新築一戸建ての防災のポイント
2020年7月16日
■新築一戸建ての防災のポイント
地震大国である日本では、地震対策としての住まいの防災対策の在り方に多くの方が注目しています。
実は、新築一戸建てを購入する前から防災対策は可能です。
今回は、防災対策に適した住宅選びや、普段からできる防災対策についてご紹介します。
防災対策のポイントについても合わせて確認していきましょう。
□防災対策の確認事項
まずは、住宅選びの際にどのような防災対策をチェックする必要があるのかご紹介します。
まず、防災のためには耐震性能が高い住宅を選びましょう。
耐震性能が高い住宅には、耐震住宅があります。
耐震住宅とは、普通の地震では大きな損傷がなく、大震災でも倒壊しないくらいの耐震レベルの住宅です。
耐震の他にも、地震に備える性能には揺れを吸収し軽減する制震や建物に揺れを伝えない免震があります。
制震と免震は大地震にも強い特徴がありますが、設置費用が比較的高くなるでしょう。
一方で、耐震住宅はこれら2つの性能に比べると価格を抑えられ、工期も短いメリットがあります。
さらに、耐震住宅の構造上、地震以外にも強風や台風の影響を受けにくいのがポイントです。
次に、入居時に気をつけたい注意点をご紹介します。
入居時にもいくつか注意点がありますが、特に家具の向きや配置に注意しましょう。
家具が倒れた時に出入り口を防いでしまうと、逃げられなくなってしまいます。
寝室の場合は、本棚やタンスが倒れる方向と人が寝る場所とが重ならないように配置しましょう。
また、家具以外にもテレビや冷蔵庫のような大きな電化製品が転倒すると非常に危険です。
突っ張り棒を購入し、大きなものが転倒しないように対策しておくと安心でしょう。
□普段からできる防災対策を紹介
普段から防災意識を持っておくことは非常に大切です。
ここでは、普段からできる防災対策をいくつかご紹介します。
大災害が発生した場合、電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまうことがあります。
そのため、ライフラインが止まっても自力で生活できるように、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておきましょう。
飲料水であれば、1人当たり3リットルを目安にしておくと良いでしょう。
また、飲料水とは別に、身体を拭いたりトイレを流したりするための水も必要です。
そのため、お風呂に水を入れておくことで備えておくのがおすすめです。
また、万が一のことがあった場合のために、家族との安否確認の方法や集合場所も事前に話し合っておきましょう。
□まとめ
今回は、住宅選びや普段からできる防災対策についてご紹介しました。
地震以外にも豪雨などの自然災害も多い日本だからこそ、防災意識を持って過ごしていきましょう。