冬の危険!ヒートショックから身を守るための対策についてわかりやすく解説します
2025年1月20日
冬の寒さが厳しくなるにつれ、気になるのがヒートショックです。
急激な温度変化によって引き起こされるヒートショックは、高齢者や若年層にも深刻な健康リスクとなります。
ご自宅で安心して暮らすためにも、そのメカニズムや予防策について理解を深めることは非常に重要です。
今回は、ヒートショックに関する情報を分かりやすくご紹介します。
目次
ヒートショックについて解説
ヒートショックとは何か
ヒートショックとは、暖かい場所から急に寒い場所へ移動した際に、血管が急激に収縮・拡張することで血圧が大きく変動し、めまい、失神、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす現象です。
特に冬場、暖房の効いた室内から、温度の低い浴室やトイレへ移動した際に起こりやすいとされています。
体の温度調節機能が低下している高齢者にとって、特に危険です。
ヒートショックのメカニズム
暖かい部屋から寒い場所へ移動すると、体は体温を維持しようと血管を収縮させ、血圧を上げます。
その後、温かいお風呂に入ると血管が拡張し、血圧が急激に低下します。
この血圧の急激な変動が心臓や脳に大きな負担をかけ、ヒートショックを引き起こすのです。
高齢者は血管の柔軟性が低下しているため、若い人に比べてこの血圧変動の影響を受けやすく、危険性が高まります。
ヒートショックが起こりやすい場所
ヒートショックは、特に温度差の大きい場所、例えば、暖房の効いた居室から、未暖房の浴室やトイレへの移動時に起こりやすいです。
浴室やトイレは、冬場特に気温が低くなるため注意が必要です。
脱衣所もまた、温度差が大きくなりやすい場所です。
ヒートショックになりやすい人
65歳以上の方、特に75歳以上の方は、ヒートショックのリスクが高まります。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの持病を持つ方、狭心症や心筋梗塞などの既往歴がある方も注意が必要です。
飲酒後や食直後、薬を服用直後に入浴する習慣のある方もリスクが高いといえます。
また、深夜や一番風呂に入浴する習慣も危険因子となります。
浴室やトイレに暖房設備がない、または浴室がタイル張りで窓があり寒いなど、居住環境も関係します。
ヒートショックによる危険性と症状
ヒートショックは、最悪の場合、死亡につながる可能性があります。
症状としては、めまい、ふらつき、意識消失などが挙げられます。
また、心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な疾患を引き起こすこともあります。
これらの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診することが重要です。
ヒートショック予防のための具体的な対策
入浴時の注意点
入浴前と入浴後には水分補給を行い、血液をサラサラに保ちましょう。
食後1時間以上空けてから入浴し、消化器官への負担を軽減します。
飲酒後は入浴を避けましょう。
入浴時間は長すぎず、湯温は38~40℃程度のぬるめのお湯から始め、徐々に温めるようにします。
浴槽から立ち上がる際は、ゆっくりと行い、立ちくらみを防ぎましょう。
浴室に手すりを設置するのも効果的です。
家族やヘルパーの方による入浴時の見守りも大切です。
トイレでの注意点
寝室をトイレの近くに設置し、夜間のトイレ移動による温度変化を最小限に抑えましょう。
トイレに暖房器具を設置することで、室温を快適に保ちます。
排便の際にいきみすぎないように注意し、便秘対策も重要です。
生活環境の改善
浴室や脱衣所、トイレに暖房器具を設置し、室温を上げる工夫をしましょう。
浴室の窓に断熱シートを貼るなどの対策も有効です。
居室と浴室、トイレの距離を近づけることで、温度差による影響を軽減できます。
日々の生活習慣の改善
適度な運動やバランスの良い食事を心がけ、健康状態を維持しましょう。
血圧や血糖値のコントロールも重要です。
定期的な健康診断を受けることで、早期発見・早期治療につなげましょう。
その他予防策
ヒートショックは、温度差が原因であることを家族全員で認識し、注意を促し合うことが大切です。
高齢者本人が、ゆっくりと温度変化に慣れるように行動することを心がけること、家族が声をかけ、安否確認をすることも重要です。
まとめ
ヒートショックは、急激な温度変化によって起こる血圧の変動が原因で、高齢者にとって重大な健康リスクです。
予防策としては、浴室やトイレの温度管理、入浴時の注意点の遵守、生活習慣の改善などが挙げられます。
家族や周囲の理解と協力も不可欠です。
2階の方が日照時間が長く、暖かい空気は上昇する事から、2階浴室は比較的暖かいと考えられます。
また、家全体の断熱性が高ければより効果的にヒートショック対策ができます。
当社の建売住宅は断熱等級5を取得、陽当たりの良い2階洗面&浴室が標準プラン。
浴室の温度管理の手間を軽減し、毎日の生活を少しずつラク(楽)にします。
日々の小さな工夫を積み重ね、ヒートショックから身を守りましょう。
三井開発には、住宅ローンアドバイザー、ファイナンシャルプランナー、宅建士も常駐しております。
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