梅雨の湿度が住まいの性能に与える影響!湿度対策についてもご紹介!

2024年5月16日

快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、部屋の中の湿度が高いことに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、梅雨の湿度が住まいの性能に与える影響と湿度対策についてご紹介します。

目次

□梅雨の湿度が住まいの性能に与える影響

1.建材の劣化

梅雨の時期になり湿気がこもると、建材の劣化を引き起こすことがあります。
特に無垢材のフローリングは、湿気を吸収しやすいため、床材が伸縮し、結果として「きしみ」や「反り」が生じることがあります。
これを放置すると腐食が進行し、生活に支障をきたす可能性があります。

また、洗面所やトイレなど、水まわりの床材として使用されることの多いクッションフロアも、湿気の影響を受けやすくなります。
湿気によって接着剤が剥がれると、下地の木材が腐食するおそれがあります。

2.カビ・ダニの発生

梅雨の時期には、床下にも湿気がこもりやすくなります。
これにより、カビやダニが発生しやすい環境となります。
床下の構造によっては、梅雨による湿気の影響を受けて、土台などの木材が腐食するおそれがあります。

また、梅雨の時期には窓まわりの結露も生じやすくなります。
そのため、窓枠やフローリング、カーテンなどにカビやダニが発生することもあります。
これらの生物は見た目だけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

3.シロアリ被害

湿気が溜まることで、シロアリの被害も発生する可能性があります。
シロアリは多湿な場所に発生しやすいため、床下や浴室、洗面所などに注意が必要です。
シロアリ被害が柱にまで進行すると、大規模な補修工事が必要になる場合もあります。
そのため、早めの対策が重要です。

□湿度対策について

1.雨の日も換気を心がける

室内の湿気を除去するためには、定期的な換気が必要です。
換気を行う際には、窓やドアを2箇所以上開けて空気の流れを確保することがポイントです。
また、普段空気が滞りがちな押入れやシンク下などの場所も忘れずに換気を行いましょう。

住宅の構造によっては、空気の循環が十分に行われにくい場合もあります。
コンクリート造の住宅では特に、気密性が高く換気が難しいため、こうした家屋ではより頻繁な換気が必要です。

雨の日であっても、室内の湿気が外よりも高くなることがあります。
そのため、雨の日でも換気を怠らず行うことが重要です。

2.扇風機やサーキュレーターを活用する

一部の場所では扉が1箇所しかない場合でも、扇風機やサーキュレーターを使用することで効果的な換気が可能です。
これらの機器を使用して室内の空気を循環させることで、効果的な換気が期待できます。

3.エアコンの除湿機能を活用して湿気を除去する

エアコンの除湿機能を利用することで、室内の湿気を除去できます。
ただし、除湿によって室温が下がり寒く感じる場合がありますので、使用する際には室温調整にも注意が必要です。

また、エアコンの除湿機能には弱冷房除湿と再熱除湿の2種類があります。
使用する環境や好みに応じて適切なモードを選択しましょう。

4.新聞紙や重曹、竹炭などのアイテムを利用する

押入れやクローゼットなどの狭い場所での湿気対策には、新聞紙や重曹、竹炭などのアイテムを活用することが有効です。
これらのアイテムは湿気を吸収し、除湿効果を発揮します。

また、布団の湿気対策には新聞紙を活用する方法も効果的です。
布団をしまう際には、新聞紙を挟んで湿気を吸収させることでカビやダニの発生を防げます。

以上の方法を組み合わせて、効果的な湿気対策を行いましょう。
快適な梅雨の過ごし方を実現するためには、日々の注意が必要です。

□まとめ

雨や曇りの日が続き、住まいに日光が入りにくくなると、室内に湿気が溜まり、さまざまな悪影響が生じる可能性があります。
湿気対策を徹底し、部屋の湿度を適切に保ちましょう。
三井開発には、住宅ローンアドバイザー、ファイナンシャルプランナー、宅建士も常駐しております。
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