なぜ夏に部屋が暑い?原因と対処法をご紹介!

2024年5月20日

快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、夏に部屋が暑くなってしまうことに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、夏に部屋が暑い原因と夏に部屋が暑いときの対処法についてご紹介します。

目次

□なぜ?夏に部屋が暑い原因とは?

1.窓の材質

多くの日本の家屋では、アルミサッシと単層ガラスが使われています。
アルミは熱を素早く伝導し、直射日光などによって簡単に温度上昇を引き起こし、部屋内に熱を放出します。
また、ガラス自体も熱を通しやすいため、窓の材質が室内の温度上昇を招く場合があります。

2.建物の構造

室内にこもった熱を外に排出しなければ、部屋が蒸し暑い状態が続きます。
しかし、日本の建物は熱が外に逃げにくい構造になっていることがあります。

3.部屋内の構造

部屋の構造によって、熱が進入しやすく逃げにくい状態になることがあります。
日本の住宅では日当たりを考慮し、窓が南向きに配置されていることが一般的です。
このため、日光が容易に入り込み、室温が上昇しやすくなっています。

また、効果的な空気の循環を確保することも重要です。
しかし、一箇所だけの窓では効果が限定的であり、部屋の構造によっては十分な空気の流れが確保できないことがあります。

4.鉄筋コンクリート

鉄筋コンクリートの建物は木造建築と比べて気密性が高い特徴があります。
これにより、室温を一定に保つことができますが、暑い季節には逆に熱がこもりやすく、冷房の効果が低下することがあります。
また、コンクリートは熱を蓄える性質があります。
直射日光を吸収し、夜間に放出するため、夜は屋外よりも室内の方が暑く感じることがあります。

5.部屋内の温度差

暑い空気は冷たい空気よりも軽いため、上昇していく傾向があります。
この性質により、建物内で1階と2階で温度差が生じることがあります。
特に最上階は屋根からの熱が部屋内に侵入しやすく、さらに暑さを感じやすい状態になります。

この温度差は部屋全体だけでなく、一つの部屋内でも起こります。
エアコンを使用しても、足元は冷えても天井付近の温度が下がらない場合があり、高い位置にある部屋では室温が高く感じられることがあります。

□夏に部屋が暑いときの対処法

夏の暑さを和らげるためのお部屋の対策についてご紹介します。

1.カーテンを閉める

部屋の中に熱がこもるのを防ぐために、日中はカーテンを閉めて外部からの日差しや熱を遮断します。
特に厚手のドレープカーテンは効果的です。
また、シャッターやサンシェード、すだれなどを使って外からの日差しを遮ることもおすすめです。

2.換気する

部屋にこもった熱や湿気を逃がすために、帰宅したら窓を開けて十分な換気を行います。
直射日光の当たりにくい早朝や夕方などの時間帯に換気すると効果的です。
対角線上に窓やドアを開けて風の通り道を作ることで、効率的に換気できます。

3.扇風機やサーキュレーターを使う

換気の際に扇風機やサーキュレーターを活用すると、部屋の空気を素早く循環できます。
特にサーキュレーターは冷暖房の効率を高めるのに役立ちます。
冷たい空気は下に溜まりやすいので、上向きにサーキュレーターを配置すると効果的です。

4.窓の断熱性を高める
家全体の断熱性を向上させることで、外部からの熱の侵入を抑えます。
窓周りの遮熱カーテンなどのアイテムを利用することで、比較的低コストで効果的な断熱対策が可能です。

□まとめ

夏に部屋が暑いときの対処法を組み合わせることで、部屋の暑さを和らげられます。
三井開発では、断熱性が高く「夏涼しい家」の快適性を追求した新築一戸建てを販売しております。

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