交流が生まれやすい環境づくりがなされている分譲地もあります。そのため、大人の目が行き届いた育児がしやすくなります。子供が迷子になっても交流のある住人たちが、協力し合い見つけてくれる可能性が高いでしょう。
教育施設の近さ
多くの分譲地が、教育施設へのアクセスのよさを考慮して作られています。分譲地の広告には近くの小学校が記載されていることも多いです。近隣に同じ学校へ通う生徒が多数いれば通学の際も安心でしょう。
騒音をそれほど気にしなくてすむこと
マンションの場合、下の階への音洩れが気になって子供をのびのびと遊ばせることができないという場合があります。分譲地は一戸建てなので、子供による騒音はそこまで気にせず暮らせます。
このように、大規模分譲地には数多くのメリットがあります。特に、子育て世帯の方や、これから子供を育てることを考えている方にとっては、安心して子育てができる環境といえるでしょう。これから住まい選びをする方は、大規模分譲地も検討してみてはいかがでしょうか。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-024
子育て地域!
埼玉県の子育てに関する取り組み
埼玉県では、子育て世帯に対する多くのサポートを行っています。今回はそのサポート内容についてご案内します。
育児に関するサポート
埼玉県の県庁所在地であるさいたま市を例にとり、埼玉県にどういった育児に関するサポート、制度があるのかをご説明します。
さいたま市には、乳幼児連れや荷物が多いときなどにも気軽に利用できる「子育てタクシー」や、体調不良により保護者が家事や育児をすることが困難な場合にホームヘルパーを派遣する「子育てヘルパー派遣」、緊急時にお子様を預かってくれる「さいたま市子育て緊急サポート」など、さまざまなサポートが用意されています。
中でも特に多くの世帯の助けになっているのが、「子育て支援医療費助成制度」と「さいたま市子育てマップ」です。
子育て支援医療費助成制度
中学生までの医療費の一部負担金(健康保険適用後の負担分)を全額補助してくれる制度です。これを利用することで、中学生までの子供は実質無料で医療機関を受診することができるようになります(税金から支払われていると考えることもできます)。
さいたま市子育てマップ
さいたま市内の、保育園や子育て支援センターのある場所が明記された冊子です。どこに子育て関連の施設があるのかが一目でわかり、非常に便利です。さいたま市内にあるそれぞれの区ごとに作られています。
教育に関するサポート
埼玉県では、環境問題に関する学習に特に力を入れています。そのため、子供たちが環境問題に触れる機会が多く、環境に対する広い視野や問題意識を育てることができるようになっています。
埼玉県環境学習応援隊
埼玉県が環境問題に力を入れていると認定した企業のことです。こうした企業が、小学生~高校生の環境問題に関する学習をサポートします。
具体的には、該当の企業の担当者が学校へ出張をして授業をしてくれたり、会社や工場を子供に見学させてくれたり、子供達に実体験を通して環境問題を考える機会を与えてくれたりします。
埼玉県環境教育アシスタント
埼玉県環境学習応援隊が企業であるのに対して、埼玉県環境教育アシスタントは個人です。環境に優しい活動をしていると認定された人たちが、小中学生グループが環境について学ぶためにするさまざまな活動をサポートしてくれます。環境について学ぶためにするさまざまな活動とは、具体的には、環境に配慮した料理法「エコクッキング」の実践や自然の観察、散策などのことです。
小中学生が中心の20人以上のグループであれば、学校単位でなくてもサポートを依頼することができます。
暮らしのサポート
埼玉県では、大人と子供がともに安心して暮らせるためのサポートも行っています。
防犯
埼玉県は「埼玉県防犯のまちづくり推進条例」を平成16年に制定し、現代の犯罪にも対応できる「防犯のまちづくり」に取り組んでいます。また、通学路や防犯カメラに関する指針も制定し、各事業者に案内しています。
交通
子供達が利用することも多いバスについて、より便利に、より安全に利用できるように制度改革を行い、下記の通り、施設、設備を設けました。
バスまちスポット
バスを待っている間に利用できるスポットとして、県に登録されている施設です。具体的にはバスの停留所付近にある店舗、病院、金融機関、公共施設などがあります。
まち愛スポット
停留所へ歩いて行く際に、休むことができる設備です。具体的にはベンチや椅子などで、つかれた子供を休ませることができます。
このように、埼玉県では子育てに関する支援制度の制定や環境整備に積極的に取り組んでいます。詳細は地域ごとに異なりますので、各自治体に確認することをおすすめします。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-025
モデルハウス見学で
確認するべきチェックポイント
住宅選びをする際にとても重要なのがモデルハウスを見学することです。モデルハウスを見学することで、そのメーカーが建てる家がどのようなものになるのかをよりよくイメージすることができます。自分たちに本当にあう間取りや内装なのかを細かくチェックすることができる貴重なチャンスですから、積極的に見学するようにしましょう。
モデルハウスを見学する前に確認しておくべきこと
実際にモデルハウスの見学をする前に、いくつか事前に確認しておくべきことがあるので、下記にまとめます。ご確認の上、より効率よくモデルハウスの見学にのぞみましょう。
持ち物の確認
筆記用具やメモ帳、デジカメといった、モデルハウスの様子を記録するためのアイテムを用意しましょう。デジカメはスマートフォンで代用も可能ですが、電池がなくなりやすいため、携帯型充電器を持って行くようにしましょう。また、実際に購入を検討している家と似た間取りのモデルハウスを見学する場合は、メジャーを持って行って、家具をどう配置するかを検討してみるのもよいでしょう。
質問したいことをまとめる
土地面積や建坪、間取りについてなど、確認しておきたいポイント、こだわりたいポイントをメモにまとめておくと、不動産業者への質問がスムーズにできます。帰宅してから、そういえばあのことも聞いておきたかったというようなこともなくなるでしょう。
事前予約
モデルハウスの見学は、飛び込みでも受付けてくれる場合がほとんどですが、担当者がいなかったり、資料がそろっていなかったりする可能性もあります。なるべく事前に予約を取っておきましょう。
履物選び
当日は、脱ぎ履きがしやすい靴を選びましょう。多くのモデルハウスにはスリッパが用意されており、玄関で靴を脱ぎます。紐靴をほどいたり、結んだりする際に、もたつくとほかの方の迷惑になることもあります。また、スリッパはほかの人も使うものですから、素足にサンダルで出かけるというのもおすすめできません。自分のスリッパを持参するのもよいでしょう。
見学当日にするべきこと
モデルハウスでは、担当者がついて説明をしながら見て回る場合がほとんどです。まず、写真撮影の許可を取ってから見学を始めましょう。1日で複数のモデルハウスを回る場合は、最初にそのモデルハウスの間取り図や外観を撮っておくと、後で見返したときにどこのモデルハウスの写真かがわかりやすくなります。
実際に住んだ場合を想定して、キッチンからリビングへ移動してみたり、歩いたときの床の感触や階段の上りやすさなどを確かめてみたりもしてみましょう。見るだけではなく、体全体で家を「体験」してみることが肝心です。
質問は最後にまとめてしてもよいですが、それぞれの部屋を回っているときに随時してもよいでしょう。
また、見学の前後に時間があれば、実際に徒歩で駅まで歩いてみることも大事かもしれません。広告で表示する時間には計算によって算出した時間が表示されているケースが多いので、自分自身で計測するのも良いでしょう。
既に入居されている方がいる分譲地などでは、同世代の方がいるかなどを担当する営業マンに聞いてみるのも良いでしょう。
こどものいる方は、通学路として指定されるコースの通学時間帯の交通量や道路を横断する場所に通学時の安全を監視する警備人員があるかなどを聞いてみるのも良いでしょう。
見学後にするべきこと
モデルハウスを見学した後は、よかった点やいまいちだった点を一緒に住む予定の人たちで話し合う時間を取りましょう。記憶が薄れないうちに、メモや写真を見ながら話し合うのがおすすめです。また、話し合ったこともメモにのこしておくことで、後日、冷静に再検討をすることができます。
モデルハウスは、ただ漠然と見ていても、あまりピンとこないものです。上記で紹介したポイントを意識することで、より効果的な見学ができるようになりますから、ぜひ参考にしてみてください。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-026
住む場所、地域選びに
欠かせないポイントとは?
快適な暮らしは、住環境に大きく左右されます。不自由だからといって簡単に住み替えるわけにはいきませんから、これから住まい探しをされる方は、しっかりと周りの環境を見極めて住む場所、地域を選ぶようにしましょう。今回は住む場所、地域を選ぶ際のポイントをご案内します。
各施設へのアクセスがよいかどうか
日々生活していく上で、利用しなければならない場所というのがあります。その場所へのアクセスがよいかどうかが住まい選びの重要なポイントになります。
最寄り駅へのアクセス
最寄り駅から自宅までは歩ける距離か、車を所有している場合、駐車場があるかどうかなどをしっかりと確認しておきましょう。駅と自宅を往復する際にバスを利用しなければならない場合は、始発バスと終バスの時間や、1時間あたりの運行本数もチェックしておくことをおすすめします。
職場へのアクセス
自宅から職場まで行くのに、満員電車に2時間揺られなければならないという環境では、ストレスが溜まってしまいます。電車の乗継ルートや混み具合なども事前に確認し、無理のない通勤ができるかどうか考えましょう。
スーパーへのアクセス
近所にスーパーがあるかどうか、また、そのスーパーにある食材の品質や値段についても確認しましょう。生活費に直結する部分ですから、しっかりとチェックすべきです。
市役所へのアクセス
市役所も生活する上で必ず利用する施設です。ほかの施設と合わせて場所を確認しておきましょう。また市役所のホームページなどを利用して出張所の場所や独自のサービスなどがあるかを事前に把握しておくことをお奨めします。
子供を育てるのに必要な施設があるかどうか
家にお子様がいる方、お子様が生まれる予定がある方は、下記のような施設が近くにあるかどうかも重要です。
保育園、幼稚園、学校など
共働き世帯の場合、駅前や利用時間なども
通園ルート、通学ルートの安全性、自宅からの距離などをチェックしましょう。
公園
子供が遊べる公園や広場が近くにあるかどうかも大事です。
病院
小児科や歯科はもちろん、夜間救急窓口がある病院、土日祝祭日も営業している病院が周辺にあるかどうかもチェックしましょう。
ショッピング&レジャースポット
お子様がお友達とショッピングに行ったり、テーマパークに行ったりするための、ショッピング&レジャースポットが近くにあるかどうかも住まい選びの大切なポイントです。ショッピングスポットやレジャースポットに行けばストレスを発散できます。家族サービスの面からもからも、楽しく生活していく上で重要な施設です。
治安
治安も重要です。女性の方や子供がいる方は特に重視したほうがよいでしょう。地域別の犯罪や事故の発生状況を、警視庁のホームページから調べることができます。ぜひ、利用して住まいの候補となる場所、地域の治安の良し悪しを調べましょう。
完璧な環境の住まいは、なかなか見つけることが難しいかもしれません。
ですから、状況に合わせて優先順位を決めてから、住まい探しを始めましょう。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-027
「永住」を意識した
住まい選びのポイントとは
家を買うにあたっては、単に物件の部屋の広さや設備の良し悪しだけでなく、周辺環境や、その地域の制度などについても調査しておく必要があります。特に子育て世帯であれば、自分たちのことだけでなく、子供にとってどうかということも意識しないといけません。
住みやすさを考えた住宅選びのポイントとしては、以下のようなものがあります。参考にしてみてください。
住む場所、地域選びについて
電車のルート、バスの運行本数、スーパーとの距離など、アクセスのよさについて確認しましょう。
通勤に時間がかかっても、座っていけるのなら楽という場合もあります。その地域の安全性については、犯罪や事故の発生状況を警視庁のホームページから確認することも可能です。子育て世帯であれば、どんな幼稚園や小学校が近くにあって、そこまでの道のりがどうなっているかも重要。総合的に判断しましょう。
詳しくは「住む場所、地域選びに欠かせないポイントとは?」のページで解説します。
住宅購入の前に必ず見学へ行こう
写真や間取り図だけでは、その物件のよさや悪さの詳しいところまではわかりません。購入前に現地の見学、完成前の物件はモデルハウスの見学を行うべきです。 自分の眼で見たからといって、それで満足してもいけません。人間の記憶というのはあてにならないので、見学の際には必ずメモをし、気になったところは不動産業者に質問するようにしましょう。後で検討するときに、役立つ材料にきっとなるはずです。 詳しくは「モデルハウス見学で確認するべきチェックポイント」のページで解説します。
子育てするなら埼玉がおすすめ!その理由は
埼玉県には、子育て世帯に対してのサポート制度がたくさんあります。例えばさいたま市では、中学生までの医療費の一部負担金の全額補助が受けられたり、子育てタクシーや子育てヘルパー派遣が用意されていたりします。 こういった制度を有効に使えば、子育て世帯にとって埼玉はとても住みよい場所になるでしょう。どんな制度があるのか確認してみてください。 詳しくは「子育て地域!埼玉県の子育てに関する取り組み」のページで解説します。
子育てには大規模な分譲地がおすすめ?
同じような大きさの家が整然と並ぶ分譲地。一見独自性に欠けてつまらないというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、統一されているからこその美しさがあり、教育施設へのアクセスがよかったり、道路が整備されていたりするなど、子育てにも適した環境になっていることが多いです。同じような世帯が多いことから相談もしやすいはずです。一戸建てだと孤立してしまうのが心配という方も、大規模な分譲地なら全体がつながっている感覚があり、安心感ももてるでしょう。
詳しくは「子育てするなら大規模分譲地!そのメリットとは?」のページで解説します。
これから長く住む家ですから、目先の魅力だけに目をとらわれてはいけません。上に挙げたようなポイントをチェックして、住みやすさを追求した住宅選びをしましょう。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-028
子供のことを
考えた間取り
間取りを考えるにあたって最も重要なのが、家族が一番長い時間を過ごすリビングダイニングです。玄関から一番近くにあることが多く、家族の団らんや来客対応など、いろいろなシーンで使われます。
流行り廃りはあるものの、リビングに階段を設置する「リビング階段」は、子供のいるご家庭に人気の高い間取りです。
このリビング階段には、以下のようにメリット・デメリットがあります。
・リビング階段のメリット
リビング階段の一番のメリットは、2階に上がるのに必ずリビングを通らなければいけないため、家族同士のコミュニケーションが生まれやすいということです。 また、階段を設置することで広々とした空間を演出でき、視覚的な開放感を出せることも魅力でしょう。
・リビング階段のデメリット
子供が友人を連れてきた際など、必ずリビングを通らなくてはいけないため、リビングでくつろげないといったデメリットがあります。休日などにお昼すぎまでパジャマでゴロゴロ過ごすようなご家庭には、向かないかもしれません。
また、リビングの暖気や冷気が2階の廊下に逃げやすいというデメリットがあります。
活動しやすい間取り
子供の成長に良い影響を与えるのは、家の中で生き生きと活動できるような間取りです。 子供がまだ小さいうち、学習スペースをリビングやダイニングの一角に設けておくと、母親が家事をしながら勉強や宿題を見てあげることができます。そのため、リビングやダイニングは広めの間取りにすることをおすすめします。 ただし、一人で学習できる年齢になるに従って、子供部屋で過ごす時間は増えていきますので、学習スペースとは別に部屋を用意しておく必要はあるでしょう また、お手伝いは立派なコミュニケーションの一種であり、成長の大切な材料です。食器運びなどのお手伝いも、子供を視認しやすいキッチンなら安心して任せることができるでしょう。お手伝いをしやすい広々とした間取りをぜひ検討してみてください。
子供が大きくなったら
子供の成長は本当に早いもの。建てた当時は十分な広さだと思っていた部屋も、子供が大きくなるにつれて荷物も増えていくため、狭くなってしまうことが多いようです。収納スペースは、余るくらいの広さを確保することをおすすめします。
また、家族が増えることや、いずれは各々の一人部屋が必要となることも想定しておかなくてはなりません。
一戸建ては、そうそう住み替えできるものではありませんので、いつまでも快適に仲良く暮らせるような間取りにしたいですよね。
小さいときにはしっかりと見守って安心を与え、大きくなったらプライバシーを保ちつつ、円滑にコミュニケーションがとれるような間取りにすることが理想だと言えるでしょう。
家族が増えたら
住宅購入検討時点の家族構成を元にした間取り設定にしてしまうと、いざ子供が増えた場合に、部屋数の問題が発生します。高額費用で購入した住宅も、子供の成長とともに手狭になり、住み替えをするといったケースは少なくありません。
あらかじめ部屋数の多い物件を選ぶという選択肢もありますが、その広さの分、当然建築コストが増した販売価格となります。
最近の分譲住宅では、将来の家族構成の変化に対応できるように、追加の間仕切り壁が設置できるような設計になっていることが増えています。間仕切り壁を設置できる位置が図面でも確認でき、建築段階で下地材などの補強工事が施されているのです。
少し先の未来に目を向け、その時の年齢や収入、家族構成や生活シーンなど、今とは違う将来の具体的なイメージを持つことで、失敗しない住宅購入が叶うでしょう。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-029
生活を快適にする
一戸建ての間取り
一戸建ての購入には多額の資金が必要ですので、失敗したくありませんよね。また、長期間生活する場所となりますので、長い目で見た使いやすさを見極める必要があります。ここでは、家族みんなが使いやすく、快適に過ごせる間取りについてご紹介します。
収納力のある便利な間取り
収納スペースは、住宅を選ぶ際に重要なポイントです。荷物は長く暮らすうちに自ずと増えていくものですし、家族が増えた際はさらにその分量が多くなります。 普段使うものと使わないものをその時々に分けて収納できるスペースは、意識的に設計しなければ、なかなか手に入れられるものではありません。 そのため、普段の生活をイメージしながら、収納率(住宅の床面積に対する収納スペースの割合)がどれくらい必要かを考えなければいけません。間取りをチェックする際には、この収納率に注目しましょう。
収納スペースの中をスッキリさせる
収納スペースを確保したら、その中をきちんと整理することを考えましょう。収納するものによってどういったタイプの棚を使用すべきかが変わってきます。
高さなどを変えられる稼働タイプの棚は、収納するものが季節によって変わる場合などに便利です。一方、固定タイプのものは、強度を高められますので、重いものを置く場合に適しているでしょう。
また、普段使わないモノをどこに収納するかを事前に決めておくことも大切です。例えば、海外旅行などに使用する90リットル以上のスーツケースはかなり大型であるため、収納場所に困る人も多いようです。
普段使用する洋服や本、雑貨などの収納だけでなく、普段は使用しない大型のものをどの程度所持しているかを事前に把握し、必要な収納スペースを確保するようにしましょう。
快適な家事動線のある間取り
家事動線を考えて間取りを決めることは、快適な生活を送るための重要なポイントです。キッチンや水回りはもちろんのこと、コンセントの位置やドアからの人の流れなどに配慮し、動きを遮らないことや移動距離を短くすることが大切です。
水回りの動線では、キッチンから洗濯機のある脱衣所を近くに設置することで、料理の合間に洗濯をこなすことができるなど、家事を平行して行えます。時間と労力を短縮できるのは、家事を主に担当する主婦にとって大きなメリットだと言えるでしょう。
一戸建ての間取りで注意すべきこと
一戸建ての場合、間取りだけを見て建ててしまうと、思わぬ落とし穴があります。それは家の向きや部屋の高さによる周囲との調和です。
窓の向きや高さによっては日当たりが悪く、充分な採光が取れないケースがあります。
また、隣家との距離も重要で、首都圏では100cm程度のところもありますので、サッシの位置が干渉しないように配慮する必要があります。そのほかにも、植木や生垣(丈の低い樹木を並べて造られた垣根)、塀などで周囲からの視線を遮るなど、プライバシーを守る工夫をしなくてはなりません。
住宅を建てた後に造り変えることは容易ではありません。見取り図だけで全てを確認することは難しいですが、自分のライフスタイルや、生活動線、収納、隣家との兼ね合いなどを総合的に考える必要があります。
また、現在の家族構成や荷物の量だけでなく、これから増えるであろう家族や荷物を想定した住宅づくりをしなければなりません。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-030
大宮の魅力と
住みやすさ
都心へアクセスがしやすく、子供を遊びにつれていける施設が充実している――
そんな場所を探している方におすすめしたい場所が、埼玉県の「大宮」です。テレビなどで名前は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、大宮の住みやすさとその特徴、子育て世帯におすすめの理由などをご紹介します。
アクセス良好で駅周辺の施設も充実!
大宮駅は、新幹線や在来線各線、東武鉄道、埼玉新都市交通の伊奈線など、合わせて13路線の沿線利用者が乗り入れています。埼玉県最大のターミナル駅であり、JR東日本が発表したデータによると、2013年度の駅別乗車人数はなんと国内8位。新宿までJR湘南新宿ライン快速で31分という東京都心へのアクセスの良さも魅力です。
通学や出勤でどこへ行くのにも便利。職場までのアクセスがいいと、通勤のストレスを減らすことができますし、帰宅時間が早くなれば家族と過ごす時間を作りやすくなります。
また、大宮駅は東口と西口で全く違う顔を持っており、駅周辺だけでも1日中楽しめるといっても過言ではないくらいにさまざまな施設が整っています。
古くからの大宮の歴史を物語る神社や自然豊かな公園がある東口、商業施設や文化施設が多く、近代的な雰囲気を持っているのが西口です。西口の商業施設では子供と一緒に入れるレストランや買い物できる施設が集まっており、休日のお出かけにもピッタリです。
買い物に便利な商業施設がタップリ
大宮はショッピング施設が充実していて、大宮駅周辺ですべて買い物を済ませることができます。仕事帰りに駅前で買い物してから帰ることもできるので、仕事や子育てで忙しい人にとても便利。都心で働いている人に人気があるのもうなずけますね。
駅周辺には高島屋や丸井などの大きなデパートをはじめ、駅中にはルミネ、徒歩圏内にビックカメラがあり、都心に出なくても大宮だけで買い物をすべて済ませることができるといっても過言ではありません。
休日に家族で遊びに行けるスポットも充実
大宮には神社や公園、温泉など、家族で遊びに行けるスポットがたくさんあります。
ここでは、「大宮公園」と「さいたま清河寺温泉」のふたつをご紹介します。
「大宮公園」は明治時代にできた歴史ある県営公園で、敷地面積が非常に広く子供を遊ばせやすい場所です。園内には体育施設もそろっており、水泳場、公式野球場、サッカー場、弓道場などがあるので、体を動かすのにはうってつけの場所です。
また、野球場ではプロの公式戦を見ることもできるので、親子でスポーツ観戦をするのもよいでしょう。
「さいたま清河寺温泉」は、広々とした露天風呂や多彩なお風呂が人気の天然温泉です。食事やリラクゼーションもそろっているので、溜まった疲れを取りに、休日はご家族でお出かけしてみてはいかがでしょうか。
大宮はどこへ行くにもアクセスがよく、大人でも子どもでも楽しめるスポットや、買い物に便利な施設が充実しています。関東周辺で住宅をお探しの方は、候補のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-031
さいたま市の魅力と
住みやすさ
通勤に便利で、子供が遊ばせる場所や教育機関が充実した地域に住みたいとお考えではありませんか?そんな方におすすめしたいのが、埼玉県にある「さいたま市」です。 ここではさいたま市の住みやすさについてご紹介しましょう。
さいたま市は都心へのアクセスが抜群!
さいたま市は都心へのアクセスがよく、さいたま市の中心部である浦和から池袋まではJRの快速で約19分、新宿までは約26分で行くことができます。都心にお勤めの方であれば、これは大きなメリットと言えるでしょう。
通勤にアクセスがよい場所に住めば、通勤ラッシュによるストレスが軽減されますし、早く自宅に帰ることで、家族との時間が持ちやすくなります。
子供が小さい方は特に、子育てに参加する時間を増やすことができますから、お母さんの負担を減らしてあげることが可能になります。
教育環境が充実しているさいたま市
そして、「日本一の教育都市」を目指しているさいたま市は、子育て世帯にとって心強いさまざまな設備や制度が充実しています。 平成26年11月現在、さいたま市教育委員会が公開しているさいたま市の取り組みの一例をご紹介します。
・さいたま市小・中一貫教育の全校実施
さいたま市では、学力の向上や「中1ギャップ」緩和のため、小学校と中学校の義務教育の9年間を連続した期間ととらえて、一貫性のある学習指導を精力的に行なっています。
・さいたま市小・中一貫「英会話」
小学校5年生から中学校3年生までの5年間の教育課程で英会話の指導を行ない、早期から「英語によるコミュニケーション力」の育成を図っています。
・心のサポート推進事業
学校、教育委員会、警察、福祉、医療などの各機関が連携して支援を行なう「子供サポートネットワーク」の立ち上げなど、いじめや不登校などの問題の解消や予防をする対策を行なっています。
・第2次さいたま市特別支援教育推進計画
さいたま市では、子供一人ひとりのことを考えた特別支援教育制度を充実させています。
見逃せない!家族連れにオススメのお出かけスポット
さいたま市は都心へのアクセスがいいだけではなく、市内にもたくさんのお出かけスポットがあります。
・さいたまスーパーアリーナ
さいたまスーパーアリーナでは大きなコンサートやスポーツなどが様々な催し物が開かれており、子供向けのテレビ番組のイベントなども数多く開催されています。
・埼玉スタジアム2002
日韓ワールドカップを開催するために作られたサッカースタジアムです。
浦和レッズと大宮アルディージャなどのJ1サッカーチームによる試合や、ワールドカップの予選をはじめとした公式国際試合が数多く開催されており、サッカーが盛んなさいたま市をますます盛り上げています。
・鉄道博物館
鉄道ファンのみならず、家族連れにも人気のスポットです。
鉄道のジオラマや実際の車両が見れたり、運転体験ができたりと、大人も子供も楽しめる場所と言えます。
鉄道に興味がなくても楽しめるイベントがたくさんあるので、お子様を連れて出かけてみてはいかがでしょうか。
・大宮公園小動物園
大宮公園の中にある少し小さな動物園です。
小規模ではありますが、ニホンザルやフラミンゴ、ツキノワグマなどさまざまな動物たちを身近に感じることができます。休日に子供を連れていくと喜ばれるでしょう。
この他にもさいたま市には神社や盆栽村など歴史を感じられるお出掛けスポットや、便利なショッピングモールなどの施設も充実しています。
家族で気軽に楽しめるお出掛けスポットや、教育制度が充実しているさいたま市。
子供の将来のことを考えてしっかりと勉強をさせたい、休日は家族でたくさんお出掛けをしたいという方は、さいたま市での住宅購入も一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-032
住みやすい街とは
住宅を購入するのであれば、家族みんなにとって住みやすい街を選びたいですよね。
ここでは、特に小さい子供がいるお父さんやお母さんへ向けて、住宅を購入する前に確認しておきたい、住みやすさを判断するためのポイントをご説明します。
人気がある街=住みやすい街ではない
テレビや雑誌などで「人気がある街」として紹介されている街に住みたいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、「人気がある街」と呼ばれている街が住みやすい街だとは限らないので、注意が必要です。
雑貨屋やカフェが多く、オシャレな雰囲気をもった街などが人気な街として紹介されることが多いですが、そういった街は、例えば食料品を買うのに必要なスーパーがなかったり(あっても安売りが非常に少なかったり)、日々の生活では不便になってしまうケースもよくあります。
住宅を購入するのであれば、実際に住むときに必要なものは揃っているのかを自分自身で確認する必要があるでしょう。
職場や保育園へのアクセスが良いかどうか
職場までの通勤時間などは事前によく調べ、家族のみんなが生活しやすい場所かどうかをしっかり確認しましょう。 特に小さい子供がいるご家族の場合、保育園に預けている子供をお迎えにいく時間もありますから、職場から保育園までの距離も視野に入れておく必要があるでしょう。
子供にとって危険な街ではないか
子育て世帯であれば確認しておきたいのが、その街の安全性。
周辺に大きな道路があり交通量が多い地域は、車での事故が心配ですよね。
また、交通量が少なくても信号がない横断歩道が多い地域では、子供から目を離さないように気を付けなければなりません。
他にも確認しておきたいのが、子供の通学路や駅までの道のりです。
明るい昼間は安全に見えても夜になると真っ暗で危険な道などもあるので、住宅を購入するのであれば、昼だけでなく夜も安全な地域なのかどうか、自分の目で確かめてみましょう。
子供が遊び場に行きやすいか
小さい子供がいるご家族の方は、公園や広場が近くにあるかどうかもチェック。
公園や広場などの遊び場は、子供が思い切り体を動かせるということはもちろん、同世代の子供と交流する機会が増えるといったメリットもあります。
遊具を他の子と共同で使ったり、子供同士でルールを作ったりと、子供の輪の中でしか学べないことはたくさんあります。
良好な人間関係が、安心して暮らせる環境をつくる
ご近所付き合いがしやすい環境かどうかも、住みやすさに繋がってくるでしょう。
自分の家族以外にも子供のことを見守ってくれる人が多くなると、心強いですよね。
子育て世帯が多い街もあればお年寄りが多く住む街もあります。街によって特徴がありますが、同じ境遇の人が住んでいるところを選ぶと、情報交換などがしやすく、よいコミュニティをつくりやすいでしょう。
同じ境遇の人が多いと情報交換がしやすいので、小さい子供がいるご家族なら子育ての相談やお互いの子供を気にかけることもできます。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-033
子育てするなら
一戸建てを選ぼう
子供にはのびのびと健康に育って欲しいもの。そのための環境を作り出してあげるのは親の重要な役目であり、住宅の購入は一生に一度の大きな買い物です。
マンションの方が安いし、余計な手間もかからないという安易な理由で購入してしまっては、大きな後悔の元です。
子供が育つ環境としては、やはり一戸建てがおすすめです。今回は、なぜ一戸建てが子供を育てるのに適しているのかご説明していきます。
子育てにピッタリな住環境とは
一戸建てかマンションかという前に、子育てに適した環境を求めているなら、まず近くに公園があったり、同世代の子供が多いところに住むことをオススメします。
公園が近ければ、外で体を動かして遊ぶという機会が増えますし、同世代の子供が多ければ子供同士のコミュニケーションの場だけでなく、お母さん同士の情報交換の場にもなります。
それでは、日常の大部分の時間を過ごすことになる住居についてはどうでしょうか。
赤ちゃんの頃は泣き声、少し育つとドタバタ走り回る音。生命力にあふれた子供は、しつけ云々の前にどうしても音を発してしまうものです。
よほど防音に優れたマンションでもない限り、周りへの影響は必ずあると思っていいでしょう。直接クレームがあり騒音トラブルに発展するといったことがなくても、我慢して暮らさざるを得ない人が出てきます。
アパートやマンションに住むのであれば、こういった点にも気を付けなければなりませんね。
子育ては周辺住民の方への配慮が必要
子供ができたら一戸建てを検討するというのは、自然な成り行きです。
子供を育てるということは、ひとつの家族として社会に対してより責任を持つことにもつながり、周辺住民への配慮も当然慎重に行わないといけません。
また、ただでさえ相当な体力を要する子育て中に騒音トラブルなど発生しようものなら、ストレスフルになって落ち着いた生活も送れなくなってしまいます。
マンションの周辺住民に迷惑をかけないためには、子供を静かにさせないといけませんが、子供が遊ぶたびに「静かにしなさい!」と叱らなければいけないのは、親にとっても非常にストレスが溜まってしまうものです。
子育てするなら庭付き一戸建てがベスト!
一戸建ての住宅は、足音を気にすることなく家の中で遊べることから、アパートやマンション等の集合住宅に比べ、子供たちが多少騒いでも近隣に迷惑がかからないというメリットがあります。
子供の友だちが遊びにきて走り回っても、神経質に叱る必要がないので、お母さんの精神的な負担も減らすことができます。
また、庭付きの一戸建てであれば、目の届く範囲内で遊ばせることができますから、防犯面でも安心です。庭のスペースが少し広めにあれば、休みの日にお父さんと子供がキャッチボールすることだってできますね。お母さんと家庭菜園で野菜や果物を育てたり、子供との触れ合いが広がります。
平日は忙しくてなかなか子供と触れ合う時間をとれないお父さんも、家の中に子供と遊ぶことができるスペースがあれば、子供と触れ合う時間を作りやすくなるでしょう。
子供をのびのびと育てるためには、元気に遊べる環境を作ってあげることが大切です。
子育てをするのであれば、家の中でも走り回ることができる一戸建てをおすすめします。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-034
子育てしやすい街とは
子供がいる方であればだれでも、子育てしやすい環境に住みたいと考えるのではないでしょうか。ここでは、子育てしやすい街とはどのような街なのか、遊び場、治安の良さ、周辺施設などの観点からご説明します。
子育てには「遊び場」が必要!
東京都の調査(「次世代育成支援に関する世論調査」)によると、「子育てをするうえで、住宅や住宅の周りの環境についてどのような点が重要と思うか」という質問に対して、「子供の遊び場、公園などの利便性」と答えた人が45%でトップでした。
しかし、「遊び場の環境が整っているか」というか質問に対しては、32%もの人が「整っていない」と答えています。その理由としては、以下のようなものが挙げられました。
・「思い切り遊ぶための広さが十分に確保されていない」
・「雨の日に遊べる場所がない」、「近くに遊び場がない」
・「周辺の道路が危険である」
子供には外で元気いっぱい走り回り、のびのび育ってほしいと思っているものの、現実的には安心して子供を遊ばせる場所がないと感じている親御さんが多いようです。
住宅を購入するのであれば、その周辺地域には子供が遊べる場所があるか、雨の日でも遊ぶことができる施設があるかということも確認してみる必要があるでしょう。
「治安の良さ」を見極めるには
ご近所付き合いが良好であることは、治安の良さにつながります。
登下校時に子供が通ったかどうかなどを、ご近所同士での子供の様子を気にかけることで、子供が危険な状況にさらされるのを防ぐことができます。
ご近所同士で良好な関係を築けるかどうかは、住んでみないと分からないことも多く難しいところではありますが、なるべく子供が多く、子育て世帯に好まれる街を選ぶと、子育てや学校行事に関する話題などがあるので、コミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
ある住宅会社が実施した調査から、「子育てのためにはずせないと思う住環境の条件」として「近隣の生活施設(病院・ショッピング施設・図書館など)が豊富であること」をあげた人が65.2%いるということが分かりました。
このことから、スーパーや商店街など生活に便利な施設や、図書館や公園など子供の教育に役立つ施設が充実している場所が、子育て世帯に好まれる場所だと言えます。
周辺道路の交通量をチェック
見逃しがちなのが、周辺道路の交通量と安全性です。
街中にあるマンションは交通量の多い道路に面していることが多くあり、郊外では横断歩道に信号機の付いていないことがあります。これらは小さな子供にとってはとても危険な環境です。
街中でも郊外でも家の出入り口が大きな道路に面していると、子供が交通事故に遭う危険性が高くなります。出入り口は交通量が少ない通りに面しているのが理想です。また、歩道と車道が分離されている道路があれば、小学校に通う子供の通学も安心です。
医療機関・教育機関へのアクセスは?
子供は急に熱を出すことも多いので、いざというときに頼れる医療機関が必要です。特に小児科は子育てをするお母さんにとって、とても頼りになる存在です。 さらに、夜間の急な病気でも診察をしてくれる小児科医があれば、いざというときでも安心ですね。
子育てがしやすい!「大規模分譲住宅地」とは
統一感のある建売住宅が並ぶ大規模な分譲住宅地は、子育てがしやすい環境にあると言えるでしょう。
大規模分譲住宅地はひとつの街のようになっており、近隣の住民同士でのコミュニケーションも取りやすいため、子育てや学校に関する情報を共有しやすい環境にあります。
また、住宅地の出入口をひとつしか設けないなど、外部からの侵入者を極端に減らす工夫を施していることが多く、防犯面での効果も期待できます。
子育てをしやすい環境をお探しなのであれば、このような大規模な分譲住宅地についても一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
- 住みやすい住宅選び
- MK C-035
子供のことを考えた
住宅購入のポイント
子供が生まれたら、元気で健やかに育つような環境づくりをしたいものです。そのためにはどのような場所・物件を選べばいいのでしょうか。
ここでは、子供がいるご家族向けに住宅を購入するときのポイントをご説明します。
やっぱり大事!日当たりのいい住宅
日当たりは、子育てをするうえでもとても大切なポイントです。
子供たちが室内で遊んでいても、日当たりがよければ室外で遊んでいるのと同じように、健康的な環境で過ごすことができます。学校があって平日の日中は使わないことの多い子供部屋よりも、家族みんなが集う場所の日当たりが良いかどうかを優先した方がいいでしょう。
また、子供は洗濯物が多いもの。洗濯物を乾かしやすい、日当たりがいいベランダのある住宅がオススメです。
ひとり部屋も視野に入れて!子供が成長したときの間取り
また、今はまだ子供が小さくても、もっと成長したときのことも考えておかなければいけません。
例えば小学校高学年~中学生ぐらいになると、ひとり部屋が必要になってきます。
兄弟がいる場合は、全員にひとり部屋を作るのが難しいということもあるかもしれませんが、異性の兄妹の場合は男の子と女の子で部屋を分けてあげる必要があるので、最低でも2部屋は用意してあげたいですね。また、子供の成長に合わせ、間仕切り壁を追加できるよう工夫された建物を選ぶこともできます。
このように、子供が成長したときのことや兄弟ができたときのことも考えて、部屋の数や間取り、将来を見据えた可変対応などを視野に入れておくを決めていくことをおすすめします。
周辺施設の充実度もチェックしよう
・病院
子供が小さいうちは抵抗力が弱く風邪を引きやすいので、病院に行く機会も多いです。
そのため、小児科などの病院が近くにある必要があるでしょう。
特に、夜中に突然熱を出したときでも連絡がつくような小児科医が近くにいると安心です。
・買い物施設
子供が小さいうちは、少し目を離した隙に子供が迷子になってしまうなど、買い物をするだけでも一苦労です。
さらに、買い物した後は大きな荷物を持って移動することになるので、スーパーや商店街などの買い物施設が近くにあるととても便利です。
・公園などの遊び場
公園などの遊び場が近所にあると、親子で気軽に出かけることができるのでおすすめです。
小さな子供にとって、体を思い切り動かせる場所があるということはとても重要です。
また、公園は同世代の子供たちと交流を持つきっかけが作りやすいので、友だちづきあいも自然と身に付かせることができます。
このように、日当たりや、子供が大きくなったり増えたりしたときも考えた間取り、周辺施設のことなどを考慮した上で、住宅購入に踏み切りましょう。
子育て住宅設計
子供の事を第一に考えた住まい選びのポイントをご紹介しております。子供の健やかな成長を願って子供が住みやすい住宅を選んでみませんか?
- 子育て住宅設計
- MK C-036
子育てにも必要不可欠?
和室の魅力に迫る!
最近では、純和風の家というのはすっかり少なくなりました。それでも、未だ多くの人が自宅を建てる際に、畳みの部屋、つまり和室を設けています。なぜ、日本人はいつになっても和室を求めるのでしょうか。今回はそんな和室の魅力についてご紹介します。
和室のメリット
寝室にはベッド、リビングやダイニングはフローリングといった家がほとんどになってきました。そんな洋風の家の中で、和室は一体どのような役割を果たしているのでしょうか。下記にまとめました。
多目的に使える
リビング、ダイニング、キッチン、ベッドルームと、用途がはっきりと決められがちな洋室に比べ、和室は幅広い用途に利用することができます。
座卓と座布団を出せば客間に、布団を敷けば寝室に、食事を運べば食卓に変化します。
ときと場合に応じて使い方を変えられる和室は、さまざまな用途に利用できるのです。
子供の遊び場に最適
床を這いまわったり、転がったりする子供にとって、畳みはうってつけの遊び場です。フローリングとは違い、クッション性があるため、体にかかる負担も少なく、音も響きづらくなります。
リラックススペースとして使える
洋室中心の生活をするようになっても、和室で座椅子に座ったり、寝転がったりすると落ち着く、癒されるという人はたくさんいます。和の空間でくつろぐことで、ストレス解消やリラックス効果が期待できます。
現代の住まいとの融合
和室はメリットの大きいものですが、一部屋和室を設けても、活用しきれずにデッドスペースになってしまうこともあります。そうならないためには、従来の和室ではなく、新しい形で住まいに畳を取り入れることがおすすめです。最近は、家族が多くの時間を過ごすリビングダイニングのすぐ近くに、畳スペースを設けるという間取りが人気です。
大人の目も届きやすいので、子供の遊び場やお昼寝するための場所として利用できます。また、扉で区切ることもできます。扉で区切れば、客間やお子様のお友達が遊びに来たときの遊び場としても使えます。
畳スペースの種類
畳みスペースには、リビングからひとつづきでフラットになっているタイプと、小上がりになっているタイプの2種類があります。各特徴は以下の通りです。
フラットタイプの特徴
・段差がないため、子供やお年寄りにも安心の設計です
・ひとつづきの場所にあるので、広々とした印象になります
小上がりタイプの特徴
・段差があるため、畳の下に引き出し式収納を設けることができる
・段差に腰をかけることができる
和室のような独立した多機能空間まではいらないが、気持ちが落ち着くとか心が癒されるといった理由や、畳に座ることがおしゃれであるといった理由から、空間デザインの一部として畳スペースを取り入れる人が多くなっています。
また、幼い子供が畳と触れあえる機会はどんどん減ってきていますが、子育てにも畳スペースは役立ちます。畳はやわらかいので、お昼寝にも最適ですし、防音効果もあるからです。
これから家を建てようと思っている人は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。リフォームを考えている人にもおすすめです。
- 子育て住宅設計
- MK C-037
リビング階段は
子育て設計の理想系!?
家を建てる人の憧れとして、吹き抜けと共にしばしば挙げられるのが「リビング階段」です。今回はリビング階段の概要とその魅力をご紹介します。
リビング階段とは
2階建以上の住まいの場合、一階から階上へ続く階段をどこに配置するかは、基本的に自分で決めることができます。昔ながらの住宅では、玄関を入ってすぐ脇という間取りがほとんどでした。しかし、最近では、リビングに階段があるタイプの家が増えてきています。この階段、もしくはこの階段を設けた間取りを「リビング階段」といいます。近年では多くの住宅で見られる間取りですが、その歴史はそう古いわけでは無く、家庭内のトラブルや子供の非行問題などを背景に生まれました。家族間のコミュニケーションが生まれやすくなるため、今も昔も多くいる家族間のコミュニケーショを生活する上で最も大事にしたいと思う人たちに、人気を集めています。
リビング階段のメリットとは
近年、人気が高まっているリビング階段ですが、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。以下にまとめました。
デザイン性に優れている
リビングから続く階段は、内観をお洒落な雰囲気にしてくれます。また、リビングと階段を別々に設置するよりも、リビング階段にした方が開放的で、部屋が広く見えるというメリットもあります。
家族間のコミュニケーションが生まれやすい
階上に行くのにリビングを経由しなければならないので、家族間のコミュニケーションが生まれやすくなります。また、上の階から下の階、下の階から上の階への声かけもしやすくなります。
子供の様子がわかりやすい
多くの家庭では、子供部屋が2階に作られます。学校から帰ってきた子供がリビングを通らずに子供部屋へ行ってしまうと、様子がまったくわかりません。しかし、2階に子供部屋があれば、リビング階段を上がる際に必ず顔を合わせますから、親の目を避けようとする多感な時期も子供の様子を確認しやすいでしょう。
リビング階段のデメリットとは
さまざまな魅力のあるリビング階段ですが、デメリットもあります。リビング階段を設けることを検討する際には、リビング階段が抱える問題点とその解決法についても知っておく必要があるでしょう。
寒い
リビング階段のデメリットとして、しばしばあげられる問題点です。
風通しが良くなるため、密閉性がなくなり、暖房を入れても部屋が暖まりにくくなってしまいます。
解決方法としては、断熱材をしっかり入れた家づくりをすることや、リビング階段の入口や途中にロールカーテンをつけるといった方法があります。
リビングに人が繁雑に通る
リビングにお客様がいるときに、子供が帰って来てバタバタと2階にあがっていったり、子供の友達がリビングを経由して2階にあがっていったりするという問題が起こります。
前者に関しては、子供に「お客様がいたら挨拶をする」ということをしっかり教育することで解決です。知らないお客様への接し方を実地で学ぶことができますから、子供の社会性を育てるのに役立ちます。
また、子供の友達に散らかっているリビングを見られると気まずいという問題も、いつも整理整頓しておけば解決です。自然と小まめに掃除をするようになり、家の中を常に美しく保つことができます。
メリットがある分、デメリットもあるといわれるリビング階段ですが、このように、デメリットもメリットになりうることがほとんどです。特に子育て関しては、リビング階段は大きなメリットがあります。これから家を建てる人は、リビング階段の設置を一度検討してみてはいかがでしょうか。
- 子育て住宅設計
- MK C-038
子育てに必要不可欠な
スタディーコーナーとは?
家づくりにこだわる子育て世帯の人たちの間で注目されている、住宅内の設備のひとつに、「スタディーコーナー」があります。今回はスタディーコーナーをご紹介します。
スタディーコーナーとは
スタディーコーナーとは、リビングやダイニングの一角に設ける学習用スペースのことです。このスペースは、ひとつの部屋のようにきっちりと区切られたスペースではありません。部屋の角に、作りつけのテーブルや棚を設置するというのが一般的な形状です。
広いスペースが必要ではないため、簡単に設置できるのが魅力です。また、区切られたスペースではないので、家族とコミュニケーションを取りやすく、扉で仕切られていないので気軽に利用できます。
子供中心のスペースというわけではなく、大人がパソコンや読書をするスペースとしても利用でき、家族みんなで共有することができる大変便利なスペースです。
子供にとってのスタディーコーナーのメリット
スタディーコーナーは子供にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか。リビングダイニングのスタディーコーナーを例にご紹介します。
帰宅後、すぐに学習する癖がつく
帰宅した子供は、手洗いうがいをした後は、親のいるリビングダイニングへ行くことがほとんどです。そこで親と話したり、飲みものを飲んだりした後、そのまま宿題を始められるため、帰宅後にすぐ学習する癖を自然に身につけることができます。
学習を通じて家族間のコミュニケーションが活発になる
親がリビングやキッチンに近い場所にいれば、子供は学校で出されたプリントを見せたり、宿題のわからないところを聞いたりしてきます。学習を通じて、家族間のコミュニケーションが盛んになります。
自立心が芽生える
自分専用のスペースを持つことで、そこをきちんと片づけたり、飾りつけたりするという意識が自然と生まれます。自分の場所を持つことで、少しずつ自立心を養われるためです。
大人にとってのスタディーコーナーのメリット
スタディーコーナーは、大人にとってもメリットがあります。もともと子供のいないご家庭や、子供が独立していったご家庭でも、スタディーコーナーがあって損はありません。大人がスタディーコーナーを活用する方法をいくつかご紹介します。
PCデスクとして活用
スタディーコーナーにPCを置けば、家事の合間にネットサーフィンをしたり、レシピを検索したりすることができます。リビングやダイニングのテーブルにパソコンを置きっぱなしにすると、来客時に邪魔になることもあります。しかし、スタディーコーナーに置けば、いつでも思い立ったときにすぐ利用できて、誰かの邪魔になることもありません。
趣味のコーナーとして活用
手芸やミシン、読書など、趣味の時間にも役立ちます。自分の趣味の道具をリビングのテーブルに広げておくのはなかなか難しいですが、スタディーコーナーであれば、裁縫道具やミシン、読みかけの本などを置いておくのにもぴったりです。
飾り棚として活用
スタディーコーナー自体を棚に見立て、花瓶や雑貨を飾るという使い方もあります。
このように、スタディーコーナーにはさまざまな活用方法があります。「自分や家族のライフスタイルに合うかも」と思われた人は、検討してみてはいかがでしょうか。
- 子育て住宅設計
- MK C-039
埼玉県は子供に優しい!
子育て応援分譲住宅認定制度について
埼玉県には、「子育て応援分譲住宅認定制度」という制度があります。これは、埼玉県が、子育てに適した住宅を認定する制度です。この認定を受けた住宅を選ぶことで、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
子育て応援分譲住宅認定制度の概要
埼玉県が子育てに適した住宅を認定する制度「子育て応援分譲住宅認定制度」。では、どのような住宅が「子育てに適した住宅」として認定されるのでしょうか。県が定めた要件、基準を下記で簡単に紹介します。
・10戸以上の戸建分譲住宅であること
・子育てに適した広さがあること
・子育てに適した内装であること
こうした要件、基準を満たしているかどうか、設計段階と建設後にチェックされ、満たしていると判断された場合に認定されます。
設計段階のチェックをパスした住宅は、埼玉県のホームページで紹介されるため、子育てに適した住宅を探している人はチェックしている人も多いようです。
具体的な認定基準
先ほども少しご説明しましたが、子育て応援分譲住宅認定制度の認定を受けるためには、いくつもの基準をクリアする必要があります。ここではもう少し詳しくその基準についてご案内します。
住宅の広さに関する基準
以下のどちらかを満たす必要があります。
・敷地面積100㎡以上、建物延床面積90㎡以上
・敷地面積120㎡以上、建物延床面積100㎡以上
前者の住宅の場合は、建物の作りに関する基準が後者よりも厳しくなります。
住宅の仕様に関する基準
住宅の仕様に関する基準には以下のようなものがあります。
以下のどちらかを満たす必要があります。
・玄関は、ベビーカーや子供の道具類を置くことができるよう、1㎡程度の広さを確保すること
・キッチンからもリビングにいる子供が確認しやすい間取りになっていること
・階段の高さや作りが安全性に配慮されたものであること
・内装がホルムアルデヒド対策をとられたものであること
コミュニティ醸成に関する基準
分譲事業者や管理会社に、子育てを支援するサービスを提供するよう定められています。
子育て環境の整備に関する基準
セキュリティの実施、子供同士の遊び場などが必要とされています。
このように、子育て応援分譲住宅認定制度の認定には多くの基準が存在しています。
住宅ローン優遇制度
子育て応援分譲住宅認定制度の認定住宅に対して、埼玉県と提携した地元銀行や信用金庫などが住宅ローンの優遇制度を設けました。新築住宅購入の場合、その優遇制度の適用条件は以下の通りです。
・埼玉県に新たに家を建てる、(埼玉県に在住の人は)今よりも広い家に住み替える
・中学生以下の子供がいる、夫婦の年齢の合計が70歳以下
・基準に適合する家を取得するためのローンである
最後の適用条件にある「基準に適合する家」のひとつが、子育て応援分譲住宅認定制度で認定された家です。優遇適用となれば、通常よりも安い金利でローンを組むことができますから、積極的に利用したいところです。
子育て応援分譲住宅認定制度には、このように多くのメリットがあります。埼玉県内で家さがしをする子育て世帯の人は、認定を受けた住宅を選んでみてはいかがでしょうか。
- 子育て住宅設計
- MK C-040
子供部屋の役割と
年齢に合わせた住環境のあり方
間取りを考えるときに、よく考慮しなければならないのが「子供部屋」です。大人とは違い、子供は成長に合わせて、生活スタイルが大きく変化していきます。また、弟や妹が増えたり、成長した子供が独立したり、一緒に暮らす子供の数が増えたり、減ったりすることも十分あり得ます。ではそういった子供の成長や家族構成の変化に対応できる間取りとは、一体どのようなものなのでしょうか。
子供部屋の役割とは
家の中に、「パパの部屋」や「ママの部屋」がないご家庭も多いと思います。そういった場合でも、子供の部屋というのは子供ひとりひとりにきちんと用意されていることがほとんどです。なぜなら、子供部屋には、いくつもの役割があり、非常に大切だからです。下記にその役割をまとめました。
学習スペースとしての役割
小学校にあがると、宿題を出されて自宅学習をする必要がでてきます。自分ひとりの部屋で集中して勉強したほうが、効率よく学習できるでしょう。
リビングやダイニングでの学習は、親の目が届くというメリットがある一方で、ほかの家族が立てる生活音が子供の勉強の妨げになってしまうというデメリットもあります。子供の成長に合わせて活用することが望ましく、親の目が届かないと心配な時期ほど必要なスペースと言えるでしょう。
着替えスペースとしての役割
男の子でも女の子でも、両親がそろっているご家庭の場合は、家の中に異性がいるという状況になります。思春期を迎える時期の子供にとって、そういった状況の中で着替えをするというのは落ち着かず、居心地が悪いものです。しかし、子供部屋を設けることで、安心して着替えることができるのです。
寝室としての役割
「学習スペース」「着替えスペース」「寝室」として機能するプライベートスペース、子供部屋はどれくらいの広さであるべきなのでしょうか。まず、子供部屋に必要な家具を下記にまとめました。
・学習机
・本棚
・クローゼット
・ベッド
これらがきちんとそろっていれば、子供部屋はそれほど広いスペースである必要はありません。家族がコミュニケーションを取る場としてはリビングがあり、食事をする場としてはダイニングがあるからです。これらの家具を置くためには、4.5畳程度の広さが必要です。「4.5畳程度の広さ」、これが子供部屋の広さのひとつの目安となります。
あまりに広い子供部屋だと、幼いうちはかえって落ち着かないこともあります。
「自分専用のスペース」という特別感を子供に感じてもらうためにも、子供部屋はあまり広すぎないように作るのがおすすめです。
子供部屋をいつ作るか、どのような間取りで作るか
子供が幼い間は、当然、親と共に寝ることになります。また、目を離すと危険なうちは、勉強も遊びもリビングでさせたほうがよいでしょう。つまり、子供が幼いうちは、子供部屋は必要ありません。子供がまだいない場合も同じです。
そういった状況で子供部屋を設けてしまうと、子供が大きくなるまでは無駄なスペースとなってしまいます。そうならないために、寝室や娯楽スペースとして使える大きな部屋を設け、将来、子供部屋と別の用途に使う部屋に間仕切りするという方法があります。扉やクローゼットも2部屋にわけられる形で作っておけば十分可能です。
また、お子さんが2人いる場合にも、子供のころは2人用の大きな子供部屋として使い、大きくなったら2部屋に分けてそれぞれの子供部屋にするということもできます。
幼い子供がいる場合、将来子供を育てる予定がある場合は、子供の成長に対応できる、柔軟性のある家づくりをおすすめします。
- 子育て住宅設計
- MK C-041
子供のことを考えた
家づくりのポイント
どんな家づくりをするか考えるにあたって、子供にどれだけ良い影響が与えられるかという点は、子供のいる家族なら必ず気にするはずです。人それぞれ環境は異なりますが、子供のことを考えた家づくりのポイントとしては、以下のようなものがあります。参考にしてみてください。
子供部屋の広さはどれくらい?
子供部屋の広さは、学習机、本棚、クローゼット、ベッドを揃えて、最低4.5畳程度あるといいでしょう。学習スペースとして、寝室として、着替えスペースとしての役割を持ちます。子供が二人いる場合は後から部屋を間仕切りするなど、環境の変化に応じて調整できるようにしておくのもいいでしょう。
詳しくは「成長に合わせた子供部屋の広さと分け方講座」のページで解説します。
スタディーコーナーについて
スタディーコーナーとは、リビングやダイニングの一角に設ける学習用スペースのこと。スタディーコーナーで子供に勉強させることで、帰宅後すぐに学習する癖をつける、コミュニケーションが活発になる、自立心が芽生えるなどのメリットがあります。大人も活用できますので、スタディーコーナーの導入を検討してみてください。
詳しくは「子育てに必要不可欠なスタディーコーナーとは?」のページで解説します。
リビング階段について
子供が学校から帰ってきたとき、玄関すぐに階段があれば、親の顔も見ずに自分の部屋に行ってしまう心配がありますが、でも、リビング階段なら必ず顔を合わせることができます。お客さんが必ずリビングを通らないといけない、寒いなどのデメリットも一方ではあるので確認しておきましょう。
詳しくは「リビング階段は子育て設計の理想系!?」のページで解説します。
和室について
フローリングの割合が増える中、和室の存在も根強い人気があり、一部屋だけでも和室、もしくは畳スペースにするというケースは多いです。和室は、就学前の幼児の遊び場やリラックススペースとして使えます。他の部屋とうまくなじむような形で、和室、もしくは畳スペースの設置を検討してみませんか。
詳しくは「子育てにも必要不可欠?和室の魅力に迫る!」のページで解説します。
埼玉県の子育て応援分譲住宅認定制度について
埼玉県には、住宅ローンの優遇が受けられる、「子育て応援分譲住宅認定制度」という制度があります。子育てに適した住宅に該当するかどうかは、10戸以上の戸建分譲住宅であること、10戸以上の戸建分譲住宅であること、子育てに適した内装であること、などが基準となっています。
詳しくは「埼玉県は子供に優しい!子育て応援分譲住宅認定制度について」のページで解説します。
子供にとって何が良いかは、時代によって考え方も変わってきますし、何が正解なのかと戸惑うこともあるでしょう。基本的な知識はしっかり吸収した上で、自分たちの家族にとっては何が大事かを考えてみましょう。
しかし、はじめての家づくりでわからないことも多いかと思います。お悩みのことがあれば、三井開発までお気軽にご連絡ください。
省エネについて知ろう
省エネ住宅は住宅選びの上で欠かせない条件となりつつあります。こちらでは、そんな省エネ住宅の選びに関するお役立ち情報を発信しておりますので、是非参考にしてみてください。
- 省エネ住宅
- MK C-042
エコでお得な
エコキュートの仕組みとは?
「エコキュート」という言葉をご存知でしょうか。最近では、家作りを検討している方でなくとも、耳にするようになりました。けれど、「耳にしたことはあっても、実際にどんなものなのかはよく分からない……」という方も少なくないはずです。ここでは、そんな方に向けて、実際にエコキュートがどんなものなのかを紹介します。
エコキュートの仕組み
エコキュートとは、ヒートポンプという技術を使って、ガスではなく電力でお湯を沸かす給湯機です。
大気中の熱エネルギーを利用して、通常よりも少ない電力で多くの熱エネルギーを生み出すことができます。熱エネルギーと聞くと、外が暑いときしか使えないと考える方もいるかもしれませんが、実際には、寒冷地向けではない通常のタイプでも、マイナス10℃を上回る温度であれば、お湯を沸かすことができるのです。
このヒートポンプシステムは、エアコンや冷蔵庫、一部の洗濯乾燥機でも使われている、省エネシステムであり、それを給湯に使っているというのが、エコキュートの仕組みです。
エコキュートの特徴
エコキュートには、3つの大きな特徴があります。
環境へ与える影響が少ない
使ったエネルギー量の、およそ3倍もの量の熱エネルギーを作り出すことができます。
また、エコキュートでは、ヒートポンプシステムで冷媒(※1)として利用されることがある代替フロン(※2)ではなく、自然冷媒(二酸化炭素)を利用しています。これは、可燃性や毒性のない、環境に優しい冷媒です。
※1 冷媒:熱エネルギーを運ぶ役目を持つ物質
※2 代替フロン:二酸化炭素の数百~数万倍もの温室効果があるとされ、地球温暖化への問題が指摘されている物質
コストパフォーマンスに優れている
少ないエネルギーで多くの熱エネルギーを生み出せるということは、それだけ光熱費が掛からなくなるということです。また、多くの人が電力を使う昼の時間帯ではなく、電力の使用料が少ない夜間にお湯を沸かして貯めておいて、それを必要なときに使うため、使用する電力量を抑えることができます。
そのため、一般的な電気温水器からエコキュートに給湯システムを変えることで、節電、節約をすることができるでしょう。
安心安全なシステムである
エコキュートでお湯を沸かすと、余分な塩素が減り、肌に優しいお湯となるため、優しいお湯でお風呂やシャワーを楽しむことができると言われています。
エコキュートの選び方
エコキュートにはいくつかの種類があるため、自分の家庭のライフスタイルにあったものを選ぶようにしましょう。
作動環境を選ぶ
エコキュートには、「フルオート」、「オート」、「給湯専用」の3つの種類があります。
「フルオート」は、ボタン1つでお湯はりができ、その後は自動で保温と足し湯を行います。「オート」の場合は、お湯はりや足し湯を手動でボタン操作することによって行うことができます。「給湯専用」は、蛇口からお湯が出てくるのみで、追い炊きをすることはできません。
お湯を張ったまま長い時間置いておくことがある家庭の場合、フルオートが便利な側面もあるものの、長い間入浴しないときでも常に自動で一定温度が保たれるため、光熱費は余計に掛かってしまいます。
タンク容量を選ぶ
一般的なのは、370リットル、460リットルの2種類でしょう。
使う家族の人数で選ぶのが一般的で、それぞれ、4人前後、6人前後という目安があります。
来客が多い家庭の場合には、そういった部分まで含めて考えると良いでしょう。
今回は、エコキュートの仕組みや特徴を紹介しました。エコキュートは、非常に効率の良い省エネ機器です。新築やリフォームの際には、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
- 省エネ住宅
- MK C-043
エコ住宅に欠かせない
太陽光発電のシステムの必要性
エコ住宅、省エネ住宅が強く意識される昨今、太陽光発電はもはや特別なことではなくなりつつあります。そんな太陽光発電のシステムの導入費用とそれを取り戻すのに必要な期間、そしてメリットとデメリットについてご説明します。
導入費用のうちわけ
太陽光発電のシステムの導入費用は、具体的には下記のようになります。
本体の費用
ソーラーパネル本体の価格です。メーカーや枚数によって金額が変わります。
周辺機器の費用
設置用の台、電力変換機「パワーコンディショナー」、ケーブルなどの費用もかかります。
工事の費用
施工費もかかります。
これらの合計が導入費用となります。およそ120~200万円になります。
導入費用を取り戻すために必要な期間
自治体によって数万円程度の補助金が出るとはいえ、太陽光発電のシステムの導入に必要な金額はおよそ120~200万円です。これを取り戻すために必要な期間はどれくらいでしょうか。
ソーラーパネルで電気を作ることで、それまで毎月かかっていた電気代を安くすることができます。昼間、太陽が出ている間に使う電気代については0円になり、夜、発電できない時間帯だけ電気を電気会社から購入することになります。夏場、昼間の暑い時間帯は、エアコンを利用することが多いため、大きな電気代の削減が期待できます。
また、余った電気は、各地域を管轄する電力会社に売ることができます。売電価格は、毎年見直されていますが、最初の契約時から10年ないし20年は同価格となります。電気料金と売電金が相殺されて月々の電気料金が最終的に0円になるケースや、いくらか儲けが出るケースもあります。
売電できることを考慮すると、月々1~2万円程度の節約になるといわれています。仮に導入費用が150万円で、毎月1万円の節約になった場合、1年で12万円の節約となり、12年半で導入費用が戻る計算になります。もちろん、月2万円の節約ができた場合は、半分の6年3か月で元が取れます。
太陽光発電のシステムを導入することのメリット
太陽光発電のシステムを導入するメリットは以下の通りです。
月々の電気代の負担が大幅に削減される
その上、売電金も入るため、月々の電気代はかなり少なくすることができます。
環境に優しい
省エネになり、環境に優しいです。導入することで補助金を受け取ることもできます。
災害時にも安心
オール電化住宅の場合、特に電気が止まってしまったときの不安が大きいですが、自家発電ができればそういった不安はありません。大規模災害による停電ではなく、小規模な停電の際も、エアコンや冷蔵庫が止まってしまう心配はありません。
太陽光発電のシステムを導入することのデメリット
太陽光発電のシステムを導入するデメリットは以下の通りです。
初期費用がかかる
初期費用がかかります。ただし、ご説明した通り、最終的には数年~十数年で元を取ることができます。
売電価格が下がっている
電気の売電価格が徐々に下がってきています。電力会社と売電契約を結んだ後、一定期間は同じ価格での買取が保障されるため、導入を検討している方は早めに決めたほうがよいでしょう。
太陽光発電システムの導入費用は、家を建てるのと同時に導入する場合、住宅ローンに含めることも可能です。また、家を建ててから導入する場合も、効率よく元を取るためには、売電価格が下がる前にはやめに導入することをおすすめします。
快適生活プラン
新築住宅を建てる、または選ぶ際のポイントは使い勝手の良さだけではありません。家族のライフスタイルやライフステージの変化をイメージして間取りを考えることはとても大事です。ここではいくつかの大事なポイントをご紹介します。
- 快適生活プラン
- MK C-044
主婦に優しい
キッチンの使いやすい配置とは?
キッチンは、配置の仕方によって使ったときの印象が大きく変化します。毎日、主婦が家族の食事を用意するときに使いやすい配置とは、一体どのようなものなのでしょうか。今回は、主婦に優しく使い勝手の良いキッチンの配置について見ていきましょう。
キッチン自体の配置について
ダイニングの中にどのようにキッチンを配置するかどうかは、その空間の印象や使い勝手を左右する大切なポイントです。
I型
昔ながらの、壁に向かって一直線に流しや作業台、コンロが配置された形のものです。多くのメーカーで発売されており、種類も豊富で価格が手ごろなものが多くあります。
対面I型
I型キッチンを、カウンターキッチンとして配置したものです。低い壁を作り、そこにI型キッチンを配置します。ダイニングテーブルに座った家族と、コミュニケーションを取りながら料理をしやすいタイプです。
Ⅱ型
流し台とコンロを平行に配置したタイプのキッチンです。
海外のキッチンのようなお洒落なスタイルで、収納や作業スペースが広く取れるため、お料理が好きな方にぴったりではないでしょうか。
L型
コンロと流しをL型になるように配置しているタイプです。
料理をしているときに動きやすいため、台所のスペースをある程度広く取れる場合にはおすすめの配置です。
アイランド型
対面I型キッチンとは違い、壁を設置せずに作るカウンターキッチンです。壁面に接することなく、室内における島のように設置されることから、「アイランド」と呼ばれています。
デザイン性に優れ、スタイリッシュなダイニングを実現することができ、大人数での作業に向いているでしょう。
電化製品の配置について
キッチンの配置を決めたら、次は冷蔵庫や電子レンジなど、電化製品の場所を決めましょう。
特にコンロとシンク、冷蔵庫は、調理をする際に必ず使うので、動線に気を配って配置する必要があります。
コンロ、シンク、冷蔵庫の3つの作業動線を結んでできるトライアングルのことを「ワークトライアングル」と呼び、このトライアングルの距離を考えることで、作業がしやすい空間を作り出すことが可能になります。冷蔵庫を配置する際には、このワークトライアングルを意識して、シンクとコンロとの距離を考えて置くようにしましょう。
また、電子レンジやオーブントースターは、調理自体に使うのか、それとも料理の温め直しがメインなのかによって配置する場所が変わってきます。このような発熱する電化製品は、ぴったりと壁に付けることができない点も考慮して、配置する場所を決めるようにしましょう。
キッチン収納について
キッチンには、食器や調理家具、乾物など、さまざまなものを収納する必要があります。 限られたスペースに必要なものをきちんと収納するためには、どのように工夫すれば良いのでしょうか。
食器棚を設置する場合、動線に気を配る
食器や保存食品などを収納する食器棚は、たくさんの物を収納できて便利な一方、コンロや作業スペースから遠い場所に配置すると無駄な動きが増えてしまいます。
実際に調理をする際の動線を意識して、設置場所を考えるようにしましょう。
食器棚を設置しない場合の収納方法
食器棚を置かない場合や、食器棚にものが入りきらない場合は、キッチン収納を増やす必要があります。例えば、S字フックを利用して壁に掛けて見せる収納を使ったり、突っ張り棒で棚を増設したりする方法があります。
また、シンク下の収納場所に仕切りを作るなどして、効率よくものをしまえる工夫をすることも大切です。
毎日利用するキッチンを使いやすくするためには、レイアウトから考えることが大切です。
キッチンを使う主婦の要望に沿ったレイアウトのキッチンを選び、毎日おいしい食事を作れるような環境を整えましょう。
- 快適生活プラン
- MK C-045
新築住宅の設備計画!
トイレの選び方
新築住宅に設置するトイレを選ぶときには、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。トイレのタンクのデザインを始め洗浄機の有無など、着目すべき点はいくつかあります。ここでは、毎日を快適に過ごすために、必ず必要になる「トイレ選び」について紹介します。
タンクの有無について
最近では、従来のタンク式トイレのほかに、タンクレスのトイレも選択できるようになりました。下記で、それぞれの違いについて、いくつかの観点から考えてみました。
デザイン性
タンクレストイレは、タンクがなくなる分、空間がスッキリして、トイレの圧迫感がなくなりデザイン性がアップします。また、手洗い場を別途作ることになるため、元々備え付けられているタイプと違って、お洒落なデザインの手洗い場を選択することができます。
一方、タンク式トイレはタンクが付いていることで生活感が増すため、デザイン性で見るとタンクレストイレに軍配が上がります。
停電時
タンク式トイレと違って、タンクレストイレは電気を使って水を流しているため、停電時には水を流すことができなくなります。そのため、本体に付いているハンドルを浸かって排水し、最後にバケツの水を流す必要があります。
一方、タンク式トイレは電気を使わないため、停電時でも問題なく汚物を流すことができます。
掃除
タンク部分の掃除をする必要がなくなるため、タンクレストイレの方が掃除が簡単です。また、タンクの脇や裏側のスペースがなくなるので、埃も溜まりにくくなります。 一方、タンク式ではタンク部分の掃除もしなければならないため、掃除の手間が少し増えてしまいます。
値段
タンクレストイレの方が値段は高く、タンク式トイレの方がリーズナブルです。
ただし、メーカーや種類によってどちらも大きく価格差があるため、どの商品を比べても必ずタンクレストイレの方が高いということではありません。
温水洗浄暖房便座付きトイレのメリットとデメリット
温水洗浄暖房便座は、最近では多くの家庭で取り入れられているシステムです。こうしたトイレは、従来のトイレに比べてどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリット
・冬に冷たい思いをしなくて良い
冬の便座はとても冷たく、座るのが嫌なものです。
かといって、便座カバーを使用すると、尿の飛び散りにより衛生面が気になるという方も多いでしょう。その点、温水洗浄暖房便座であれば、冬でも暖かく、飛び散りによる汚れもすぐに拭き取ることで清潔な状態で利用できます。
・清潔さ
用を足した後、温水で陰部を直接洗浄することができるため、陰部を清潔に保つことができます。
・トイレットペーパーの使用量が減る
お尻を温水で洗うことができるため、トイレットペーパーを使う量を減らすことができます。
デメリット
・電気代が掛かる
電気で便座や水を暖めて操作するため、従来のトイレよりも電気代が掛かります。
・メンテナンス、掃除が大変
温水洗浄暖房便座が付いていないトイレと違いノズルの清掃が加わるため、掃除する箇所が増えます。
また、一定年数以上使用した場合、故障により漏電といった可能性が出てくるため、ある程度の時期で買い替える必要があります。
掃除がしやすいトイレとは
トイレは用をたす場所であるため、家の中でも特に汚れやすく、掃除に気を使う必要がある場所です。極力掃除の手間を減らし、労力を掛けずに暮らすにはどのようなポイントを見てトイレを選べば良いのでしょうか。
タンクレス
上述したように、タンクレストイレはタンク部分の掃除が不要になるため、ほこりも溜まりにくく、掃除が簡単です。
フチがない
汚れの溜まりやすい便器のフチ裏が、なだらかなカーブになっているタイプを選べば、汚れが溜まりにくく、溜まったとしても拭き取りやすくなり、掃除が劇的に楽になります。
凹凸が少ない
フチなしトイレにも繋がりますが、便座裏の凹凸や便器のふた、本体部分に凹凸が極力ないものを選びましょう。汚れが溜まりにくく、拭き掃除をしやすくなります。
最近では、汚れが付き辛い加工がされているものや、用をたしたときの大小の流水機能のほかに、超節水の流水機能が付いたものなど、さまざまな種類のトイレが販売されています。予算と必要な機能を吟味して、自分達が快適に使えるトイレを選ぶようにしましょう。
- 快適生活プラン
- MK C-046
新築住宅の設備計画!
お風呂の選び方
毎日の入浴時間をより快適に過ごすためには、自分の家庭に合った浴槽選びが大切です。特に、住宅を新築する際に、浴槽の種類や特徴をきちんと知っておくことで、最適なお風呂を選ぶことができます。ここでは、新築住宅の設備計画を立てる際の、お風呂の選び方について紹介します。
浴槽の素材について
浴槽には、素材だけでもさまざまな種類があります。ここではいくつかあるタイプ別に、その特徴について見ていきましょう。
ホーロー
・メリット
重厚感がある見た目で、ガラス質であるため光沢がある。
・デメリット
重量があるため、二階以上に置くときは、構造躯体を強化するための工事が必要になる場合も。また、傷が付くとそこから錆びてしまう。
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)
・メリット
最も一般的なタイプで、色の種類が豊富。手触りがよく、保温性、耐久性にも優れる。中性洗剤とスポンジで簡単にお手入れができる。
・デメリット
一度さびのような汚れが付着すると落ちにくく、汚れが目立ちやすい。
ステンレス
・メリット
保温性、耐久性に優れる。傷ができにくくさびに強いため、手入れが楽。
・デメリット
冷たい手触りや素っ気ない見た目は、好みが分かれる。
木製浴槽
・メリット 柔らかな肌触りや見た目を好む方が多い。保温性に優れる。 ・デメリット 素材によって値段や手入れの仕方に大きな違いがある。使用後にきちんと乾燥させる必要があるといったように、扱いはほかの素材よりも難しい場合が多い。
お風呂の内装材の選び方
お風呂の壁や床、天井は、カビが発生しやすい場所なので、一般的な居室内とは違った素材で作る必要があります。ここでは、素材ごとの特徴を紹介しましょう。
樹脂系
一般的な内装素材です。 多くのデザイン、カラーバリエーションがあるため、好みに合わせて選択することができます。さびのような汚れが付くと取れにくいという難点がある一方、手入れはしやすく、値段もお手ごろです。
タイル
昔ながらの素材です。
好みに合わせて形や色などを変えて、幅広いデザインを実現することができる一方で、目地部分の掃除が大変です。
木製
独特の風合いが美しい素材です。
比較的高価で、素材によって耐久性に大きな違いがあります。
そのほかのお風呂にあると便利な設備
付帯機能を付けることで、お湯を溜めるための単なる器にとどまらない、便利な使い方ができるようになります。
追い炊き機能
これから新たに家を建てるという場合に、多くの方が追い炊き機能付きのお風呂を選択しています。 家族の入浴時間が離れている場合や、お湯を溜めてから入浴までに時間が空いてしまったとき、追い炊き機能があると非常に便利です。ぬるいお湯に浸かって風邪を引いてしまうことがないよう、付けておいて損はない機能でしょう。
浴室乾燥機
浴室乾燥機について、洗濯物の乾燥は外に干すから必要ないと考える方も多くいます。
しかし、浴室乾燥機の機能は、洗濯物を乾かすだけではありません。メーカーによって違いはあるものの、浴室乾燥機には、浴室の暖房や換気、冷風などの機能が付いています。
そのため、冬の入浴では、寒い脱衣所や浴室から急に熱いお湯に浸かることの危険性がしばしば取りざたされますが、浴室暖房があればその寒暖差を和らげることができます。
また、浴室乾燥機には、ガス式と電気式があるほか、ミストサウナ(ミスト状の温水が浴室に広がり、全身を包み込むことができる)やカビの抑制といった機能付きのものなど、さまざまな種類があります。洗濯物の乾燥についてだけ考えるのではなく、総合的に判断するようにしましょう。
お風呂は、住む人全員が毎日の疲れを癒すために使う設備です。そのため、ライフスタイルや家庭環境に合わせて、使いやすくてリラックスできるものを考えていく必要があります。浴槽の種類を知ることで、家庭にぴったりのお風呂を選びましょう。
- 快適生活プラン
- MK C-047
新築住宅の設備計画!
洗面台の選び方
新築住宅を建設する際には、設備選びには充分に気を配る必要があります。中でも、毎日利用する洗面台は、一体どのようなことに気を付けて選べば良いのでしょうか。ここでは、新築住宅の設備計画を行う際に、洗面台を選ぶ上で大切なポイントを紹介します。
洗面台の大きさで選ぶ
洗面台を設置する場所は、多くの場合脱衣所や家の中の少ないスペースに設置するため、サイズ感がほんの少し違うだけで大きく印象が変わります。洗面台の大きさを選ぶ際には、下記の点を参考にしましょう。
幅をどうするか
洗面台の幅は、設置場所にどの程度の広さがあるのかに大きく関わってきます。洗面台が邪魔にならずに、所定のスペースにきちんと収まりきるサイズのものを選ぶようにしましょう。
ちなみに、よく使われるサイズとしては、60cm、75cm、90 cmがあります。
それぞれのサイズは、洗面台の種類が豊富であるものの、もし1度60cmの洗面台に合わせて家具を設置すると、後から大きいサイズに変更するのは難しくなってしまうので、サイズは慎重に選択しましょう。
奥行きをどうするか
奥行きを広く取った広々とした洗面ボウル(洗面器)の人気があるものの、省スペースを売りにしたコンパクトタイプも増えてきています。
生活の動線を十分に取ることを重視するか、洗面台自体の大きさを選ぶのか、好みによって選択することができます。
高さをどうするか
これは、住む方の身長に合わせて選ぶことになります。75cm~80cmの高さが基本であるものの、85cmといったちょっと身長の高い方向けの商品もあります。高さが合わないと腰が痛くなったり、水がたれたりしてしまうため、実際にショールームで体感した上で決めると良いでしょう。
化粧台のタイプで選ぶ
洗面台に付属してくる化粧台には、いくつかのタイプがあります。それぞれのメリットとデメリットを確認して、自分や家庭に合ったものを選択しましょう。
扉タイプ
・メリット
最も一般的なタイプで、昔から馴染みのある形状。収納力が高い。
・デメリット
内部が区切られていないため、中に棚を設置しないと収納がしづらく、物を置くとごちゃついてしまうことがある。
引き出しタイプ(引き出しと扉が半々のもの)
・メリット
小物類と大きなものをそれぞれ分けて収納することが可能で、物がごちゃつかない。
・デメリット
サイズの大きいタライやバケツなどをしまおうとすると、入らないことがある。
フルスライドタイプ
・メリット
物を引き出して見られるため、奥まで何が入っているのかを一目で確認できる。
・デメリット
背の高いものを収納すると、引っかかってしまうことがある。また、中身が入っている状態で引き出すので、扉タイプに比べて開閉する際に引き出しが重い。
洗面ボウルの種類で選ぶ
洗面ボウルの素材も、種類によってさまざまな特徴を持っています。下記でいくつかのタイプを見ていきましょう。
陶器
・メリット
汚れにくく、長い間美しさを保って使用することができる。
・デメリット
ビンのように、硬くて重さのあるものを落としたりぶつけたりすると、割れやヒビなどの問題が起こることがある。
人工大理石
・メリット
現在人気が出てきているタイプで、種類が豊富。割れにくい。
・デメリット
傷が付きやすく、全体的に傷だらけになってしまうことも。
人工大理石
・メリット
現在人気が出てきているタイプで、種類が豊富。割れにくい。
・デメリット
傷が付きやすく、全体的に傷だらけになってしまうことも。
ホーロー
・メリット
傷や汚れが付きにくく、お手入れも簡単。
・デメリット
重いものを落とすと表面が欠けてしまったり、熱いお湯を注ぐと時期によっては割れたりすることも。
水栓タイプで選ぶ
最後に、水栓のタイプです。ここでは3種類の水栓タイプを紹介します。
2ハンドル水栓
・メリット
お湯と水のハンドルが別にあり、両方のハンドルを調整して適温を作るタイプの水栓です。
お湯だけや水だけを出すのが容易で、その反面ぬるま湯を出したい場合、2つのハンドルを操作しなくてはいけないため面倒でしょう。
シングルレバー混合栓
多くの家庭で見かける、レバーの左右で温度調節し、上下で水圧調節するタイプです。 2ハンドル水栓とは違い、適温を簡単に出すことができるものの、細かい調整はしづらいというデメリットはあります。
ハンドシャワー水栓
これは、シングルレバー混合栓のヘッド部分が、シャワーに切り替えられるタイプのもの。シャワーのホースを伸ばすこともでき、洗面台の掃除や洗髪する際に便利です。
今回は、新築住宅の設備計画をする際の、洗面台の選び方について紹介しました。洗面台にはさまざまな機能や特徴があるため、どの機能が必要なのかを考えた上で、家庭のスタイルにあったタイプを選びましょう。
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キッチン・水回りの
設備の選び方
生活する上で、特に多くの道具、機能などが詰め込まれている、キッチンや水回り。注文住宅を建てるときには、決めるべきこともたくさんあります。 洗面台、お風呂、トイレ、キッチン、それぞれの箇所でどのような選び方をしなくてはいけないのか、確認していきましょう。
洗面台の選び方
⇒幅、奥行き、高さ、化粧台のタイプ、扉のタイプ、洗面ボウルの種類、水栓タイプといったポイントごとに、自分たちの生活スタイルにあった洗面台を選びます。素材が陶器だと汚れにくく美しさを保てる、ホーローならお手入れが簡単など、各種類の特徴をよく知っておく必要があります。2ハンドル水栓、シングルレバー混合栓、ハンドシャワー水栓など、水栓のタイプも選びます。
詳しくは「新築住宅の設備計画!洗面台の選び方」のページで解説します。
お風呂の選び方
⇒一日の疲れを癒してくれるお風呂。浴槽の種類としてはホーロー、FRP、ステンレス、木製などがありますが、FRPなら保温性、耐久性に優れているが、汚れが目立ちやすいなど、それぞれにメリット、デメリットがあります。
お風呂場はカビの発生にも気を使わないといけず、内装材を、樹脂系にするか、タイルにするか、木製にするかといった選択も、特徴をよく知った上で決めなくてはいけません。浴室乾燥機の設置なども最近は当たり前になってきています。
詳しくは「新築住宅の設備計画!お風呂の選び方」のページで解説します。
トイレの選び方
最近では、タンクレストイレという選択肢もあります。タンクレスは空間がすっきりしデザイン性に優れているといったメリット、一方で、電気を使って水を流しているので、停電時に水が流せないといった心配点があります。掃除の頻度が高いものでもあるので、掃除のしやすさも選ぶ上でのポイントとしましょう。
温水洗浄暖房便座付きトイレは、冬冷たい思いをしなくていいといったメリットもありますが、電気代やメンテナンスといったことも考えておかないといけません。
詳しくは「新築住宅の設備計画!トイレの選び方」のページで解説します。
キッチンの配置について
I型、対面I型、L型など配置の仕方によりいろいろな種類に分かれるキッチン。アイランドキッチンなども人気です。
食器や調理器具、掃除用品、電子レンジや冷蔵庫などの電化製品など、置くべきものも多く、キッチンがどのような設計になっているかは生活の利便性を考える上で非常に重要で、家族間のコミュニケーションの取りやすさにもつながってきます。
詳しくは「主婦に優しいキッチンの使いやすい配置とは?」のページで解説します。
リフォームの対象にもなりやすい水回りですが、より長く便利に使えるよう、家を建てる際にしっかりと使いやすさを考えておきましょう。設備の種類はどんどん新しくなるものでもあり、他の人の意見が参考になりづらいときもあります。お悩みのことがあれば、三井開発までお気軽にご連絡ください。
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寝室に
ウォークインクローゼットは必要?
寝室にウォークインクローゼットを作ると、ベッドサイドに家具を置かずに済みます。これは、災害避難上とても重要なことです。
阪神淡路大震災の際、震度7以上の地域の内、6割の家屋で家具が転倒し、家財が散乱したというデータがあります(※日本建築学会「阪神淡路大震災 住宅内部被害調査報告書」より)。これによると、地震の揺れにより、ベッドの近くにあった家具が倒れて、寝ている人が下敷きになったり、避難経路を塞いだりしたケースも多く見られました。
しかし、寝室にウォークインクローゼットがあれば、大きな家具は置かなくても良くなるので、そんな悲劇が起きる可能性を減らすことができるでしょう。
寝室にウォークインクローゼットは必要?
⇒幅、奥行き、高さ、化粧台のタイプ、扉のタイプ、洗面ボウルの種類、水栓タイプといったポイントごとに、自分たちの生活スタイルにあった洗面台を選びます。素材が陶器だと汚れにくく美しさを保てる、ホーローならお手入れが簡単など、各種類の特徴をよく知っておく必要があります。2ハンドル水栓、シングルレバー混合栓、ハンドシャワー水栓など、水栓のタイプも選びます。
詳しくは「新築住宅の設備計画!洗面台の選び方」のページで解説します。
まだある!ウォークインクローゼットのメリット
最近は、衣類や小物を収納するだけではなく、ウォークインクローゼット自体を、便利でおしゃれな空間として、楽しむ方が増えています。以下で、ウォークインクローゼットの種類をいくつか挙げ、その特徴をご紹介します。
フル収納タイプ
作った後で収納家具を買う必要のないように、ハンガーバーやユニットキャビネットを取り付け、クローゼット全体が衣類と小物の収納空間になるよう仕上げてあります。床から天井までの全面収納で、ステップやハシゴが付いているタイプもあります。
ミニルームタイプ
ちょっと座れるベンチが置いてあったり、作業テーブルやミニスタディーコーナーを設けられていたりと、クローゼットの中が小さな部屋のようになっているタイプです。つくろいものや試着もできる空間です。
ショールームタイプ
ショップのようにアイテムゾーンを作り、衣類や小物をディスプレイした「見せる収納」としてのウォークインクローゼットです。衣類や小物だけでなく、雑貨などをレイアウトして置くこともできます。
スイートルームタイプ
ウォークインクローゼットを寝室の続き部屋にした、スイートルームのようなタイプです。独立した部屋のように内装を施しており、窓やソファがあるタイプもあります。お気に入りの服に囲まれながら、くつろいだ時間を過ごすことが出来ます。
ウォークインクローゼットには、さまざまな種類があります。
自分の生活スタイルや感性にぴったりのウォークインクローゼットを選ぶことで、毎日をもっと快適に過ごすことや、洋服や雑貨をより一層楽しむことができるでしょう。
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子育て時に考えるべき
リビング収納のある間取り
「子供がいると、すぐに家が散らかる」とはよく言われることですが、子供がいるのにスッキリと片づいているお宅もあります。そのような家では、どんな工夫をしているのでしょう?秘密は、リビング収納にあるようです。今回は、子育て時に考えたいリビング収納について、ご説明します。
子供用の収納スペースをリビングに用意!お片づけ意識を育てます
整理整頓の基本は、すべての物に「置き場」を作ることです。そして、子供の衣類やおもちゃは、基本的には子供部屋に置いておくことになります。
しかし、小さな子供がいるご家庭の場合、親の目が届く範囲で遊ばせる必要があるため、子供の衣類やおもちゃが、子供部屋だけでなく、リビングにも集まってしまうということは少なくありません。そのため、リビングにも子供用の収納スペースを作ることが必要になるでしょう。
このとき、子どもがおもちゃを投げ入れられるような、高さが低くて大きな収納ボックスがあれば、使ったものを元の場所に戻すよう、教育することにも役立てることができます。また、来客時に見栄えが悪くなることもあるので、ボックスを丸ごと収納できるようなスペースも用意すると良いでしょう。
スタディーコーナーのそばの収納について
最近は子供部屋ではなく、リビングやキッチンの一角にスタディーコーナー(勉強するためのデスクスペース)を作り、親の目が届く場所で、学習できる環境を整えているご家庭が増えています。
このようなスタディーコーナーがあると、親子がお互いに別のことをしながらも、気軽にコミュニケーションを取れるのが魅力です。また、このスペースは子供専用の場所ではなく、親御さんが書きものをするときにも使えます。
また、スタディーコーナーはある程度独立した空間にする方が、学習の集中力も高まりやすくなるでしょう。
さらに、傍に本や教材を置く小さい書棚や収納スペースを作ったり、ライトや電源を用意したりすると、勉強や調べものをするのに便利です。
階段下は、アレンジ自在の収納スペース
階段下は、収納力抜群の空間です。階段の幅や奥行きの分だけスペースがあるので、アルコーブ(くぼみ)にして収納スペースを作ることができます。
また、リビング階段にしている住宅であれば、奥行きが少ない本棚をリビング側に、階段の蹴上(けあげ)に引き出しを作ることも可能でしょう。
DVDやクッションカバーのストックなど、リビングに欲しいけど、普段から必要というわけではない収納品を、このスペースにまとめてみてはいかがでしょうか。
壁面収納&カウンター収納で、リビングがすっきり!
リビングに収納を多く設けると、家具が減ってすっきりとした空間にできます。高さが低いローカウンターがあればテレビ台を買わなくても済みますし、壁面収納があればキャビネットが不要になるでしょう。
カウンター収納と壁面収納は、どちらもリビングの空間を狭めることもなく、物を置くことに使えるため、かなりの収納力を発揮すると言われています。
階段下は、アレンジ自在の収納スペース
階段下は、収納力抜群の空間です。階段の幅や奥行きの分だけスペースがあるので、アルコーブ(くぼみ)にして収納スペースを作ることができます。
また、リビング階段にしている住宅であれば、奥行きが少ない本棚をリビング側に、階段の蹴上(けあげ)に引き出しを作ることも可能でしょう。
DVDやクッションカバーのストックなど、リビングに欲しいけど、普段から必要というわけではない収納品を、このスペースにまとめてみてはいかがでしょうか。
「投げ入れ収納」があれば、急な来客でも安心!
子育て時には、リビングに余分な空き収納スペースがあると便利です。子どもの衣類やおもちゃが散らかっているときに急な来客があった場合、ごちゃごちゃとした荷物を、とりあえずこの収納スペースへ避難させてしまいましょう。そして、お客様が帰った後に、子どもと一緒にゆっくり片づけます。これで、散らかったリビングで、子どもを叱りながらお客様を迎えるなんてことは無くなります。
子育て時は物が多くなりがちですが、リビングに収納スペースを多く作ることで、すっきりと過ごしやすくなるでしょう。
「ここには何をしまう」と決めておけば、片づけが早く簡単にできます。
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収納上手に欠かせない
住宅設計のポイント
注文住宅で家を建てるとき、リビングの広さや間取りにこだわる方は多いでしょう。しかし、住まいの使い勝手を左右する大きなポイントである「収納」のことを、お忘れではないですか?実は、いつも綺麗に片づいている家は、必ずと言っていいほど収納を十分考えて建てられています。せっかく注文住宅にするのであれば、片づけやすく、暮らしやすい家にしたいですよね。ここでは、住宅設計における収納についてご説明します。
収納を考えるときのひとつの目安「収納率」
収納について考えるときに、ひとつの目安になるのが「収納率」です。収納率とは、家の総床面積に対して、収納部分が占める割合のことを言います。一般的に、マンションで約8%、一戸建てでは約12%以上の収納率があるのが理想的とされています。つまり、総床面積130㎡の家なら、15.6㎡(4.72坪)以上の収納スペースがあれば快適に過ごせるということになります。
しかし、このとき注意したいのが、収納率を計算する際の収納の定義は「床から天井までの空間全部が収納スペースとなっていること」、つまり納戸やウォークインクローゼットを指すということです。腰までの高さの下足箱や階段下、台所の吊戸棚などは、収納率を求める際は計算に入れません。
また、収納スペースは、理想的な収納率になるような大きさや広さがあれば良いというわけではありません。例えば、広い納戸を一生使わないような物で一杯にして、居住スペースは使う物であふれているという住まいは、日々の暮らしを大切に考えた住まいとは言えないですよね。収納スペースを考える際は、収納スペースの大きさだけを意識するのではなく、暮らしやすさに役立てるような作りにすることが大切です。
生活動線を意識した収納
収納スペースの作り方の基本は、「生活動線上で、必要な場所に作る」ということです。自分達が毎日家の中でどのような動きをするのか考え、行ったり来たりしなくても済むように、収納スペースを設けるようにしましょう。
例えば、以下のようにシミュレーションをしてみます。
「帰宅」→「靴やコートを脱ぐ」→「服や靴下を脱ぐ」→「うがい手洗い」
この場合、靴やコートを脱ぐ玄関に収納スペースが必要だと考えられます。服や靴下を脱ぐ部屋には、洗濯物を入れておくボックスを用意するのもおすすめです。うがい手洗いをするスペースにも、タオルの収納場所があると良いでしょう。
「帰宅」→「買ってきた食料品を運ぶ」→「冷蔵庫」→「保管庫へ入れる」
買い物から帰ってきたときのことも想定しましょう。冷蔵庫や保管庫も、収納スペースのひとつ。重い荷物を、なるべく長時間持たなくても良い配置にしたいですね。あると便利な収納スペースとは?
収納率を計算する際の収納スペースの定義に含まれなくても、あると便利な収納スペースがあります。以下で、あると便利な収納スペースをご紹介します。
玄関脇のクローゼット
靴だけでなくコートを収納できるスペースがあると、外の汚れを家の奥まで持ち込まずに済みます。玄関と同じ床続きにすれば、濡れた靴やコートの一時収納も可能です。
電話機の横にスタディースペース
子供のクラスの連絡表、出前のチラシなど、電話機の脇には紙類がたまりがちです。そのため、電話機の横に書類の入るキャビネットがあれば、すっきり片づくでしょう。
リビングには「低い」収納
高さ90㎝以下の低い収納は、視線をさえぎらないため、空間を狭く感じさせません。視界に広がりの欲しいリビングには、低い場所にあるカウンター型やベンチ型の収納を活用しましょう。
部屋別にみる収納ポイント
キッチン、リビング、寝室など、各部屋で気をつけるポイントが違います。以下で、それぞれの部屋の収納ポイントをご紹介します。
キッチン
調理中の移動距離を減らすためにも、ある程度収納をコンパクトにしたいキッチン。手の届く範囲内には、使用頻度の高い調理器具や食器を収納し、使用頻度の低い食器や食糧ストックは、すぐに取り出せる範囲ではないスペースに収納します。
寝室
就寝中の災害避難も考え、できるだけ家具を置きたくない寝室。壁面収納にする、寝室に隣接してウォークインクローゼットを設ける、ベッドの下に収納スペースを設けるなどの工夫で、できるだけ家具を置かない空間を確保しましょう。
リビング
家族以外の人も立ち入るエリアなので、「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける必要があります。ベンチやカウンター下収納や、壁面収納棚を活用しましょう。とっさの来客時に、周囲の散らかった物を入れる「投げ込みスペース」があると便利です。小さいお子さんのいる家では、遊具の収納スペースも必要でしょう。
何を見せる?何を隠す?すっきり素敵な収納のコツ
来客時に、見られても良いものがあると思います。なので、収納をする際も、収納物を全て見られないように隠す必要はありません。
以下で、お客様が来た際に、見せても良いものと隠しておきたいものの例をご紹介します。人それぞれですが、参考にしてみてください。
見せても良いもの
あえて見せても良い収納品としては、以下のものがあるでしょう。
・客用食器
・写真集
・帽子、アクセサリー類
隠しておきたいもの
お客様に見えない隠す収納品は、以下のものが挙げられます。
・普段使い用の食器
・食品、調味料
・消耗品
・ストックの寝具
家族構成や趣味、生活スタイルによっても、収納スペースは異なってきます。自分や家族、お客様の生活動線をしっかり考えて、最適の住宅設計を計画しましょう。
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新築物件での
収納の考え方のポイントについて
家に長い間住んでいると、どうしても荷物が増え、収納スペースをフル活用する日がやってきます。ある程度あれば充分と、新築時の設計を雑に行ってしまうと、後から不便さが露呈してしまうことに。これからの生活を具体的にイメージしてみて、ポイントを押さえた設計を行っておく必要があります。 例えば収納を考えた家づくりのポイントとしては、以下のようなものがあります。参考にしてみてください。
収納のための住宅設計のポイントは?
家の総床面積に対して、収納部分が占める割合を指す「収納率」という数字をご存じでしょうか。収納率で一般的に理想とされているのは、マンションで約8%、一戸建てでは約12%以上。広さについては、この収納率が参考になるでしょう。しかし、注目すべきは広さだけではありません。場所にも注目してみましょう。
例えば、帰宅して靴やコートを脱いで、手洗いをするまでの流れといった、具体的な行動パターンを考えたとき、どういった場所に収納があると便利かということがイメージしやすくなるはずです。
外の汚れを持ち込まないための玄関脇のクローゼット、書類の収納にも使えるスタディーコーナーなど、特別なスペースを設けてみるのもいいでしょう。
詳しくは「収納上手に欠かせない住宅設計のポイント」のページで解説します。
子育て時のリビングの収納について
子供がいると、衣類やおもちゃでリビングは散らかりがちです。どうせ収納が必要になるのなら、子供にも自発的に整理整頓してもらえるような工夫をしてみましょう。子供が片付けしやすいよう、低くて大きな収納ボックスを作る、小さな書棚や収納スペースのあるスタディーコーナーを作るといったことができるはずです。
リビングは広くとりたいから収納のための家具はあまり置きたくない……という場合も、階段下を収納スペースにする、カウンター収納や壁面収納にするといった手も考えられます。
詳しくは「子育て時に考えるべきリビング収納のある間取り」のページで解説します。
寝室のウォークインクローゼットについて
ウォークインクローゼットは、ただ単に便利で広い衣類の収納場所ができるということ以外にも、ベッドサイドに家具を置かないので地震のときに安心、ベッドからのホコリを防げるといったメリットもあります。洋服のためだけにそんなスペースをとるのは贅沢と思っている方も、こういったメリットがあることも意識してみてください。
フル収納タイプ、ミニルームタイプ、ショールームタイプ、スイートルームタイプといったいくつかの種類にも分かれているので、ご自身に合ったものを選びましょう。
詳しくは「寝室にウォークインクローゼットは必要?」のページで解説します。
せっかく注文住宅で新築するのでしたら、ぜひ収納スペースにもこだわってみてください。収納スペースがきちんととられていれば、普段の生活スペースも余裕をもって使え、快適に過ごすことができるはずです。