住宅購入の資金計画を立てる!失敗しないための10個のポイント
2024年8月12日
住宅購入は人生における大きな決断の一つであり、特に資金計画は慎重に行う必要があります。
住宅購入における資金計画の失敗例や方法について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、住宅購入資金計画でよくある失敗例を10個紹介し、資金計画を立てるための3つのステップも解説します。
□住宅購入の資金計画の失敗例10選
住宅購入の資金計画では、さまざまな落とし穴が存在します。
事前に失敗例を知っておくことで、計画を立てるときの注意点を知り、後悔のない選択ができます。
以下に、住宅購入の資金計画でよくある10つの失敗例と対策を紹介します。
1:返済期間を長く組んでしまった
返済期間を長く組むと、月々の返済額は抑えられます。
しかし、定年後も返済が続き、老後の生活資金が圧迫される可能性があります。
定年までに完済できるよう、返済期間と返済額のバランスを考え、ライフプランと照らし合わせて予算を設定することが大切です。
対策としては、返済期間を短縮したり、繰り上げ返済を検討したりすることが有効です。
2:頭金ゼロ・少額で借りてしまった
頭金がゼロや少額の場合、借入額が大きくなり、支払う利息も増加します。
結果として、生活資金に余裕がなくなり、将来のライフスタイルの変化に対応するのが難しくなる可能性があります。
対策としては、無理のない範囲で頭金を用意し、借入額を抑えるようにしましょう。
3:金利の選択を間違えた
住宅ローンには、固定金利と変動金利の2つのタイプがあります。
固定金利は、金利が一定なので返済額が安定しますが、変動金利よりも金利が高くなる傾向があります。
変動金利は、金利が市場の動向によって変動するため、返済額が変動するリスクがあります。
しかし、金利が低い時期には固定金利よりも有利な場合もあります。
対策としては、金利の動向や将来のライフプランを考慮し、自分に合った金利タイプを選択することが重要です。
4:年収だけでシミュレーションしていた
年収だけで借入額を判断すると、生活費や将来の支出を考慮できていない可能性があります。
住宅ローンの返済は長期にわたるため、収入状況の変化や支出の増加も考慮し、無理のない返済計画を立てる必要があります。
対策としては、収入だけでなく、支出や将来のライフプランなども考慮してシミュレーションを行い、返済負担率を把握しましょう。
5:ランニングコストを考慮していなかった
住宅購入後は、住宅ローンの返済以外にも、固定資産税や修繕費など、様々なランニングコストがかかります。
ランニングコストを見積もらずに資金計画を立てると、家計が圧迫される可能性があります。
対策としては、事前にランニングコストを調査し、生活費にどのくらいの負担がかかるのかを把握しておくことが重要です。
6:ボーナス返済に期待しすぎた
ボーナス返済は、月々の返済額を抑える効果がありますが、ボーナスの額や支給は会社の業績に左右されます。
ボーナスに頼りすぎた返済計画は、資金計画が大きく狂うリスクがあります。
対策としては、ボーナス返済に頼らず、安定した収入で返済できる計画を立てましょう。
7:良かれと思って繰り上げ返済しすぎた
繰り上げ返済は、返済期間を短縮し総返済額を減らす効果がありますが、生活費や将来の資金計画を考慮せずに、過剰に繰り上げ返済してしまうと、生活が苦しくなる可能性があります。
対策としては、将来のライフイベントや資金計画を考慮し、無理のない範囲で繰り上げ返済を行いましょう。
8:住宅ローン控除の手続きをしなかった
住宅ローン控除は、住宅購入時に住宅ローンを利用した場合、最長13年間にわたり一定金額が税金から控除される制度です。
手続きをしないと、税金の控除を受けられず、損をしてしまいます。
対策としては、住宅ローンを組んだ翌年には、確定申告を行い、住宅ローン控除の手続きを行いましょう。
9:転職や共働きの解消で収入が減少した
住宅ローン契約時は共働きを想定していたものの、出産や転職などによって収入が減少し、返済が苦しくなるケースがあります。
対策としては、収入が減少した場合でも返済できるよう、余裕を持った資金計画を立てたり、収入減に備えた保険に加入したりすることが重要です。
10:思わぬ事故や病気があった
病気やケガによって、収入が途絶えたり、生活費が大幅に増加したりする場合があります。
対策としては、団信に加入し、万が一の際に家族が経済的な負担を負わないように備えることが重要です。
さらに、医療保険に加入することで、病気やケガによる医療費の負担を軽減することも有効です。
□将来も安心な資金計画の作り方
将来も安心して住宅ローンを返済していくためには、以下の2つのステップで資金計画を立てましょう。
1:自己資金(頭金)を決める
まず、自己資金の額を決めましょう。
自己資金は、手元のお金をすべて使うのではなく、生活費や教育費など、将来必ず必要になる資金は残しておくことが重要です。
2:返済できる金額から住宅ローンの借入額を決める
次に、住宅ローンの借入額を決めます。
ポイントは「借りられる額」ではなく「返済できる額」から決めることです。
現在の家賃を参考に、住宅ローン返済に加えて、固定資産税、管理費、修繕費などの費用も考慮し、無理なく返済できる金額を算出しましょう。
3:「自己資金+住宅ローン」が住宅購入の「総予算」
自己資金と住宅ローン借入額を合計した金額が、住宅購入の総予算になります。
この総予算から、諸費用やリフォーム費用などを引いた金額が、物件価格の目安となります。
□まとめ
住宅購入資金計画では、返済期間や頭金、金利、ランニングコストなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。
これらの要素を事前にしっかりと把握し、計画的に資金準備を進めることで、安心してマイホームを実現できます。
この記事で紹介した失敗例を参考に、自身の資金計画を見直してみましょう。
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